CSEモードでの起動を設定する(Astra Linux SE 1.6および1.7)

OS Astra Linux SEでは、特別なクローズドソフトウェア環境(CSE)モードをサポートしています。このモードでは、実行ファイルに開発者のデジタル署名がある場合にのみアプリケーションを起動できます。OSの信頼済みキーのリストに開発者のパブリックキーを追加する必要があります。

デフォルトでは、Astra Linux SE向けに提供されているDr.Web for UNIX File ServersのコンポーネントはDoctor Webデジタル署名で署名されており、署名のパブリックキーはアプリケーションのインストール中に信頼済みキーのリストに自動的に追加されるため、Astra Linux SE 1.5以前のバージョンでCSEモードを有効にしていれば、Dr.Web for UNIX File Serversは正常に起動します。

ただし、Astra Linux SE 1.6では署名メカニズムが変更されているため、Astra Linux SE 1.6および1.7でDr.Web for UNIX File ServersをCSEモードで起動するには、OSの設定が必要です。

CSEモードでDr.Web for UNIX File Serversを起動するようにAstra Linux SE 1.6および1.7を設定する

1.astra-digsig-oldkeysパッケージがインストールされていない場合は、OSのインストールディスクを使用してインストールします。

2.Doctor Webのパブリックキーを/etc/digsig/keys/legacy/keysのディレクトリに追加します(ディレクトリがない場合は作成します)。

# cp /opt/drweb.com/share/doc/digsig.gost.gpg /etc/digsig/keys/legacy/keys

3.次のコマンドを実行します。

# update-initramfs -k all -u

4.OSを再起動します。