システム要件

Dr.Web Enterprise Security Suiteのインストールおよび動作には以下の要件が必要です。

アンチウイルスネットワークコンピューターからDr.Web ServerまたはDr.Web Proxy Serverへのアクセスが可能である必要があります。

アンチウイルスコンポーネントが相互に連携するために、コンピューターで次のポートが開放されている必要があります。

ポート番号

プロトコル

接続

目的

2193

TCP

ServerとProxy Serverの受信、送信

Agentの送信

Serverをアンチウイルスコンポーネントに接続するため、およびサーバー間通信のため。

Proxy Serverがクライアントとの接続を確立する際にも使用されます。

UDP

受信、送信

Network Scanner用。

139, 445

TCP

サーバーへの発信

Agentの受信

Dr.Web Agentのリモートインストール用。

UDP

受信、送信

9080

HTTP

サーバーの受信

Control Centerを実行しているコンピューターの送信

Dr.Web Security Control Center用。

9081

HTTPS

10101

TCP

サーバーのリモート診断ユーティリティ用。

80

HTTP

送信

GUSから更新を受け取るため。

443

HTTPS

Dr.Web Server

コンポーネント

要件

CPU

SSE2をサポートする、クロック周波数1.3 GHz以上のCPU

RAM

最小要件:1 GB

推奨要件:2 GB以上

ディスク空き容量

サーバーソフトウェア用に50 GB以上、一時ファイルを保存するための追加の空き容量(例:Dr.Web Serverインストールフォルダのvar\installers-cacheサブフォルダ内にAgentのパーソナルインストールパッケージ(それぞれ約17 MBのアプリ)を保存するためなど)。

データベース用に最大5 GB

Server自体のインストール先に関係なく、WindowsシステムディスクまたはUNIX系OSの/var/tmp(または、別に指定された場合はその他の一時ファイルフォルダ)に以下の空き容量が必要です。

Serverのインストールには、インストーラを起動して一時ファイルを解凍するために少なくとも4.3 GBが必要です。

Serverの動作には、データベースのサイズとリポジトリの設定に応じて、一時ファイルと作業ファイルを格納するためにシステムディスクに空きディスク領域が必要です。

OS

Windows(対応OSの一覧は付録ドキュメントの付録Aを参照してください)

ライブラリglibc2.13以降(ALT Linux 5.0以降、Astra Linux Special Edition 1.3以降を含む)を使用したLinux

FreeBSD 10.3以降

サポートされている仮想環境とクラウド環境

上記の要件を満たすOS上の、次の仮想環境およびクラウド環境で使用できます。

VMware

Hyper-V

Xen

KVM

その他

FreeBSD OSではcompat-10xライブラリが必要です。

Oracle DBを使用するには、LinuxカーネルAIOアクセスライブラリlibaio)が必要です。

Dr.Web Serverは、シンボリックリンクをサポートしていないファイルシステム(特にFATファミリーのファイルシステム)を持つ論理ドライブにインストールすることはできません。

Dr.Web Serverのシステム要件を満たすコンピューターで、Dr.Web Serverで用意される追加のユーティリティ(Control Centerの 管理 → ユーティリティ セクションからダウンロード可能)を起動する必要があります。

Dr.Web Proxy Server

コンポーネント

要件

CPU

SSE2をサポートする、クロック周波数1.3 GHz以上のCPU

RAM

1 GB以上

ディスク空き容量

1 GB以上

OS

Windows(対応OSの一覧は付録ドキュメントの付録Aを参照してください)

ライブラリglibc2.13以降(ALT Linux 5.0以降、Astra Linux Special Edition 1.3以降を含む)を使用したLinux

FreeBSD 10.3以降

Dr.Web Security Control Center

a)Webブラウザ:

Internet Explorer 11

Microsoft Edge 0.10以降

Mozilla Firefox 44以降

Google Chrome 49以降

最新バージョンのOpera

最新バージョンのSafari

Windows Internet Explorerブラウザでは以下の点に注意してください。

Internet Explorerセキュリティ強化の構成(Internet Explorer Enhanced Security Configuration)モードが有効になっているWebブラウザ上ではControl Centerの完全な動作が保証されていません。

名称に'_'(アンダーバー)が含まれるコンピューターにServerをインストールする場合は、Windows Internet Explorerブラウザを使用してDr.Web Security Control CenterからServerを動作させることはできません。この場合は別のWebブラウザを使用してください。

Control CenterをMicrosoft Internet Explorerブラウザで正常に動作させるには、Control Centerが動作しているコンピューターのWebブラウザの信頼できるサイトのリストに、Dr.Web ServerがインストールされたコンピューターのIPアドレスやDNS名を加えてください。

タイルインターフェースを持つWindows 8およびWindows Server 2012のMicrosoft Internet Explorer ブラウザ内の スタート メニューからControl Centerを正常に開くには、次のパラメータをWebブラウザに設定します。ツール → プログラム → Internet Explorerを開く常に Internet Explorer を表示 フラグを設定します。

Windows Internet ExplorerのWebブラウザからセキュアhttpsプロトコルを使用してControl Centerを適切に操作するには、最新の更新プログラムをすべてWebブラウザにインストールする必要があります。

互換性モードでは、Windows Internet Explorer Webブラウザ経由のControl Centerでの操作はサポートしていません。

b)Dr.Web Security Control Centerの使用に推奨される画像解像度は1280x1024 ptです。

Dr.Web Mobile Control Center

要件はアプリケーションがインストールされるOSによって異なります。

OS

要件

OSバージョン

デバイス

iOS

iOS 9以降

Apple iPhone

Apple iPad

Android

Android 4.1 - 10

NAP Validator

Server:

Windows Server 2008 OS。

Agent:

Windows XP SP3、Windows Vista、Windows Server 2008

Dr.Web Agentおよびアンチウイルスパッケージ

要件はアンチウイルスソリューションがインストールされるOSによって異なります(対応OSのリストは、付録ドキュメントの付録A.対応OSバージョンコンプリートリストを参照)。

Windows:

コンポーネント

要件

CPU

1 GHz以上のCPU

RAM空き容量

512 MB以上

ディスク空き容量

実行ファイルのための1 GB、ログと一時ファイルのための追加ディスク空き容量。

その他

1.Dr.Web Agent for Windows コンテキストヘルプにはWindows Internet Explorer 6.0以降が必要です。

2.Dr.Web for OutlookプラグインにはMicrosoft Officeパッケージに含まれる次のMicrosoft Outlookクライアントが必要です。

Outlook 2000

Outlook 2002

Outlook 2003

Outlook 2007

Outlook 2010 SP2

Outlook 2013

Outlook 2016

Outlook 2019

Linux系OS:

コンポーネント

要件

CPU

次のIntel/AMDアーキテクチャおよびコマンドシステムのCPU:

32ビット(IA-32、x86)および64ビット(x86-64、x64、amd64)Intel/AMD

ARM64

RAM空き容量

512 MB以上(1 GB以上を推奨)

ディスク空き容量

Anti-virus フォルダのあるボリューム上に500 MB以上のディスク空き容量

macOS、Android OS:構成要件はOSの要件に準じます。

Dr.Web Agentは、上記の要件を満たすOS上の、次の仮想環境およびクラウド環境で使用できます。

VMware

Hyper-V

Xen

KVM

Dr.Web Enterprise Security Suiteによって管理されるアンチウイルスネットワークのワークステーションには、他のアンチウイルスソフトウェア(他のバージョンのDr.Webアンチウイルスプログラムを含む)をインストールしないでください。