Dr.Web Serverのバックアップが無い状態での復元

バックアップが保存されていない場合に、障害発生後にDr.Web Serverを復元する

1.新しいDr.Web Serverをインストールするコンピューターを選択します。そのコンピューターを動作中のAgentから隔離します(Agentがインストールされているネットワークからそのコンピューターを切断するか、コンピューターのIPアドレスを一時的に変更、またはその他の方法を使用してください)。

2.新しいDr.Web Serverをインストールします。

3.管理 → ライセンスマネージャー セクションで、前回のDr.Web Serverインストール時のライセンスキーを追加し、該当するグループ、中でも特にEveryoneグループに対して配信します。ライセンスキーがDr.Web Serverのインストール時に設定されていない場合、この手順は必須です。

4.インストールしたDr.Web ServerのリポジトリをGUSから更新します。

a)Control Centerの 管理 → リポジトリの状態 セクションを開きます。

b)更新を確認 ボタンをクリックして、全ての製品に対し、GUSサーバーに利用可能な更新があるかどうかを確認し、更新がある場合には更新をダウンロードします。

5.新しいバージョンのDr.Web Serverソフトウェアが利用可能な場合は、最新バージョンに更新します。

a)Control Centerの 管理 → Dr.Web Server セクションを開きます。

b)Dr.Web Serverバージョンのリストを開くには、Dr.Web Serverの現在のバージョンをクリックするか、バージョンリスト ボタンをクリックします。利用可能なDr.Web Serverの更新とバックアップのリストが含まれた Dr.Web Serverの更新 セクションが開きます。

c)Dr.Web Serverソフトウェアを更新するには、全てのバージョン リスト内の最新のバージョンの横にあるオプションを設定します。保存 をクリックします。

d)Dr.Web Serverの更新が完了するまで待ちます。

6.Dr.Web Server設定内で端末の接続設定を変更します。

a)管理 → Dr.Web Serverの設定 を開きます。

b)全般 タブで、未承認の端末を新規端末にリセット にチェックを入れます。

c)全般 タブの 新規端末登録モード ドロップダウンリストから アクセスを自動的に許可する を選択します。

d)保存 をクリックしてDr.Web Serverを再起動します。

7.Control Centerの アンチウイルスネットワーク セクションで、アンチウイルスネットワークツリーに前回のバージョンと同様のユーザーグループを作成します。必要な場合は、作成したユーザーグループ内の端末に対して自動メンバーシップルールを作成します。

8.必要な場合は、前回のバージョンと同様に AgentとDr.Web Serverの設定を行ってください(手順5の一時的な設定を除く)。

9.必要に応じ、管理 → リポジトリの詳細設定 セクション内でリポジトリ設定を変更します。

10.手順1で選択したDr.Web Serverの隔離方法に応じて、AgentからDr.Web Serverへのアクセスを復元します。

11.Dr.Web Serverに接続する予定の、ネットワーク内の全ての端末上のパブリック暗号化キーを置き換えてください。

Self-protectionが有効になっている場合、新しいDr.Web Serverのインストール中に作成されたパブリックキーを端末にコピーし、以下のコマンドを実行します。

es-service.exe -p <key>

または

es-service.exe --addpubkey=<key>

<key>には、 端末にコピーするパブリック暗号化キーへのパスを指定します

結果として、Agentのインストールフォルダにパブリックキーがコピーされます。デフォルトでは、%ProgramFiles%\DrWebフォルダです(詳しくは、付録H2.Dr.Web Agent for Windows参照)。

端末上でSelf-protectionが無効になっている場合は、新しいDr.Web Serverのインストール中に作成されたパブリックキーを上で指定したフォルダ内に置いてください。

12.全ての端末が新しいDr.Web Serverに接続された後、手順5で指定したDr.Web Server設定をご自身の企業のポリシーに合わせて変更します。