Dr.Web Serverへのクライアントの接続

Dr.Web Serverに接続するには、Dr.Web Serverとクライアント間のトラフィックが暗号化されているかどうかに関係なく、クライアントはDr.Web Server証明書を持っている必要があります。

以下のクライアントがDr.Web Serverに接続できます。

Dr.Web Agent

Dr.Web AgentがDr.Web Serverに接続して集中管理モードで動作するには、Dr.Web Agentが接続可能なDr.Web Serverからの信頼できる証明書が端末上に1つ以上存在する必要があります。

インストール時に使用された証明書とDr.Web Serverから集中管理で受け取った証明書はレジストリに保存され、証明書のファイル自体は使用されません。

コマンドラインスイッチを使用して、証明書の1つのコピーをDr.Web Agentインストールフォルダ(レジストリではなく)と証明書の共有リストに追加できます。この証明書は主に、集中管理設定で何らかのエラーが発生した際にDr.Web Serverに接続できるようにするために使用されます。

証明書が存在しないか無効な場合、Dr.Web AgentはDr.Web Serverに接続できません。ただし、その端末でモバイルモードが許可されている場合、Dr.Web Agentは モバイルモード で動作し、定義ファイルのみ更新されます。

Dr.Web Agentインストーラ

Dr.Web Agentをインストールする際は、選択されたインストールファイルと一緒にDr.Web Server証明書も端末にある必要があります。

Control Centerで生成されたインストールパッケージを起動する場合、証明書はインストールパッケージに含まれており、証明書ファイルを追加で指定する必要はありません。

Dr.Web Agenのインストール後、証明書データがレジストリに書き込まれ、証明書ファイル自体は使用されなくなります。

証明書が存在しないか無効な場合、インストーラはDr.Web Agentをインストールできません(すべてのタイプのDr.Web Agentインストールファイルに当てはまります)。

隣接Dr.Web Server

バージョン11以降の隣接Dr.Web Server間の接続を確立する場合、各Dr.Web Server上で接続を確立するDr.Web Serverの証明書を指定する必要があります(複数のDr.Web Server間の接続設定 を参照)。

1つでも証明書が存在しないか無効な場合は、マルチサーバー接続を確立できません。

Dr.Web Proxy Server

Control Centerからリモートコントロールを使用してDr.Web ServerにDr.Web Proxy Serverを接続するには、Dr.Web Proxy Serverがインストールされている端末に証明書が必要です。証明書が存在する場合、Dr.Web Proxy Serverは暗号化もサポートできます。

証明書が存在しない場合でもDr.Web Proxy Serverは動作を続けますが、リモートコントロール、暗号化、キャッシングは使用できません。

アンチウイルスネットワーク全体を、パブリックキーを使用する以前のバージョンから証明書を使用する新しいバージョンにアップグレードする場合、他の追加のアクションは必要ありません。

 

Dr.Web Serverバージョン13と一緒に提供されるDr.Web Agentをインストールして Dr.Web Serverの古いバージョンに接続すること、またはその逆を行うことは推奨されません。