インストーラ経由でのプロキシサーバーのインストール

Windows OSへのProxy Serverのインストール

1.プロキシサーバーアカウントの作成セクションの説明に従って、Control Centerからプロキシサーバーアカウントを作成します。

2.プロキシサーバーを接続するサーバーの証明書（Dr.Web Serverへのプロキシサーバーの接続を参照）と、サーバーディストリビューションキット付属のプロキシサーバーのインストーラを、インストール先の端末にコピーします。

3.プロキシサーバーのインストーラを実行します。インストールするプログラムについての情報が記載された インストールウィザード のウィンドウが表示されます。次へ をクリックします。

4.プロキシサーバーのパラメータ ウィンドウの 全般 タブで、次の全般的パラメータを指定します。

•必要に応じて、プログラムデータへのパス フィールドで、操作ログ、設定ファイル、キャッシュなどのプロキシサーバーが使用するファイルの場所へのパスを変更します。デフォルトのパスは%PROGRAMDATA%/Doctor Web/drwcsです。別のパスを選択するには、参照 をクリックします。

•待ち受け（リッスン）するアドレス フィールドで、プロキシサーバーにリッスン（待ち受け）されるIPアドレスを指定します。デフォルトでは、全てのインターフェースをリッスンするany（0.0.0.0）値になっています。

•ポート フィールドで、プロキシサーバーがリッスンするポートの番号を指定します。デフォルトでは、2193 ポートになります。

•検出を有効にする チェックボックスにチェックを入れサーバーイミテーションモードを有効にします。このモードでは、マルチキャストリクエストによる検索時に、プロキシサーバーをDr.Web Serverとして検出できます。

•マルチキャストを有効にする にチェックを入れると、サーバーに対するマルチキャストリクエストにプロキシサーバーが応答します。

▫マルチキャストグループ フィールドで、プロキシサーバーを含むマルチキャストグループのIPアドレスを指定します。指定したインターフェースは、Dr.Web Serverの検索がアクティブなときに、プロキシサーバーによってクライアントとの連携がリッスンされます。このフィールドが空白のままのときには、プロキシサーバーはどのマルチキャストグループにも含まれません。サーバーがデフォルトで含まれるマルチキャストグループは、231.0.0.1です。

•クライアントとの接続設定 セクション：

▫暗号化 ドロップダウンリストで、プロキシサーバーとクライアント（AgentとAgentインストーラ）間のトラフィックの暗号化モードを選択します。

▫圧縮 ドロップダウンリストで、プロキシサーバーと指定された各Dr.Web Server（AgentとAgentインストーラ）間のトラフィックの圧縮モードを選択します。レベル フィールドで、圧縮レベル（1〜9）を選択します。

5.キャッシュ タブで、プロキシサーバーの次のキャッシュパラメータを指定します。

プロキシサーバーによって送受信されるデータをキャッシュするには Enable caching にチェックを入れ、以下のパラメータを指定します。

•リビジョンの削除間隔（分） フィールドで、キャッシュ内に残るリビジョン数が上限を超えた場合に、古いリビジョンをキャッシュから削除する間隔を指定します。値は分単位で設定します。デフォルトでは60分になっています。

▫残るリビジョンの数 フィールドで、クリーンアップ後にキャッシュ内に残るプロダクトリビジョンの上限数を指定します。デフォルトでは、3つの最新リビジョンが保存され、古いリビジョンは削除されます。

•使われていないファイルをアンロードする間隔（分） フィールドで、使用していないファイルをメモリからアンロードする間隔を指定します。デフォルトでは10分になっています。

•整合性チェックモード ドロップダウンリストで、キャッシュに保存されているデータの整合性を確認するモードを選択します。

▫スタートアップ時に - プロキシサーバーの起動時に（時間がかかる場合があります）。

▫アイドル - プロキシサーバーの動作の休止時に。

キャッシュの設定が完了したら 次へ をクリックします。

6.接続のフォワードを設定するウィンドウが開きます。

リダイレクション設定 セクションで、プロキシサーバーによって確立された接続のフォワード先となるDr.Web Serverのアドレスを指定します。

•暗号化 ドロップダウンリストで、プロキシサーバーと指定された各Dr.Web Server間のトラフィックの暗号化モードを選択します。

•圧縮 ドロップダウンリストで、プロキシサーバーと指定された各Dr.Web Server間のトラフィックの圧縮モードを選択します。レベル ドロップダウンリストで、圧縮レベル（1〜9）を選択します。

トラフィックフォワードリストに1つまたは複数のDr.Web Serverを追加するには、 をクリックして、上の設定を指定します。

トラフィックフォワードリストからDr.Web Serverを削除するには、削除するDr.Web Serverの横の をクリックします。

フォワード設定を指定したら 次へ をクリックします。

7.リモート管理用のDr.Web Serverの接続設定を表示するウィンドウが開きます。

接続は、トラフィックフォワード用にステップ6で指定した最初のDr.Web Serverで確立されます。

•サーバー証明書 フィールドで、ステップ2で端末にコピーした証明書ファイルを指定します。ファイルを選択するには、参照 をクリックします。

•ID フィールドと パスワード フィールドに、ステップ1でサーバーに作成したアカウントの認証情報を指定します。

8.プロキシサーバーのインストール準備が完了したことを知らせるウィンドウが表示されます。

プロキシサーバーのインストールフォルダなど、インストールパラメータをさらに変更する場合は、追加パラメータ をクリックします。

プロキシサーバーのインストールを開始するには、インストール をクリックします。

9.インストールが完了したら、終了をクリックします。

10.インストール後、プロキシサーバーは、ステップ6で指定した最初のサーバーに接続して、完全な設定ファイルを取得します。サーバーの設定が指定されていない場合、設定ファイルはダウンロードされません。接続されるサーバーの設定がセットされるまでは、インストーラで指定された設定が使用されます。

UNIX系OSへのProxy Serverのインストール

1.次のコマンドを実行して、プロキシサーバーインストーラを実行します。

./<distribution_file>.tar.gz.run

2.インストールを続行するには、ライセンス契約に同意します。

3.Server証明書のパスを指定します。プロキシServerのインストール後に証明書を追加することもできます（Dr.Web Serverへのプロキシサーバーの接続を参照）。

4.必要に応じて、以前のプロキシサーバーインストールの設定ファイルを使用することができます。

•/var/tmp/drwcsd-proxyに保存されているデフォルトのバックアップを使用するには、Enter を押します。

•他のディレクトリからバックアップを使用するには、バックアップへのパスを手動で指定します。

•また、以前のバージョンのバックアップ設定を使用せずに、デフォルト設定でプロキシサーバーをインストールすることもできます。そのようにする場合は、0を押します。

5.プロキシサーバーのインストール後、必要に応じて、対応する設定ファイルを手動で編集できます（Dr.Web Serverへのプロキシサーバーの接続を参照）。

開始と停止

FreeBSD OSでのソフトウェアインストール時に、rcスクリプト/usr/local/etc/rc.d/dwcp_proxyが作成されます。次のコマンドを使用してください。

•/usr/local/etc/rc.d/dwcp_proxy stop - 手動でプロキシサーバーを停止します。

•/usr/local/etc/rc.d/dwcp_proxy start - 手動でプロキシサーバーを起動します。

Linuxのインストールの際にはProxy Serverを起動、停止させるためのinitスクリプト/etc/init.d/dwcp_proxyが作成されます。