Server

Dr.WebとServer間の接続パラメータの確認や変更、 Dr.Webのモバイルモードの設定を行うことができます。サーバー接続パラメータの変更はアンチウイルスネットワーク管理者によって制限されている場合があります。その場合、ボタンやチェックボックスは使用できなくなっています。

このセクションでは以下の設定を行うことができます。

接続パラメータ

集中管理サーバーへの接続設定

証明書

端末接続パラメータ

アドバンス設定

モバイルモード

端末とサーバー間のインタラクションパラメータに移動する

1.Dr.Web メニュー Dr.Webアイコン を開き、Security Center を選択します。

2.Dr.Webが 管理者モード で動作していることを確認してください(プログラムウィンドウ下部にあるロックが開いています )。管理者モードではない場合は、ロックをクリックします 

3.プログラムウィンドウ上部にある 設定 をクリックします。

4.製品のメイン設定ウィンドウが開きます。ウィンドウの左側にある Server を選択します。

図26.端末接続設定

接続パラメータ

接続パラメータ グループには以下が表示されます。

接続のステータス - 端末と集中管理サーバーの接続状態

Serverアドレス - 端末が接続されている集中管理サーバーのアドレス

端末 ID - 集中管理サーバーに接続するためのワークステーションID

ネットワーク管理者によって該当する権限が与えられている場合は、サーバーの接続設定を確認・管理することができます。

注意

集中管理サーバーへの接続は、アンチウイルスネットワーク管理者と協力して行う場合のみ設定することが可能です。それ以外の場合、コンピューターはアンチウイルスネットワークから切断されます。

接続設定

現在の集中管理サーバーまたは新しいサーバーへの接続を設定するには、 設定を変更 をクリックします。接続設定 ウィンドウが開きます。

図27.サーバー接続設定

テーブルには、端末が接続できるすべてのサーバーのリストが表示されます。テーブルからサーバーを削除して新しいサーバーを追加することができます。

テーブル内のオブジェクトを操作するには、次の管理要素を使用できます。

追加 ボタン - 他のサーバーとの接続を設定します。開いたウィンドウで、管理者から提供された集中管理サーバーのアドレスを指定してください。

削除 ボタン - エントリを削除します。

証明書

端末を集中管理サーバーに接続させるには、有効な証明書(特定のサーバーごとの証明書、または複数のサーバーに対応する証明書)が必要です。複数のサーバーへの接続に使用する複数の証明書を追加できます。有効な証明書は、アンチウイルスネットワークの管理者によって提供されます。

デフォルトでは、管理者がサーバー上の暗号化キーを変更していない限り、インストール中に使用された証明書が指定されています。キーが変更された場合は、生成された証明書のリストから最新の証明書が表示されます。使用可能な証明書のリストを表示するか、または別の証明書を追加するには、証明書のリスト リンクをクリックします。

新しい証明書を追加するには、追加 をクリックします。開いたウィンドウで、必要なファイルを選択してください。

使用しない証明書を削除するには 削除 をクリックします。

端末接続パラメータ

端末の接続パラメータを変更するには

1.端末接続パラメータ ウィンドウで、サーバーとの接続に使用する端末IDとパスワードを指定します。端末IDとパスワードはサーバー管理者から提供されます。

2.OK をクリックして変更を保存してください。

接続パラメータをリセットし、新規端末として集中管理サーバーに接続するには

1.端末接続パラメータ ウィンドウで パラメータをリセットして新規端末として接続 をクリックします。

2.開いたウィンドウで、接続パラメータをリセットして新規端末として接続することを確認します。この操作は取り消すことができません。

3.端末の登録が集中管理サーバーで確認されるとDr.Webは新しい端末IDとパスワードを受け取ります。この端末IDとパスワードがサーバー接続に使用されます。

アドバンス設定

詳細設定を開くには、Server ウィンドウでアドバンス設定 リンクをクリックします(図 端末接続設定 を参照)。アドバンス設定 グループで次のオプションを選択できます。

システム時間をServerの時間と同期させる – コンピューターのシステム時刻を集中管理サーバーの時刻と同期させます。このモードでは、Dr.Webはサーバーの時刻に合わせてお使いのコンピューターの時刻を定期的に設定します。

Serverに接続できない場合にモバイルモードを使用する – Serverに接続できない場合でもウイルスデータベースを最新の状態に保ちます。

モバイルモード

お使いのコンピューターが集中管理サーバーに接続できない状態が長期間継続する場合、Doctor Web 更新サーバーから更新を受け取るために Dr.Web をモバイルモードで動作させることを推奨します。モバイルモードを有効にするには Serverに接続できない場合にモバイルモードを使用する チェックボックスにチェックを入れてください。

注意

Serverに接続できない場合にモバイルモードを使用する オプションは、集中管理サーバーの設定で、該当するワークステーションでのこのモードの使用が許可されている場合にのみ有効または無効にすることができます。

モバイルモードでは、Dr.Webは集中管理サーバーへの接続を試みます。接続に3回失敗した後、Doctor Webの更新サーバーからウイルスデータベースの更新を実行します。サーバーとの接続を確立しようとする試みは、約1分間隔で実行されます。

モバイルモードを設定するには

1.設定 ボタンをクリックします。モバイルモード ウィンドウが開きます。

2.更新を受け取る ドロップダウンリストから、Doctor Webの更新サーバーでアップデートを確認する頻度を選択します。

注意

更新を受け取る リストから 手動 を選択した場合、自動更新は実行されません。Dr.Webメニューで更新を有効にすることができます。

3.プロキシサーバーを使用するには、該当するチェックボックスにチェックを入れてください。以下のフィールドがアクティブになります。

オプション

説明

アドレス

プロキシサーバーのアドレスを指定

ポート

プロキシサーバーのポートを指定

ログイン

プロキシサーバーへの接続時に使用するユーザー名を指定

パスワード

指定したユーザー名でプロキシサーバーに接続する際に使用するパスワードを指定

認証の種類

プロキシサーバーへの接続に必要な認証の種類を選択

4.編集が完了したら、OK をクリックして変更を保存します。変更を保存せずにウィンドウを閉じるには キャンセル をクリックします。

注意

モバイルモードでは、ウイルスデータベースのみが更新されます。

 

集中管理サーバーとの接続が再確立される前に、サーバーに接続されていない状態で Serverに接続できない場合にモバイルモードを使用する オプションを無効にした場合、ウイルスデータベースは更新を停止しますが、サーバーの検索は続行されます。

サーバー上でワークステーションの設定に対して行われたすべての変更は、モバイルモードが無効になり、Dr.Webと集中管理サーバー間の接続が再確立された後にのみ有効になります。