外部アプリケーションとの統合

clamdインターフェースのエミュレーションにより、clamdアンチウイルスデーモン(ClamAVに含まれます)に接続可能な外部アプリケーションとDr.Web ClamDを統合できます。

以下の表は、アンチウイルススキャンにclamdを使用できるアプリケーションの例を示しています。

製品

統合

ファイルサービス

FTPサーバー
ProFTPd

clamdの使い方

FTP経由でサーバーにアップロードされたファイルをスキャンする。

統合要件

追加モジュールのmod_clamavを使用してProFTPdを構築します。

ドキュメントへのリンク

ProFTPdのドキュメント:http://www.proftpd.org/docs/

mod_clamavの説明とソースコードファイル:https://github.com/jbenden/mod_clamav

clamdアンチウイルスデーモンと同様に、Dr.Web ClamDと直接通信する外部ソフトウェアコンポーネントの設定で、clamdに接続するためのアドレスをUNIXソケットへのパスとして、または設定された接続ポイント(エンドポイント)の1つでDr.Web ClamDにリッスンされるTCPソケットとして指定します。

ProFTPdのDr.Web ClamDへの接続例:

1.Dr.Web ClamDの設定:

[ClamD]
Start = yes

[ClamD.Endpoint.ftps]
ClamdSocket = 127.0.0.1:3310

2.ProFTPdの設定:

ClamAV on
ClamServer 127.0.0.1
ClamPort 3310