全般

全般 タブでは、次のDr.Web Serverパラメータを設定できます。

Server名 - Dr.Web Serverの名前です。指定されなかった場合、Dr.Web Serverソフトウェアがインストールされたコンピューターの名前が使用されます。

Dr.Web Server言語 - Dr.Web Serverデータベースから言語設定を受け取ることができなかった場合に、コンポーネントおよびDr.Web Serverシステムによってデフォルトで使用される言語です。特に、データベースが破損して言語設定を取得することができない場合にDr.Web Security Control Centerおよび管理者通知システムで使用されます。

現時点でテキストが更新されていないインターフェース言語を選択した場合は、その言語の更新を有効にするように求められます。方法は次のとおりです。リンクをたどって 管理→リポジトリ一般設定→Dr.Web Server→Dr.Web Security Control Centerの言語 セクションを開き、必要な言語にチェックを入れて保存 をクリックします。次回のリポジトリ更新時に、選択された言語のインターフェーステキストが更新されます。また、リポジトリの状態 セクションで、更新を手動で実行することもできます。

クライアントからのリクエスト同時処理数 - クライアント(Dr.Web Agent、Dr.Web Agentインストーラ、隣接Dr.Web Server、Dr.Web Proxy Server)からのデータを処理するスレッドの数です。このパラメータはDr.Web Serverのパフォーマンスに影響します。組み込みデータベースを使用する場合、デフォルト値を変更しないでください。外部データベースを使用する場合は、より高い値が必要になる場合があります(付録Dr.Web Serverの負荷と推奨設定パラメータ を参照)。Dr.Web Serverへのクライアント接続数の多いアンチウイルスネットワークでは、値を変更する前にDoctor Webテクニカルサポートに相談することをお勧めします。

バージョン10以降では、認証キュー パラメータをControl Centerから編集することはできません。

新しいDr.Web Serverのインストール時には、このパラメータはデフォルト値の 50 になっています。設定ファイルを保存して前回のバージョンからアップグレードする際には、認証キューの値が前回のバージョンの設定から保存されます。

認証キューの値を編集する必要がある場合は、Dr.Web Server設定ファイル内の以下のパラメータを変更します。

<!-- Maximum authorization queue length -->

<maximum-authorization-queue size='50'/>

新規端末登録モード ドロップダウンリストでは、新しい端末の登録モードを選択できます(新しい端末の承認ポリシー 参照)。

デフォルトのプライマリグループ ドロップダウンリストでは、端末からDr.Web Serverへのアクセスが自動承認される際に、プライマリに設定されるグループを選択します。

未承認の端末を新規端末にリセット にチェックを入れると、承認されなかったワークステーションのDr.Web Serverへのアクセス設定をリセットします。このオプションは、Dr.Web Serverの設定(パブリックキーなど)やDBを変更する際に便利です。この場合、ワークステーションはDr.Web Serverにアクセスすることができなくなり、再度アクセスするには新しいパラメータが必要になります。

端末アカウントを自動的に作成する にチェックを入れると、グループインストールパッケージからDr.Web Agentをインストールする際に不足している端末アカウントが自動的に作成されます。チェックが入っていない場合、インストールはグループ内にすでに作成されているアカウントに従ってのみ可能で、その端末用のインストールパッケージが起動されます。

Dr.Web ServerとAgent間の時刻の違いを許可 フィールドでは、Dr.Web ServerとDr.Web Agent間のシステム時刻の許容できる差を分単位で指定します。時刻の差が指定値よりも大きい場合は、Dr.Web Serverの端末ステータスに通知が表示されます。デフォルトでは3分まで許容されています。値を0に設定した場合、時刻の違いはチェックされません。

IPアドレスを置き換える にチェックを入れると、Dr.Web Serverログファイル内のIPアドレスをDNS名に置き換えます。

端末名 ドロップダウンリストでは、アンチウイルスネットワークのControl Centerカタログに表示されるワークステーション名の形式を設定できます。

端末名を置換 ドロップダウンリストを使用して、表示されたワークステーション名を完全修飾または部分修飾DNS名に置き換える方法を任意で設定できます(ホスト名が検出できない場合は、IPアドレスが表示されます)。

デフォルトでは、IPアドレスを置き換える のチェックは外されており、端末名は置換されません。DNSサービスが正しく設定されていない場合、これらを有効にするとDr.Web Serverの動作が大幅に遅くなる場合があります。これらのオプションのいずれかを使用する場合は、DNSサーバーでの名前のキャッシュを有効にすることをお勧めします。

NetBIOS名を置換 にチェックが入っていて、かつアンチウイルスネットワークにProxy Serverが含まれている場合、Dr.Web Security Control Center内ではProxy Server経由でDr.Web Serverに接続されているすべての端末に対して端末名の代わりにProxy Serverがインストールされているコンピューター名が表示されます。

端末の説明の同期 にチェックを入れると、端末の説明(Windows OSの システムプロパティ ページの コンピューターの説明 フィールド)をDr.Web Security Control Center内の端末の説明と同期します。Dr.Web Security Control Center内に端末の説明がない場合、ユーザーの端末上の説明がこのフィールドに入力されます。説明が異なる場合、Dr.Web Security Control Center内の説明がユーザーの端末上の説明に置き換えられます。

位置情報の同期 にチェックを入れると、マルチサーバーアンチウイルスネットワーク内のDr.Web Server間で端末の位置情報を同期します。チェックを入れた場合、次のパラメータを設定できます。

スタートアップ時に同期 - Dr.Web Server間の接続を確立する際に情報をリクエストする必要のある、位置情報を持たない端末の数です。

ポリシーを使用 にチェックを入れると、保護された端末の設定を行うポリシーを使用できます(ポリシー 参照)。

ポリシーバージョン数 - ポリシーごとに作成できるバージョンの最大数です。

Dr.Web Serverバージョンのバックアップ数 フィールドで、Control Center経由でDr.Web Serverの新しいリビジョンに更新する際に作成される、保存するバックアップの最大数を設定します(Dr.Web Serverのアップグレードとバックアップからの復元 を参照)。0を指定すると、すべのバックアップを保存します。

Agentプロトコル拡張を使用してファイルデータを転送する にチェックを入れると、SFTPプロトコル経由でのDr.Web AgentからDr.Web Serverへのファイルデータ転送を許可します。チェックが入っていない場合、データ転送は実行されません。

Lua仮想マシンの数 フィールドで、Dr.Web Serverに必要なプリロードされたLua仮想マシンの最大数を指定します。

Lua仮想マシンをロードするためのスクリプト フィールドに、Dr.Web Serverに必要なLua仮想マシンのバックグラウンド作成中に実行するスクリプトを入力します。