Dr.Web Enterprise Security Suite管理者のパスワードの復元

Dr.Web Serverにアクセスするための管理者パスワードを紛失した場合、Server DBに直接アクセスすることで確認または変更を行うことができます。

a)内部DB:管理者パスワードを確認、変更するには、サーバーディストリビューションキットに含まれているdrwidbsh3ユーティリティを使用します(H7.2. 内部データベースの管理ユーティリティを参照)。

b)外部DBの場合:対応するSQLクライアントを使用します。

管理者アカウントのパラメータはadminsテーブル内にあります。

drwidbsh3ユーティリティの使用例:

1.drwidbsh3ユーティリティを実行し、DBファイルへのパスを指定します。

Linux環境での内部DBの場合:

/opt/drwcs/bin/drwidbsh3 /var/opt/drwcs/database.sqlite

Windows OS環境での内部DBの場合:

"C:\Program Files\DrWeb Server\bin\drwidbsh3" "C:\Program Files\DrWeb Server\var\database.sqlite"

古いIntDBフォーマットの内部データベースを使用する場合(バージョン6からサーバーをアップグレードする場合など)、デフォルトのデータベース名はdbinternal.dbs、データベース管理ユーティリティはdrwidbshになります。

2.adminsテーブルの全てのデータを見るには次のコマンドを実行します。

select * from admins;

3.全ての管理アカウントのログインおよびパスワードを見るには次のコマンドを実行します。

select login,password from admins;

4.adminの名前を持つアカウントが1つのみで、パスワードがrootである場合、結果は以下のようになります。

5.パスワードを変更するには、updateコマンドを使用します。次の例では、コマンドによりadminアカウントのパスワードをqwertyに変更しています。

update admins set password='qwerty' where login='admin';

6.drwidbsh3ユーティリティを終了するには次のコマンドを実行します。

.exit

drwidbsh3ユーティリティの説明は、付録H7.2. 内部データベースの管理ユーティリティに記載されています。