Dr.Webの動作ログ

1つまたは複数のDr.Webコンポーネントやサービスの詳細なロギングを有効にすることができます。

動作ログのロギング設定を変更するには

1.ログ セクションで 変更 をクリックします。

図 19. 全般設定、ログ

詳細なロギング設定のウィンドウが開きます:

図 20. 動作ログのロギング設定

2. 詳細なロギングを有効にするコンポーネントを選択します。デフォルトでは、すべてのDr.Webコンポーネントで標準モードでのロギングが有効になっています。ログには以下の情報が記録されます。

コンポーネント

情報

SpIDer Guard

更新時刻、SpIDer Guardの起動時刻と停止時刻、ウイルスイベント、スキャンされたファイルのデータ、パッカー名、スキャンされた複合オブジェクト(アーカイブ、メール添付ファイル、ファイルコンテナ)のコンテンツ。

SpIDer Guard によって最も頻繁にスキャンされているオブジェクトを確認したい場合に、このモードの使用を推奨します。必要に応じて、それらのオブジェクトを除外 リストに追加することでコンピューターのパフォーマンスを向上させることができます。

SpIDer Mail

更新時間、メールアンチウイルスSpIDer Mailの起動時間と停止時間、ウイルスのイベント、接続のインターセプト設定、スキャンされたファイルのデータ、パッカー名、スキャンされたアーカイブのコンテンツ。

メールの監視設定をテストする場合に、このモードの使用を推奨します。

SpIDer Gate

更新時刻および SpIDer Gate の起動・停止時刻、ウイルスイベント、接続監視設定、スキャンされたファイル名、パッカー名、スキャンされたアーカイブのコンテンツ。

チェックされたオブジェクト、およびインターネットモニターの動作に関する詳細な情報を受け取る場合に、このモードの使用を推奨します。

Scanner

スキャンモジュールとウイルスデータベース情報の更新、Scanner の起動時間と停止時間、検出された脅威に関する情報、パッカー名、スキャンされたアーカイブのコンテンツ。

Firewall

サービスが受け取るリクエストに関する情報と決定、リクエストの理由を含む不明な接続に関する情報、エラーに関する情報。

詳細なロギングを有効にすると、コンポーネントはネットワークパケットに関するデータを収集します(pcapログ)。

Dr.Web Update

更新されたDr.Webファイルのリストおよびそのダウンロード状況、補助スクリプト実行に関する詳細、更新日時、Dr.Webコンポーネントの再起動に関する詳細。

Dr.Web Service

Dr.Webコンポーネント、Dr.Webコンポーネント設定の変更、コンポーネントの開始・停止、予防的保護イベント、集中管理サーバーへの接続に関する情報。

メモリダンプの作成

スキャンエラーが発生したときにメモリダンプを作成する オプションでは、複数のDr.Web コンポーネントの動作に関する有用な情報を保存することができます。発生した問題に対する Doctor Web テクニカルサポートのスペシャリストによる詳細な分析および解決に役立ちます。Doctor Web テクニカルサポートのスペシャリストから指示があった場合、またはスキャンや駆除エラーの発生時にこのオプションを有効にすることを推奨します。メモリダンプは%PROGRAMFILES%\Common Files\Doctor Web\Scanning Engine\ フォルダ内の.dmpファイルに保存されます。

詳細なログを有効にする

Note

Dr.Web の動作に関する詳細なデータのロギングが有効になっている場合、最大限の情報が記録されます。そのため、ログファイルサイズの上限が無効になったり、システムおよび Dr.Web の動作に影響が出る場合があります。このモードはコンポーネント動作のエラーの発生時またはアンチウイルスネットワーク管理者からの指示があった場合にのみ使用するようにしてください。

1.Dr.Web コンポーネントの詳細なログを有効にするには、該当するチェックボックスにチェックを入れてください。

2.設定を保存するには OK をクリックします。

Note

ロギング設定の変更は、 Dr.Web が接続されている集中管理サーバー上で管理者によってブロックされている場合には行うことができません。

 

デフォルトでは、ログファイルのサイズ上限は10 MB(SpIDer Guard では100 MB)となっています。サイズが上限を超えた場合、ファイルのコンテンツは以下のように縮小されます。

今行ったスキャンのログファイルサイズが上限を超えていない場合、ファイルはそのまま保持されます。

今行ったスキャンのログファイルサイズが上限を超えた場合、現在のセッションのサイズに縮小されます。