パーソナルインストールパッケージからのインストール

パーソナルインストールパッケージから製品をインストールする場合、インストールはネットワーク経由で実行されます。

パーソナルインストールパッケージにはDr.Web Agentインストーラと、接続するDr.Webサーバーおよびサーバー上での端末認証のための一連のパラメータが含まれています。

ウィザードモードでのインストール

ウィザードがコンピューターへのファイルのコピーを開始する前であれば、途中で以下の操作を実行することができます。

戻る をクリックすると前のステップに戻ります。

次へ をクリックすると次のステップへ進みます。

終了 をクリックするとインストールを中止します。

Dr.Webをインストールする

1.プロバイダ管理者から受け取ったインストールパッケージ drweb_ess_windows_<Station_name>.exe を実行します。Dr.Webインストールウィザードのウィンドウが表示されます。

Note

コンピューター上に他のアンチウイルスソフトウェアがインストールされている場合、インストールウィザード はインストールを開始する前にその削除を試みます。失敗した場合には、そのアンチウイルスソフトウェアを手動で削除する必要があります。

図 5. インストールウィザード

2.次へ をクリックします。

3.次のステップで、コンピューター上にあるパブリックキー(drwcsd.pub)または証明書(.pem) へのフルパスを指定します。

図 6.パブリックキーまたは証明書を指定

4.必要に応じて、集中管理サーバーへの接続パラメータを変更することができます。その場合は、該当するリンクをクリックしてください。接続パラメータ ウィンドウが開きます。パーソナルインストールパッケージからインストールする場合、必要なすべての接続パラメータはあらかじめ指定されています。

Note

パラメータの変更はアンチウイルスネットワーク管理者の承諾を得た上で行うようにしてください。

図 7. 集中管理サーバーへの接続パラメータ

Note

集中管理サーバーへの接続パラメータの詳細についてはアンチウイルスネットワーク管理者までお問い合わせください。

集中管理サーバー フィールドで、Dr.Webの接続先となるサーバーのネットワークアドレスを指定することができます。デフォルトでは、このフィールドにはインストールファイルが作成されたサーバーのパラメータが自動的に入力されます。アクティブなサーバを検索する場合や検索パラメータを指定する場合は 検索 ボタンをクリックします。

サーバ上で設定済みのID等のパラメータを使用して認証するには、該当するチェックボックスにチェックを入れてください。その後、次の認証パラメータを指定してください:

端末 ID - サーバー上のワークステーションの識別子

パスワード - サーバーにアクセスするためのパスワード

この場合、ワークステーションはサーバーにアクセスするために管理者の手動承認を必要としません。

Note

Dr.Web Control Center 内で作成されたインストールファイルを使用してDr.Webをインストールする際に、手動認証オプションが選択されている場合、端末 ID および パスワード のフィールドは自動的に入力されます。

圧縮 および 暗号化 ドロップダウンリストから、サーバーと Dr.Web との間のトラフィックに必要なモードを選択してください。

設定を保存するには OK をクリックします。次に 次へ をクリックしてください。

Note

接続の確立に失敗した場合は、表示されたリンクからネットワークパラメータを確認するか、該当するボタンをクリックしてサーバーに再度接続してください。

5.接続が確立された後、プログラムのインストール準備が完了した旨の通知が表示されます。デフォルトのパラメータでインストールを開始するには インストール をクリックしてください。

図 8. インストール準備完了

インストールするコンポーネントの選択やインストールパスの指定、その他の設定を行うには インストールパラメータ リンクをクリックしてください。このオプションは上級者ユーザー向けです。

6.前のステップで インストール を選択した場合、手順9 に進んでください。それ以外の場合、インストールパラメータ ウィンドウが開きます。

図 9. インストールパラメータ

コンポーネント タブには、Dr.Webコンポーネントが一覧表示されます。

インストールするコンポーネントにチェックを入れてください。デフォルトでは Dr.Web Firewall 以外の全てのコンポーネントが選択されています。

7.インストールパス タブで、Dr.Web Agent for Windows のインストールフォルダを指定できます。デフォルトのインストール先は、システムディスク上の Program Files フォルダ内にあるDr.Webフォルダになっています。変更するには 参照 をクリックし、フォルダを指定してください。

8.アドバンスオプション タブで、追加のインストール設定を行うことができます。

図 10. インストールパラメータのアドバンスオプション

必要に応じ、 システムの、インストールされたソフトウェア一覧にDr.Web Agentを登録する オプションを有効にしてください。このオプションによって、Windows標準ツールを使用した Dr.Web の アンインストールコンポーネントの設定 も可能になります。

ユーザーエミュレーションの禁止 オプションは、Dr.Webウィンドウ内で機能するマウスやキーボードをエミュレートするスクリプトの実行を含む、サードパーティ製ソフトウェアによるDr.Web設定の変更をすべて防ぎます(Dr.Web設定を変更するスクリプト、Dr.Webの動作を変更することを目的としたその他の操作など)。

設定を保存するには OK をクリックします。次に インストール をクリックしてください。

9.Dr.Webのインストールが始まります。ユーザーの操作は必要ありません。

10.インストールの完了後、コンピューターを再起動するよう指示されます。すぐに再起動 をクリックしてください。

コマンドラインからのインストール

コマンドラインを使用してDr.Webのインストールを開始するには、インストールファイルがあるフォルダに移動し、必要なコマンドラインオプションを使用して実行ファイル名(drweb_ess_windows_<Station_name>.exe)を入力してください。

コマンドラインパラメータの一覧は 付録 A をご覧ください。

Dr.Webインストール中のBFEサービスエラー

いくつかのDr.Webコンポーネントでは、BFE(ベースフィルターエンジンサービス)を実行する必要があります。このサービスが不在または破損している場合、Dr.Webはインストールできません。BFEサービスが損傷しているまたは存在しない場合は、コンピューター上のセキュリティ脅威が存在している可能性があります。

Dr.Webのインストールがエラーで終了した場合は、次の操作を行います。

1.Doctor WebのユーティリティCureNet!を使用してワークステーションのシステムをスキャンします。ユーティリティのデモバージョン(修復機能なしの診断のみ)については、 https://download.drweb.com/curenet/ をご確認ください。

CureNet!フルバージョンの利用規約と価格については https://estore.drweb.com/utilities/ をご覧ください。

2.BFEサービスを復元します。これには、Windowsファイアウォールリカバリ ユーティリティ (Windows 7以降用)を使用できます。Windows Serverオペレーティングシステムでは、BFEサービスを手動で有効にするか、または再起動します。BFEサービスを再起動できない場合、またはサービスの一覧に表示されない場合は、Microsoftテクニカルサポート までお問い合わせください。

3.Dr.Webインストールウィザードを実行し、上記の手順に従ってインストールを実行します。

問題が引き続き発生する場合は、Doctor Webテクニカルサポートまでご連絡ください。