スキャンの開始とスキャンモード

ファイルのスキャンを開始するには

Windows Vista、Windows Server 2003以降のOSを使用している場合、Scanner を管理者権限を持つアカウントで実行することを推奨します。それ以外の場合、管理者権限を持たないユーザーがアクセスすることのできないファイル（システムフォルダを含む）に対するスキャンは実行されません。

1.Dr.Web メニューを開き、Security Center を選択します。

2.開いたウィンドウで、ファイルとネットワークタイルをクリックし、次に Scanner タイルをクリックします。

スタートメニューからファイルスキャンを開始することもできます。そのためには、アプリケーショングループ Dr.Web を展開し、Dr.Web Scanner を選択します。

3.必要なスキャンモードを選択します。

•重要なWindowsオブジェクトのみをスキャンするにはクイックスキャンを選択します。

•論理ドライブおよびリムーバブルメディア上のファイルをスキャンするにはフルスキャンを選択します。

•選択したオブジェクトのみをスキャンするにはカスタムスキャンを選択します。Scannerウィンドウが開きます。

図 51. スキャンモードを選択する

現在のスキャン後にアクションを選択することもできます。その場合は、ウィンドウ下部にある該当するリンクをクリックしてください。このアクションは、Scanner設定で選択された動作に依存せず、一般設定にも影響しません。

4.スキャンが開始されます。スキャンを一時停止したい場合は一時停止を、停止したい場合は中止をクリックします。

一時停止ボタンは、プロセスおよびRAMのスキャン中には使用できません。

スキャンが完了すると、Scanner は検出された脅威について通知し、脅威を駆除するよう勧めます。

特定のファイルまたはフォルダをスキャンするには

1.ファイルまたはフォルダのショートカットメニュー（デスクトップまたはWindowsエクスプローラで）を開きます。

2.Dr.Webでスキャンを選択します。ファイルまたはフォルダはデフォルト設定に従ってスキャンされます。

スキャンモード

説明

クイックスキャン

このモードでは次のオブジェクトをスキャンします。

•全ディスク上のブートセクター

•RAM

•起動ディスク上のルートディレクトリ

•Windowsシステムフォルダ

•ユーザーのドキュメントフォルダ（マイドキュメント）

•一時ファイル

•システム復元ポイント

•ルートキット（スキャンが管理者権限で実行された場合）

このモードでは、アーカイブおよびEメールファイルはスキャンされません。

フルスキャン

このモードでは、RAMおよび全てのハードドライブ（全てのディスクのブートセクターを含む）をスキャンします。またルートキットスキャンも実行されます。

カスタムスキャン

このモードでは、任意のファイルやフォルダ、オブジェクト（フォルダおよびファイル、RAMブートセクターなどのオブジェクト）をスキャンすることができます。オブジェクトを選択するにはをクリックしてください。