H1. ネットワークインストーラ

スタート命令フォーマット

drwinst.exe [<switches>]

スイッチ

コマンドラインスイッチは全ての種類のAgentインストールファイルの起動に使用できます。

Agentネットワークインストーラを起動するスイッチは/<switch> <parameter>のフォーマットで指定します。

パラメータ値は全てスペースの後ろに指定します。例えば、次のようになります。

/silent yes

スイッチの値にスペース、タブ、または/記号が含まれている場合、パラメータ全体を引用符で囲ってください。例えば、次のようになります。

/pubkey "C:\my folder\drwcsd-certificate.pem"

使用可能なスイッチ

/compression <mode> - Dr.Web Serverトラフィックの圧縮モードです。<mode>パラメータには次の値を指定できます。

yes – 圧縮を使用します。

no – 圧縮を使用しません。

possible – 圧縮を使用することが可能です。使用については、Dr.Web Server側の設定に応じて決定されます。

スイッチが指定されなかった場合、デフォルトでpossibleが使用されます。

/encryption <mode> - Dr.Web Serverトラフィックの暗号化モードです<mode>パラメータには次の値を指定できます。

yes – 暗号化を使用します。

no – 暗号化を使用しません。

possible – 暗号化を使用することが可能です。使用については、Dr.Web Server側の設定に応じて決定されます。

スイッチが指定されなかった場合、デフォルトでpossibleが使用されます。

/excludeFeatures <components> - 端末上へのインストールから除外するコンポーネントのリストです。複数のコンポーネントを指定する場合は、","記号を使用して区切ってください。使用可能なコンポーネントは、次のとおりです。

scanner – Dr.Web Scanner

spider-mail – SpIDer Mail

spider-g3 – SpIDer Guard

outlook-plugin – Dr.Web for Microsoft Outlook

firewall – Dr.Web Firewall

spider-gate – SpIDer Gate

parental-control – Office Control

antispam-outlook – Dr.Web for Microsoft OutlookコンポーネントのDr.Web Anti-spam

antispam-spidermail – SpIDer MailコンポーネントのDr.Web Anti-spam

手動で指定されなかったコンポーネントについては、デフォルトの状態が維持されます。

/id <station_id> – Agentがインストールされる端末の識別子を指定します。

Dr.Web Serverでの自動認証を行うには、/pwd スイッチと共にパラメータを指定します。認証パラメータが設定されなかった場合、認証の決定はDr.Web Server側で行われます。

/includeFeatures <components> - 端末上にインストールする必要があるコンポーネントのリストです。複数のコンポーネントを指定する場合は、","記号を使用して区切ってください。使用可能なコンポーネントは、次のとおりです。

scanner – Dr.Web Scanner

spider-mail – SpIDer Mail

spider-g3 – SpIDer Guard

outlook-plugin – Dr.Web for Microsoft Outlook

firewall – Dr.Web Firewall

spider-gate – SpIDer Gate

parental-control – Office Control

antispam-outlook – Dr.Web for Microsoft OutlookコンポーネントのDr.Web Anti-spam

antispam-spidermail – SpIDer MailコンポーネントのDr.Web Anti-spam

手動で指定されなかったコンポーネントについては、デフォルトの状態が維持されます。

/installdir <folder> – インストールフォルダです。

スイッチが指定されなかった場合、デフォルトでシステムドライブ上のProgram Files\DrWebフォルダにインストールされます。

/installtimeout <time> – Control Centerから実行されたリモートインストールの際に、端末からの応答を待つ時間の上限です(秒)。

指定されなかった場合、デフォルトで300 秒になります。

/instMode <mode> - インストーラ起動モードです。<mode>パラメータには次の値を指定できます。

remove – インストールされた製品を削除します。

スイッチが指定されなかった場合、起動モードはデフォルトでインストーラが自動的に決定します。

/lang <language_code> – インストーラの言語です。言語コードはISO-639-1形式で指定します。

指定されなかった場合、デフォルトでシステム言語が使用されます。

/pubkey <certificate> - Dr.Web Server証明書へのフルパスです。

証明書が設定されなかった場合、ローカルインストールの実行後、インストーラは自動でインストーラ起動フォルダの*.pem証明書を使用します。証明書ファイルがインストーラ起動フォルダ以外にある場合は、証明書ファイルへのフルパスを手動で指定する必要があります。

Control Center内で生成されたインストールパッケージを実行する場合、証明書はインストールパッケージに含まれています。コマンドラインパラメータで証明書ファイルを指定する必要はありません。

/pwd <password> – AgentがDr.Web Serverにアクセスするためのパスワード

Dr.Web Serverでの自動認証を行うには、/idスイッチと共にパラメータを指定します。認証パラメータが設定されなかった場合、認証の決定はDr.Web Server側で行われます。

/regagent <mode> – インストールされたプログラムのリスト内にAgentを登録するかどうかを指定します。<mode>パラメータには次の値を指定できます。

yes – リスト内にAgentを登録します。

no – リスト内にAgentを登録しません。

スイッチが指定されなかった場合、デフォルトでnoが使用されます。

/retry <number> – マルチキャストリクエストを送信してDr.Web Serverの検索を試行する回数の上限です。指定された回数内にDr.Web Serverから応答がなかった場合、Dr.Web Serverは見つからなかったと判断されます。

スイッチが指定されなかった場合、Dr.Web Serverの検索試行は3回まで行われます。

/server [<protocol>/]<server_address>[:<port>] – Agentのインストールが開始されるDr.Web Serverであり、インストール後にAgentが接続されるDr.Web Serverのアドレスです。

スイッチが指定されなかった場合、デフォルトでマルチキャストリクエストの送信によってDr.Web Serverを検索します。

/silent <mode> – インストーラをバックグラウンドモードで実行するかどうかを指定します。<mode>パラメータには次の値を指定できます。

yes – インストーラをバックグラウンドモードで起動します。

no – インストーラをグラフィカルモードで起動します。

スイッチが指定されなかった場合、デフォルト設定のインストーラのグラフィカルモードでAgentのインストールが実行されます(インストールマニュアルインストーラ経由でのDr.Web Agentのインストール参照)。

/timeout <time> – Dr.Web Server検索の際に応答を待つ時間の上限です(秒)。指定された値を超えるまでの時間は応答メッセージの受信を続けます。

指定されなかった場合、デフォルトで3 秒になります。