G7.6. Dr.Web Agent for UNIXリモートインストールユーティリティ

Dr.Web Agent for UNIXリモートインストールユーティリティを使用して、アンチウイルスネットワーク内にあるUNIX系OS環境の保護対象ワークステーションにDr.Web Agentをインストールできます。このユーティリティは、必要に応じてDr.Web for UNIX File Serversのインストールにも使用できます。

このユーティリティにはコマンドラインインターフェースがあり、いくつかのバージョンで利用できます。

実行ファイル

位置情報

説明

drweb-unix-install-<OS>-<bitness>

Control Center、管理 → ユーティリティ セクション

対応するオペレーティングシステムを搭載したコンピュータ上で任意のディレクトリから実行でる、独立したバージョンです。リポジトリやDr.Web Serverと一緒に更新されます。

webmin/utilities Dr.Web Serverディレクトリ

drwunixinstall

bin Dr.Web Serverディレクトリ

使用可能なサーバーライブラリに依存しており、そのため元の場所からのみ実行できるバージョンです。Dr.Web Serverと一緒に更新されます。

drweb-unix-install-<OS>-<bitness>drwwindowsinstall のバージョンは、同じ機能を持っています。このセクションでは drwunixinstall バージョンについて記載していますが、形式や使用可能なスイッチは両方のバージョンで同じです。

コマンドフォーマット

drwunixinstall [<switches>] <station_1_IP_address>[:<SSH_port>[^<user_name>[^<password>]]] <station_2_IP_address>[:<SSH_port>[^<user_name>[^<password>]]] ...

使用可能なスイッチ

drwunixinstall ユーティリティは、付録G. Dr.Web Enterprise Security Suite に含まれるプログラムのコマンドラインパラメータ で説明されている一般的なルールに従ってスイッチを使用します。

--help - ヘルプメッセージを表示します。

--ak <authorization_parameters> - 次の形式の暗号化キーを使用して、リモートワークステーションに代替の認証パラメータを設定します。

<user_name>^<path_to_Dr.Web_Server_private_key>^<path_to_Dr.Web_Server_public_key>[^<private_key_password>]

標準の認証パラメータ(<user_name>^<password> のペア)と暗号化キーを使用する代替パラメータの両方を設定した場合、ユーティリティの実行時に最初に後者が使用されます。

--ap <user_name>^<password> - リモートワークステーションでキーボードインタラクティブ認証を使用します。

--certificate <path> - Dr.Web Server証明書ファイルへのパスを設定します。デフォルトでは、webmin/install/unix/workstation/drwcsd-certificate.pem です。

--cpus <number> - リモートインストールに使用するCPUコアの数を設定します。デフォルトでは 4 です。

--ctimeout <time> - リモートワークステーションでインストールパッケージの転送が完了するまで待機する最大時間を設定します。秒単位で指定する必要があります。デフォルトでは 600 です。

--debug - デバッグモードでのロギングを有効にします。デフォルトでは no に設定されています。

--esuite <Dr.Web_Server_address> - リモートインストールに使用するDr.Web Serverのアドレスを入力します。インストールが完了すると、Dr.Web AgentはこのDr.Web Serverに接続します。次の形式で指定する必要があります:[udp://]<IP address or DNS name>[:<port>]

--etimeout <time> - リモートワークステーションでパッケージのインストールが完了するまで待機する最大時間を設定します。秒単位で指定する必要があります。デフォルトでは 900 です。

--from <path> - インストールパッケージを含むDr.Web Server上のディレクトリへのパスを設定します。デフォルトでは、webmin/install/unix です。

--long - タイムスタンプを含むロギングを有効にします。デフォルトでは no に設定されています。

--pwd <password> - su および/または sudo コマンドの使用中にリモートワークステーションで認証用のパスワードを設定します。

--remote-temp <path> - リモートワークステーション上の、インストールファイルとDr.Web Serverの証明書を一時的に保存するためのディレクトリへのパスを設定します。デフォルトでは、ユーティリティはオペレーティングシステムに設定された一時ディレクトリを使用します。

--server - Dr.Web Agentの代わりにDr.Web for UNIX File Serversをインストールしますデフォルトでは no に設定されています。

--simultaneously <number> - リモートワークステーションに同時にインストールするDr.Web Agentの最大数を設定します。

--sshdebug - SSHプロトコルを使用したすべての動作の詳細を含む、デバッグモードでのロギングを有効にします。デフォルトでは no に設定されています。

--sshwaitdebug - SSHプロトコルを使用したすべての動作とタイマー関連の動作の詳細を含む、デバッグモードでのロギングを有効にします。デフォルトでは no に設定されています。

--stimeout <time> - リモートワークステーションで su またはsudo コマンドの使用を許可するパスワード入力を待機する最大時間を設定します。秒単位で指定する必要があります。デフォルトでは 10 です。

--su - インストール中に su コマンドを使用して、リモートワークステーションのルートレベルまで権限を昇格します。デフォルトでは no に設定されています。

--sudo - インストール中に sudo コマンドを使用して、リモートワークステーションのルートレベルまで権限を昇格します。デフォルトでは no に設定されています。

--temp <path> - Dr.Web Server上の、証明書を一時的に保存するためのディレクトリへのパスを設定します。デフォルトでは、ユーティリティはオペレーティングシステムに設定された一時ディレクトリを使用します。

--timeout <time> - 接続の確立とリモートワークステーションでの認証を待機する最大時間を設定します。秒単位で指定する必要があります。デフォルトでは 30 です。

--verbosity <details_level> - ロギング中に詳細レベルを設定します。デフォルトでは info です。使用可能な値は、all、debug3、debug2、debug1、debug、trace3、trace2、trace1、trace、info、notice、warning、error、crit です。alldebug3 はシノニムです。

--version - ユーティリティのバージョンを表示します。