データベース

データベース タブでは、Dr.Web Serverの動作に必要なDBの設定を行うことができます。

Dr.Web Serverのデータベース構造 は個別のマニュアルとして提供されています。マニュアルはDr.Web Security Control Centerの サポート セクションから開くことができます。

データベースを使用するためのパラメータを設定するには

1.接続数 フィールドで、Dr.Web Serverとデータベースの最大接続数を指定します。

組み込みデータベースを使用する場合、デフォルト値を変更しないでください。外部データベースを使用する場合は、より高い値が必要になる場合があります(Dr.Web Server検出サービス 参照)。最適な値を決定するための推奨事項については 付録Dr.Web Serverの負荷と推奨設定パラメータ を参照してください。

組み込みDBは、約400~600台の端末がDr.Web Serverに接続されているネットワークでの使用を目的としています。Dr.Web Serverがインストールされているコンピューターのハードウェアコンフィギュレーションと、実行中の他のタスクの負荷レベルによって許容される場合は、端末を1000~1500台接続できます。

それ以外の場合は外部DBを使用する必要があります。Dr.Web Serverを実行しているコンピューターのコンフィギュレーションと負荷レベルに応じて、外部DBは同一コンピューター上か、または専用のコンピューター上で使用できます。

10,000台を超える端末が接続されているアンチウイルスネットワークで外部DBを使用する場合、以下の最小要件を満たすことを推奨します。

3 GHzプロセッサCPU

6コア以上

Dr.Web Serverに4 GB以上、DBサーバーに8 GB以上のRAM

UNIX系OS

Dr.Web Serverへのクライアント接続数の多いアンチウイルスネットワークでは、値を変更する前にDoctor Webテクニカルサポートに相談することをお勧めします。

2.データベースの初期化、アップグレード、インポート後に遅らせていたデータベースのパージを自動的に実行するには、メンテナンス手順の後にデータベースを自動的にパージ にチェックを入れます。チェックが入っていない場合、自動パージは実行されません。この場合は、Dr.Web Serverスケジュールで データベースレコードの削除 タスクを設定するか、データベース管理 セクションで手動でデータベースレコードを削除することを推奨します。

自動パージを実行するために、Dr.Web Serverスケジュールに非表示のタスクが作成されます。このタスクは、指定されたメンテナンス手順後の直近の夜(Dr.Web Serverのローカル時間の01:17)に実行されます。また、このタスクは、指定されたメンテナンス手順から24時間以内に実行される別の データベースレコードの削除 タスクがDr.Web Serverスケジュールに含まれていない場合にのみ実行されます。

3.データベース ドロップダウンリストからデータベースの種類を選択します。

MySQL - 外部DB

ODBC - ODBC接続経由で外部DBを使用

ODBC経由でのDr.Web ServerとMicrosoft SQL Server DBMSの連携中に警告またはエラーが発生した場合、このエディション向けのDBMSの最新バージョンを使用していることを確認してください。

利用可能な更新があるかどうかについては、Microsoft社のページ https://learn.microsoft.com/troubleshoot/sql/general/determine-version-edition-update-level にてご確認ください。

Oracle - FreeBSDを除くすべてのプラットフォーム用の外部DB

ODBC接続経由でOracle外部DBMSを使用する場合、このDBMSと一緒に配布される最新バージョンのODBCドライバをインストールする必要があります。Microsoftの提供するOracle ODBCドライバは使用しないことを強く推奨します。

PostgreSQL - 外部DB

SQLite3 - 組み込みDB(Dr.Web Serverのコンポーネント)。

4.DBを使用するために必要な設定を行います。

組み込みDBを使用する場合、必要に応じて ファイル名 フィールドにデータベースファイルへのフルパスを入力し、キャッシュサイズとフラッシュモードを指定します。

外部DBのパラメータについては、付録付録A. DBMSの設定とDBMSドライバのパラメータ を参照してださい。

5.保存 をクリックして設定を適用します。

Dr.Web Serverディストリビューションキットには、サポートされているDBMSの内蔵クライアントが含まれています。

Dr.Web Serverと一緒に提供されているDBMS内蔵クライアントを使用する場合、Dr.Web Serverのインストール(またはアップグレード)中に、インストーラ設定の データベースのサポート セクション内で該当する内蔵DBMSクライアントのインストールが有効になっていることを確認してください。

ODBC接続経由でOracle DBを外部データベースとして使用する場合、Dr.Web Serverインストール(またはアップグレード)中に、インストーラ設定でOracle DBMS内臓クライアントのインストールを無効にします(データベースのサポート → Oracleデータベースドライバ セクション)。そうでない場合、ライブラリの競合により、ODBC経由でOracle DBを使用できません。

 

Dr.Web Serverインストーラは製品変更モードに対応しています。個別のコンポーネント(データベース管理ドライバなど)を追加または削除するには、Dr.Web Serverインストーラを起動し 変更 オプションを選択します。

デフォルトでは組み込みDBを使用するよう設定されています。このモードはDr.Web Serverの負荷を増大させるため、規模の大きいアンチウイルスネットワークでは外部DBを使用することを推奨します。DBの種類を変更する方法については、付録Dr.Web Enterprise Security SuiteのDBの種類の変更 を参照してください。

Dr.Web Serverが使用するデータベースの削除に関連した操作を実行することができます(イベントのレコード削除や、一定期間Dr.Web Serverと接続されていないワークステーションに関する情報の削除など)。データベースを削除するには、Dr.Web Serverスケジュールの設定 を開き、該当するタスクを作成します。