直接接続

Dr.Web Serverの設定

TCP接続の受信をリッスンするために、Dr.Web Server設定でアドレスを設定する必要があります(付録 ドキュメントの 付録D. ネットワークアドレスの指定 を参照)。

このパラメータは次のDr.Web Server設定で指定できます:管理 → Dr.Web Serverの設定 → ネットワーク タブ → トランスポート タブ → アドレス フィールド。

デフォルトではDr.Web Serverにより「リッスン(待ち受け)」されるパラメータとして以下が設定されています。

アドレス: 空の値 - Dr.Web Server がインストールされているコンピューターの 全てのネットワークインターフェース を使用します。

ポート2193 - 2193 ポートを使用します。

2193ポートは、Dr.Web Enterprise Management Service用としてIANAに登録されています。

Dr.Web Enterprise Security Suiteアンチウイルスネットワーク全体が正常に機能するには、Dr.Web Serverがすべてのクライアントに認識されているTCPポートを少なくとも1つリッスンしていれば十分です。

Dr.Web Agentの設定

Dr.Web Agentのインストール中に、Dr.Web Serverアドレス(Dr.Web Serverを実行しているコンピューターのIPアドレス、NetBIOSまたはドメイン名)をインストールパラメータで直接設定できます。

drwinst /server <Dr.Web_Server_Address>

Dr.Web Agenのインストール時にはDNSサービスに登録されているFQDN形式の Dr.Web Server名を使用することをお勧めします。これにより、Dr.Web Serverを他のコンピューターに移行する場合のアンチウイルスネットワークの設定が簡単になります。

デフォルトでは、パラメータなしで実行された drwinst コマンドはDr.Web Serverを検出するためにネットワークをスキャンし、最初に見つかったDr.Web ServerからDr.Web Agentをインストールしようとします(Dr.Web Server検出サービス を使用した マルチキャスト モード)。

そのためインストール中にDr.Web ServerのアドレスがDr.Web Agentに認識されるようになります。

Dr.Web ServerアドレスはDr.Web Agent設定内で後から手動で変更できます。