D1. アドレスの一般フォーマット

ネットワークアドレスは以下のようになります。

[<protocol>://][<protocol-specific-part>]

デフォルトでは、<protocol> はTCP値を持ちます。<protocol-specific-part> のデフォルト値はアプリケーションによって決まります。

次の古いアドレス形式も使用可能です。

[<protocol>/][<protocol-specific-part>]

IPアドレス

<interface>::=<ip-address>

<ip-address> はピリオドで分けられたDNS名、またはIPアドレスのいずれかになります(例:127.0.0.1)。

<socket-address>::=<interface>:<port-number>

<port-number> は10進数で指定します。

Dr.Web ServerまたはAgentのアドレスを指定する場合、使用するプロトコルのバージョンを設定できます。以下を使用できます。

<protocol>://<interface>:<port-number> - IPv4およびIPv6を使用。

<protocol>://(<interface>):<port-number> - IPv4のみを使用。

<protocol>://[<interface>]:<port-number> - IPv6のみを使用。

例:

1.tcp://127.0.0.1:2193

TCPプロトコル、インターフェース 127.0.0.1 上のポート 2193 を意味します。

2.tcp://(examle.com):2193

TCPプロトコル、IPv4インターフェース examle.com 上のポート 2193 を意味します。

3.tcp://[::]:2193

TCPプロトコル、IPv6インターフェース 0000.0000.0000.0000.0000.0000.0000.0000 上のポート 2193 を意味します。

4.localhost:2193

同上。

5.tcp://:9999

サーバーの値:アプリケーションごとのデフォルトのインターフェース(通常、使用可能なインターフェースすべて)、ポート 9999、クライアントの値: アプリケーションごとのホストへのデフォルト接続(通常は localhost)、ポート 9999

6.tcp://

TCPプロトコル、デフォルトポート。

接続指向プロトコル

<protocol>/<socket-address>

<socket-address> でサーバーのソケット、またはクライアントのリモートサーバーのローカルアドレスを設定します。

データグラム指向プロトコル

<protocol>://<endpoint-socket-address>[-<interface>]

例:

1.udp://231.0.0.1:2193

デフォルトで、アプリケーションに応じてインターフェース上でマルチキャストグループ 231.0.0.1:2193 を使用することを意味します。

2.udp://[ff18::231.0.0.1]:2193

デフォルトで、アプリケーションに応じてインターフェース上でマルチキャストグループ [ff18::231.0.0.1] を使用することを意味します。

3.udp://

アプリケーション依存のインターフェースおよびエンドポイントです。

4.udp://255.255.255.255:9999-myhost1

myhost1 インターフェース上のポート 9999 のブロードキャスティングメッセージを使用します。

UDSアドレス

接続指向プロトコル:

unx://<file_name>

データグラム指向プロトコル:

udx://<file_name>

例:

1.unx://tmp/drwcsd:stream

2.udx://tmp/drwcsd:datagram

SRVアドレス

srv://[<server name>][@<domain name/dot address>]