[LDAP]セクション

[LDAP]セクションには、Dr.Web MailDとLDAPサーバ間の連携を確立、維持する為の設定が定義されています。

Lib = {path to file}

OpenLDAPバージョン2.0以降をサポートするライブラリへのパスの指定です。ライブラリはスレッドサポートで作成されている必要があります(ファイル名に"_r"サフィックスが含まれている必要があります)。ライブラリはdlopenシステムコールを使用して配置されます(該当のマニュアルを参照してください)。現在のバージョンでは、SIGHUPシグナルでは変更が反映されません。

デフォルト値:

Lib = /usr/lib/libldap_r.so

Hostname = {string}

LDAPサーバのホスト名の指定です。未設定の場合はlocalhostが使用されます。このパラメータ値は個別の外部参照設定内で指定することも出来ます。

デフォルト値:

Hostname =

Port = {number}

LDAPサーバのポート番号を指定します。未設定の場合は389が使用されます。このパラメータ値は個別の外部参照設定内で指定することも出来ます。

デフォルト値:

Port = 389

Timeout = {time}

LDAPサーバ処理のタイムアウト時間の指定です。このパラメータ値は個別の外部参照設定内で指定することも出来ます。

デフォルト値:

Timeout = 10s

Version = {string}

使用するLDAPプロトコルのバージョン番号を指定します。TLS/SSLを使用する場合は3以上を指定してください。未設定の場合は3が使用されます。このパラメータ値は個別の外部参照設定内で指定することも出来ます。

デフォルト値:

Version = 3

Bind = {Yes | No}

LDAPサーバへの接続時にbindを有効にします。LDAPプロトコルがバージョン3以上であればbindは不要です。このパラメータ値は個別の外部参照設定内で指定することも出来ます。

デフォルト値:

Bind = No

BindDn = {string}

bind用のDN(Distinguished Name)の指定です。このパラメータ値は個別の外部参照設定内で指定することも出来ます。

デフォルト値:

BindDn =

BindPw = {string}

bind用のDNに対するパスワードの指定です。このパラメータ値は個別の外部参照設定内で指定することも出来ます。

デフォルト値:

BindPw =

SearchBase = {string}

検索の基準となるDN の指定です(RFC2253)。

デフォルト値:

SearchBase =

SizeLimit = {integer}

データベースの1リクエストに対して受け取る処理結果の最大数です。パラメータ値が0に設定されている場合、制限はありません。このパラメータ値は個別の外部参照設定内で指定することも出来ます。

デフォルト値:

SizeLimit = 0

Dereference = {3 | 2 | 1 | 0}

LDAP エイリアスの実名参照方法の指定です。

0 - 実名参照しない。
1 - 検索で実名参照する。
2 - 検索のためのベースオブジェクトを探すときのみ実名参照する。
3 - 常に実名参照する。

 

このパラメータ値は個別の外部参照設定内で指定することも出来ます。

デフォルト値:

Dereference = 0

ChaseReferrals = {integer}

LDAP_OPT_REFERRALS設定です。このパラメータを設定するにはLDAPプロトコルバージョンが3以上である必要があります。このパラメータ値は個別の外部参照設定内で指定することも出来ます。

デフォルト値:

ChaseReferrals = 0

SkipDomains = {LookupsLite}

データベースを参照しないドメインリストの指定です。このパラメータによって全体のパフォーマンスが向上し、サーバ負荷が大幅に軽減されます。このパラメータ値は個別の外部参照設定内で指定することも出来ます。

デフォルト値:

SkipDomains =

CheckPeriod = {time}

不要なLDAPサーバへの接続を切断する為の無通信時間の指定です。LDAPサーバへの接続状況の確認もこの指定時間ごとに実行されます。

デフォルト値:

CheckPeriod = 2m