UNIX系OSのServer管理を簡易化するために、管理者は次のフォルダのスクリプトファイル内にある変数を使用できます。
•Linux OSの場合:/etc/init.d/drwcsd
•FreeBSD OSの場合:/usr/local/etc/rc.d/drwcsd(/usr/local/etc/drweb.com/software/init.d/drwcsdへのシンボリックリンク)。
表H-1は drwcsd の変数とそれに対応する コマンドスイッチ です。
表Н-1
スイッチ
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変数
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デフォルトのパラメータ
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-home
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DRWCS_HOME
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•FreeBSDの場合:/usr/local/drwcs
•Linux OSの場合の場合:/opt/drwcs |
-var-root
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DRWCS_VAR
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•FreeBSDの場合:/var/drwcs
•Linux OSの場合の場合:/var/opt/drwcs |
-etc
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DRWCS_ETC
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$DRWCS_VAR/etc
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-rotate
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DRWCS_ROT
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10,10m
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-verbosity
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DRWCS_LEV
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info
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-log
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DRWCS_LOG
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$DRWCS_VAR/log/drwcsd.log
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-conf
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DRWCS_CFG
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$DRWCS_ETC/drwcsd.conf
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-pid
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DRWCS_PID
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-user
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DRWCS_USER
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-group
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DRWCS_GROUP
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-hooks
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DRWCS_HOOKS
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-trace
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DRWCS_TRACE
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DRWCS_HOOKS および DRWCS_TRACE 変数はパラメータを持ちません。変数が設定されている場合、対応するスイッチがスクリプト実行中に追加されます。変数が設定されていなかった場合は、スイッチは追加されません。
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表H-2はその他の変数です。
表Н-2
変数
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デフォルトのパラメータ
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説明
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DRWCS_ADDOPT
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起動時に drwcsd に対して送られる追加のコマンド
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DRWCS_CORE
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無制限
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コアファイルの最大サイズ
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DRWCS_FILES
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131170
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Dr.Web Serverが開くことのできるファイル記述子の最大数
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DRWCS_BIN
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$DRWCS_HOME/bin
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drwcsd を起動するディレクトリ
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DRWCS_LIB
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$DRWCS_HOME/lib
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Dr.Web Serverライブラリのあるディレクトリ
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drwcsd スクリプト内でこれらの変数が設定されていない場合は、パラメータのデフォルト値が使われます。

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DRWCS_HOME、DRWCS_VAR、DRWCS_ETC、DRWCS_USER、DRWCS_GROUP、DRWCS_HOOKS 変数はすでに drwcsd スクリプトファイル内で定義されています。
/var/opt/drwcs/etc/common.conf ファイルが存在する場合、このファイルは drwcsd に含まれ、それによりいくつかの変数が再定義される場合があります。ただし、それらがエクスポートされていない場合(export コマンドを使用して)は、何の影響もありません。
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変数を設定するには
1.drwcsd スクリプトファイルに変数の定義を追加します。
2.export コマンドを使用して、この変数をエクスポートします(同じ場所)。
3.このスクリプトからもう1つのプロセスを実行する際、そのプロセスは設定された値を読み込みます。
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