プロキシサーバーのインストール

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1つもしくは複数のプロキシサーバーをアンチウイルスネットワークに含むことができます。

プロキシサーバーをインストールするコンピューターには、相互間でデータのリダレクトが必要な全てのネットワークとセグメントからアクセス可能なコンピューターを選択してください。

プロキシサーバー をインストールするには、そのコンピューターにおける管理者権限が必要です。

 

プロキシサーバー 経由で Server とクライアント間の接続を確立する際は、トラフィック暗号化を無効にすることを推奨します。Dr.Web Serverの設定 セクションの 暗号化 パラメータに いいえ を設定してください(管理者マニュアルDr.Web Server設定 → 全般 参照)。

プロキシサーバー のWindowsへのインストール方法は下記をご覧ください。ディストリビューションファイルの種類によって設定や手順が異なります。

Windowsのコンピューターにプロキシサーバーをインストールするには

1.ディストリビューションファイルを実行します。インストールするプログラムについての情報が記載された Installation Wizard のウィンドウが表示されます。 Next をクリックします。

2.使用許諾契約のウィンドウが表示されます。よく読んで同意してください。インストールを続行するには、ウィンドウ下部にある I accept the terms of the license agreement を選択し Next をクリックします。

3.プロキシサーバーの全般的なパラメータを設定するウィンドウが表示されます。

Listen to フィールドで プロキシサーバー にリッスン(待ち受け)されるIP アドレスを指定してください。デフォルトでは、全てのインターフェースをリッスンするany (0.0.0.0) 値になっています。

アドレスは付録ドキュメントの付録 E. ネットワークアドレスの指定に記載されているネットワークアドレスフォーマットで指定してください。

Port フィールドで プロキシサーバー がリッスンするポートを指定してください。デフォルトでは 2193 ポートになっています。

Protocol ドロップダウンリストで プロキシサーバー が接続を受信するプロトコルの種類を選択してください。

Server イミテーションモードを有効にするために Enable discovery にチェックを入れてください。このモードでは Network scanner が プロキシサーバー を Dr.Web Server として検出します。Serverイミテーションモードでは以下の設定を行うことができます:

Enable multicasting にチェックを入れると、Server に対するマルチキャストリクエストに プロキシサーバー が応答します。

Multicast group 内で プロキシサーバー が含まれるマルチキャストグループのIPアドレスを指定してください。指定されたインターフェースはアクティブな Dr.Web Server 検出の間に、ネットワークインストーラ とのインタラクションのため プロキシサーバー にリッスンされます。フィールドを空のままにした場合、プロキシサーバー はいずれのマルチキャストグループにも含まれません。Server が含まれるデフォルトのマルチキャストグループは231.0.0.1です。

Compression mode ドロップダウンリストで、プロキシサーバー とクライアント(Agent と Agent インストーラ)間のトラフィックの圧縮モードを選択してください。Level フィールドで圧縮レベルを指定します。1~9の整数を使用することができます。

全般設定が完了したら Next をクリックします。

4.プロキシサーバー のキャッシングを設定するウィンドウが開きます。

プロキシサーバー によって送受信されるデータをキャッシュするには Enable caching にチェックをいれ、以下のパラメータを指定してください:

キャッシュデータの保存先をデフォルトフォルダから変更するには Browse をクリックし、ファイルシステムブラウザから新しいフォルダを選択してください。

Maximum revisions number フィールドで、保存するリビジョンの最大数を指定します。デフォルトでは最新のリビジョンが3つまで保存され、それ以前のものは削除されます。

Cleanup interval フィールドで、古いリビジョンを削除する間隔を分単位で指定します。デフォルトでは60分になっています。

Unload interval フィールドで、使用していないファイルをメモリからアンロードする間隔を指定します。デフォルトでは10分になっています。

Integrity check mode ドロップダウンリストで、キャッシュの整合性を確認するモードを選択してください:

At startup - プロキシサーバーの起動時に(時間がかかる場合があります)

Idle - プロキシサーバー動作のバックグラウンドで

キャッシュの設定が完了したらNextをクリックします。

5.接続のリダレクトを設定するウィンドウが開きます。

Redirection settings セクションで、プロキシサーバー によって確立された接続のリダレクト先となる Dr.Web Server のアドレス、またはアドレスのリストを指定します。

アドレスは付録ドキュメントの付録 E. ネットワークアドレスの指定に記載されているネットワークアドレスフォーマットで指定してください。

Compression mode ドロップダウンリストで、プロキシサーバー と指定された各 Dr.Web Server 間のトラフィックの圧縮モードを選択してください。

リダレクト設定を指定したら Next をクリックします。

6.インストールフォルダを変更するウィンドウが表示されます。デフォルトフォルダを変更したい場合は Change をクリックしインストールフォルダを指定してください。その後、Next をクリックします。

7.プロキシサーバー のインストール準備が完了したことを知らせるウィンドウが表示されます。Install をクリックしてインストールプロセスを開始してください。

8.インストールが完了したら、Finishをクリックします。

インストール後に プロキシサーバー のパラメータを変更することができます。 プロキシサーバー のインストールフォルダにあるdrwcsd-proxy.xml設定ファイルを使用して下さい:

Windows: C:\ProgramData\Doctor Web\drwcsd-proxy\

LinuxおよびSolaris:/var/opt/drwcs/etc

FreeBSD:/var/drwcs/etc

設定ファイルのパラメータは、付録 ドキュメントの 付録 G4 を参照してください。

UNIX系OS搭載コンピューターにプロキシサーバーをインストールするには

以下のコマンドを実行します:

sh ./<distribution_file>.run

FreeBSDへのインストールではrcスクリプト/usr/local/etc/rc.d/0.dwcp-proxy.shが作成されます。

次のコマンドを使用してください。

/usr/local/etc/rc.d/0.dwcp-proxy.sh stop—手動でプロキシサーバーを停止します。

/usr/local/etc/rc.d/0.dwcp-proxy.sh start—手動でプロキシサーバーを起動します。

 

Linux および Solaris へのインストールの際には Server を起動、終了させるためのinitスクリプト (/etc/init.d/dwcp-proxy)が作成されます。