端末の設定の継承 |
新しい端末またはグループを作成する場合、その設定は常に継承されます。 •新しいグループは、そのグループが直接含まれている親グループの設定を継承します。親グループがない場合(作成されたグループが階層的リストツリーのルートグループの場合)、その設定はグループから継承されます。 •新しい端末は、端末の作成時に割り当てられたポリシーから設定を継承します。ポリシーが割り当てられていない場合、端末の設定は、その端末が所属するプライマリグループと呼ばれるグループから継承されます。複数のグループに所属している場合、プライマリ以外のグループからは継承されません。 以後の操作中、継承を無効にし、その端末に対し個人設定を設定できます。 Application Controlコンポーネントでは、設定の継承は異なる原則を持っています。詳細については、Application Controlの継承の設定を参照してください。 1.端末に個人設定がある場合、その個人設定が使用されます。このとき、ポリシーを端末に割り当てることができます。特定のセクションの個人設定が設定されている場合は、このセクションの継承は解除されます。 2.個人設定がない端末には、適用ポリシーの設定が使用されます。 3.個人設定がなく、適用ポリシーがない端末には、そのプライマリグループの設定が使用されます。
ポリシーからの端末設定の継承 ポリシーが端末に割り当てられている場合、ポリシーの設定が端末の設定として継承されます。 ポリシーの設定が変更された場合、個人設定が端末に設定されていない限り、これらの変更は、このポリシーが割り当てられている全ての端末に継承されます。端末の作成時に、その端末に割り当てられるポリシーを指定できます。ポリシーは、動作中の任意の時点で入れ替えることができます。ポリシーが割り当てられていない場合、設定はプライマリグループから継承されます。 ポリシーには継承の階層的構造はありません。ポリシーが作成されると、その設定は指定されたオブジェクト(デフォルトでは )から個人設定としてコピーされます。設定できる現在のポリシーのバージョンは1つのみで、その設定はポリシー自体の設定になります。端末には現在のバージョンのみ割り当てることができます。 階層的リストの構造は以下のとおりです。 端末Station1にはポリシーPolicy1が割り当てられています。ポリシーPolicy1の現在のポリシーバージョンはVersion2です。Version2の設定は、個人設定でもあるポリシーPolicy1の設定と同じです。 グループからの端末設定の継承 端末にポリシーが設定されていない場合、端末の設定は、プライマリ グループの設定から継承されます。 プライマリ グループの設定が変更された場合、端末に個人設定が設定されていない状態では、これらの変更はそのグループ内のすべての端末に継承されます。端末の作成時に、どのグループをプライマリ に設定するかを指定できます。デフォルトでは、プライマリグループは です。プライマリグループは、運用中にいつでも変更することができます。
ネストグループでは、端末に個人設定がない場合、ネストグループの構造に従って設定エレメントの継承が実行されます。検索は、端末のプライマリグループから始まり、その親グループ、最後にそのツリーのルートエレメントまでと、階層的ツリーで下から上に向かって行われます。個人設定が見つからない場合は、グループの設定エレメントが継承されます。 階層的リストの構造は以下のとおりです。 Group4はStation1のプライマリグループです。Station1にどの設定が継承されるかを決定するために、検索が次の順に実行されます。Station1 → Group4 → Group3 → Group2 → Group1 → Everyone。
Application Controlプロファイルの設定は、端末や端末のグループのみでなく、個々のユーザーおよびユーザーグループにも割り当てることができます。 適用する設定の優先順位: 1.ユーザー設定が指定されている場合は、それらの設定が最優先されます。 2.ユーザー設定が指定されていない場合は、ユーザーグループの設定が優先されます。 3.ユーザー設定もユーザーグループの設定も指定されていない場合、継承は端末に適用する設定の優先順位に従って割り当てられます。 |