H7.2. 内部データベースの管理ユーティリティ

組み込みデータベース(SQLite3)管理では、drwidbsh3ユーティリティが提供されます。

drwidbsh3は次のフォルダにあります。

Linux OS:/opt/drwcs/bin

FreeBSD OS:/usr/local/drwcs/bin

Windows OS: <Dr.Web_Server_installation_folder>\bin

(デフォルトのDr.Web Serverインストールフォルダ:C:\Program Files\DrWeb Server

スタート命令フォーマット

drwidbsh3 <full_DB_filename>

このプログラムはテキストダイアログモードで動作し、ユーザーからの命令を待ちます(全ての命令はピリオドで始まります)。

他の命令に関するヘルプを受け取る場合は.helpと入力します。

詳細については、『SQL言語についてのリファレンスマニュアル』を参照してください。

管理者パスワードを表示または変更するためのdrwidbsh3の使用例:

これは、最初にDr.Web Server設定ファイルで管理者パスワードの暗号化を無効にした場合にのみ使用することができます。passwd-salt パラメータの詳細についてはG1. Dr.Web Server設定ファイル セクションを参照してください。

1.drwidbsh3ユーティリティを実行し、DBファイルへのパスを指定します。

Linux環境での組み込みDBの場合:

/opt/drwcs/bin/drwidbsh3 /var/opt/drwcs/database.sqlite

Windows環境での組み込みDBの場合:

"C:\Program Files\DrWeb Server\bin\drwidbsh3" "C:\Program Files\DrWeb Server\var\database.sqlite"

2.adminsテーブルの全てのデータを見るには次のコマンドを実行します。

select * from admins;

3.全ての管理アカウントのログインとパスワードを見るには、次のコマンドを実行します。

select login,password from admins;

4.たとえば、adminの名前を持つアカウントが1つのみで、パスワードがrootである場合、結果は以下のようになります。

5.パスワードを変更するには、updateコマンドを使用します。次の例では、コマンドによりadminアカウントのパスワードをqwertyに変更しています。

update admins set password='qwerty' where login='admin';

6.drwidbsh3ユーティリティを終了するには次のコマンドを実行します。

.exit