コマンドラインモードでのスキャン

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コマンドラインモードで Dr.Web Scanner for Windows を実行することができます。このモードでは追加のパラメータとして、現在のスキャンセッションの設定を行い、スキャンの対象となるオブジェクトのリストを作成することができます。このモードではスケジュールに応じた Scanner の自動起動が可能です。

スキャンを実行するコマンドラインは次のようになります。

[プログラムへのパス] drweb32w [オブジェクト] [パラメータ]

スキャンするオブジェクトは空のままか、または空白で区切って複数指定することができます。

以下は、スキャンの対象となるオブジェクト指定の最も一般的な例です。

* – 全てのハードドライブをスキャン

C: – C:ドライブをスキャン

D:\games – 指定されたフォルダ内のファイルをスキャン

C:\games\* – 指定されたディレクトリの全てのファイルおよびサブフォルダをスキャン

コマンドラインパラメータでプログラムの設定を指定します。パラメータが指定されていない場合、前回保存された設定でスキャンが実行されます(デフォルト設定を変更していない場合はデフォルトの設定で)。

各パラメータはスラッシュ (/) 記号で始まり、空白で区切られます。

以下はよく使用されるパラメータです。全ての一覧は 付録 A を参照してください。

/cu – 感染したオブジェクトを修復

/icm – 修復不可能なファイルを隔離(デフォルトフォルダへ)

/icr – 名前を変更(デフォルト)

/qu – セッション終了後にScannerウィンドウを閉じる

/go – アクション実行前に確認を行わない

最後の2つは、スケジュールに応じた Scanner の自動起動の際に便利です。

 

Dr.Web Console Scanner for Windows でも同じパラメータを使用することが可能です。その場合、drweb32w の代わりにコマンド名 drwebwcl を入力します。

 

デフォルトでは、Scanner for Windows のコンソールバージョンは Scanner のGUIバージョンと同じ設定を使用します。Scanner のグラフィカルインターフェース経由で設定されたパラメータ(詳細については Dr.Web Scannerの設定 参照)は、コマンドラインパラメータとして他のパラメータが設定されていない限り、コマンドラインモードでのスキャンでも使用されます。