アンチウイルスネットワークの構築 |
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アンチウイルスネットワーク配置のクイックスタート: 1.保護する全てのコンピューターやモバイルデバイスを含めた、アンチウイルスネットワーク構造の計画を立ててください。 Dr.Web Serverとして機能させるコンピューターを選択してください。アンチウイルスネットワークには複数のDr.Web Serverを含めることができます。そのような設定の特徴については 複数のDr.Web Server を持つネットワークの特性 をご覧ください。
Dr.Web ServerおよびDr.Web Agent をインストールするには該当するコンピューターへのワンタイムアクセス(物理的なまたはリモートコントロールおよびプログラム起動のツールを介して)が必要です。以後の手順は全てアンチウイルスネットワーク管理者の居る場所(ローカルネットワークの外でも可能)から行われ、Dr.Web Serverおよびワークステーションへのアクセスは必要ありません。 2.設計した計画に従って、該当するネットワークノードにどのOS向けのどの製品をインストールするかを決定します。対応している製品についての詳細は ディストリビューションキット セクションを参照してください。 必要な製品は全てボックスソリューションとして入手するか、またはhttps://download.drweb.com の Doctor Web公式サイトからダウンロードすることができます。
3.選択したコンピューターに Dr.Web Server ゼネラル・ディストリビューションキットをインストールします。インストールについての詳細は インストールマニュアル の Dr.Web Serverのインストール を参照してください。 Dr.Web Security Control CenterはServerと一緒にインストールされます。 デフォルトでは、Dr.Web Serverはインストール後、およびOSの再起動毎に自動的に起動します。 4.アンチウイルスネットワークにAndroid OS、Linux系OS、OS Xを搭載した端末が含まれる場合、Dr.Web Serverゼネラル・ディストリビューションパッケージキットのインストールされた全てのコンピューターに Dr.Web Serverエクストラ・ディストリビューションキットをインストールしてください。 5.必要に応じ、プロキシサーバーをインストールし、設定します。詳細については インストールマニュアル の プロキシサーバーのインストール を参照してください。 6.Serverおよび端末上のアンチウイルスソフトウェアを設定するため、Dr.Web Security Control Center経由でServerに接続してください。
Control Centerは、以下のアドレスで使用可能です: または https://<Server_Address>:9081 <Server_Address> は、Dr.Web ServerがインストールされているコンピューターのIP アドレスまたはドメイン名です。 認証ダイアログウィンドウで管理者のユーザー名とパスワードを指定してください。 デフォルトでは管理者名は admin です。 パスワード: •Windowsの場合—Serverインストール中に設定されたパスワードです。 •UNIX系OSの場合—root です。
Serverへの接続に成功すると、Control Center のメインウィンドウが開きます(詳細についてはの Dr.Web Security Control Center を参照してください)。 7.Serverの初期設定を行います(Server 設定の詳細についてはの チャプター7:Dr.Web Serverの設定 を参照してください): a.ライセンスマネージャー セクションで1つまたは複数のライセンスキーを追加し、それらを該当するグループ、特にEveryone グループに配布してください。Server インストール中にライセンスキーを設定しなかった場合、この手順は必須になります。 b.リポジトリ一般設定 セクションで、Dr.Web GUSから更新するアンチウイルスネットワークのコンポーネントを設定します。リポジトリの状態 セクションで、Server内の製品を更新してください。更新には時間がかかる場合があります。更新が完了するのを待ってから設定を進めるようにしてください。 c.管理 → Dr.Web Server ページにはServerのバージョンに関する情報が含まれています。新しいバージョンが利用可能になった場合は Dr.Web Server のアップグレードとバックアップからの復元 に記載された方法に従ってServerを更新してください。 d.必要に応じ、ネットワーク設定 の設定を行い、全てのアンチウイルスネットワークコンポーネントの連携に使用するデフォルトのネットワーク設定を変更してください。 e.必要に応じ、Server管理者のリストを設定してください。外部管理者認証を使用することも可能です。詳細については チャプター 5: アンチウイルスネットワーク管理者 を参照してください。 f.アンチウイルスソフトウェアをお使いになる前に Server の重要なデータのバックアップフォルダの設定を変更することを推奨します(管理者マニュアルの Dr.Web Serverスケジュールの設定 参照)。Server のソフトウェアファイルとバックアップコピーを同時に失うリスクを減らすため、バックアップフォルダは他のローカルディスクに置くことを推奨します。 8.ワークステーションのアンチウイルスソフトウェア設定を行います(グループおよび端末の設定に関する詳細は チャプター6 および チャプター7 を参照してください): a.必要に応じ、端末のユーザーグループを作成してください。 b.Everyone グループの設定を行い、ユーザーグループを作成します。中でも特に、インストールするコンポーネントのセクションの設定を行ってください。 9.ワークステーションに Dr.Web Agent をインストールします。 インストールファイル セクションで、Agentインストールの対応するファイルのリストをご確認ください。端末のOSやリモートインストールが可能かどうか、Agentインストール中に指定されたServer設定などに応じて適切なインストールオプションを選択してください。例: •ユーザーが個別にアンチウイルスをインストールする場合は、Control Center経由で端末ごとに作成されるパーソナルインストールパッケージを使用してください。この種類のパッケージはControl Centerからメールで直接ユーザーに送信することも可能です。端末のServerへの接続はインストール後に自動的に実行されます。 •ネットワーク経由で1台または複数の端末上に同時にリモートインストールを行うには(Windows端末のみ)、ネットワークインストーラを使用してください。インストールはブラウザ拡張機能を使用してControl Center経由で実行されます。 •Active Directoryサービスを使用して、ネットワーク経由で1台または複数の端末上に同時にリモートインストールを行うこともできます。その場合、Dr.Web Enterprise Security Suiteディストリビューションキットでサポートされている、Active Directoryを使用するネットワーク用のDr.Web Agentインストーラを使用してください。 •インストール中のServerと端末間における通信チャンネルの負荷を軽減する必要がある場合は、Agentと保護コンポーネントのインストールを一度に行うフルインストーラを使用することもできます。 •Android OS、Linux系OS、OS Xを搭載する端末へのインストールは一般的ルールに従ってローカルで行うことができます。また、既にインストールされているスタンドアローン製品を、該当する設定に従ってServer に接続することができます。 10.Agent はインストール直後に Server との接続を確立します。アンチウイルスワークステーションは設定されたポリシーに応じて Server で承認されます(詳細については の 新しい端末の承認ポリシー を参照してください): a.インストールパッケージからのインストール、および Server 上での自動承認では、ワークステーションはServer との初回接続時に自動的に登録され、追加の承認は必要ありません。 b.インストーラからのインストール、および手動でのアクセス承認については、新しいワークステーションはServer で登録されるために管理者による手動での承認を必要とします。この場合、新しいワークステーションは自動では接続されず、Server によって新規端末グループ内に置かれます。 11.Server に接続して設定を受け取った後、 プライマリ グループ設定内で指定されたアンチウイルスコンポーネントのセットが端末上にインストールされます。
12.端末とアンチウイルスソフトウェア設定はインストール後にも行うことができます(の チャプター7 参照): |