既知の障害

詳細:

フィルタとSendmail間の通信にUNIXソケットを使用した場合に、Milter APIライブラリ(Sendmailと一緒に配布された)がソケットに使用されるファイルを削除しなかった(バージョン8.12.2よりも前)。

ソリューション:

バージョン8.12.xに対しては、listener-8.12.0-1.patchを使用することが可能です。バージョン8.11.xではこのファイルは手動で削除するか、フィルタをコントロールするスクリプト経由で削除する必要があります。この問題はSendmailバージョン8.12.2で修正されました。

 

詳細:

デモキーをローカルスキャンモードで使用すると、次のサーバへ送られるメッセージのsize値がフィルタ通過時に2倍になる(メッセージ自体は変更されないか、またはバナーメッセージが追加される)。

ソリューション:

この問題はSendmailバージョン8.12.3以降で修正されました。

 

詳細:

フィルタが、高負荷状態のコンピューター上でアクティブになっている場合にログ内に以下のエントリがある。

"... Milter (drweb-filter): select(read): interrupted system call"

ソリューション:

この問題はSendmailバージョン8.12.3以降で修正されました。

 

詳細:

フィルタが、高負荷状態のコンピューター上でアクティブになっている場合にログ内に以下のエントリがある。

"... Milter (drweb-filter): select(read): timeout before data write"

"... Milter (drweb-filter): to error state"

ソリューション:

問題は、指定されたタイムアウト内にSendmailがフィルタとの接続を確立出来ないことにあります。バージョン8.11以降ではタイムアウトは5秒に設定され、変更することが出来ませんが、バージョン8.12以降ではフィルタの記述内で変更することが出来ます(Cの値)。

Xdrweb-filter,  S=__ADDRESS__, F=T, T=C:1m;S:5m;R:5m;E:1h