パーソナルインストールパッケージを使用してDr.Web Agentをインストールする

パーソナルインストールパッケージを使用して保護する端末にDr.Web Agentをインストールするには

1.Control CenterからDr.Web Serverに新しい端末の アカウントを作成 します。

2.ユーザーが直接Dr.Web Agentソフトウェアのインストールを行う場合、コンピューターまたはモバイルデバイスのOSに対応したDr.Web Agentパーソナルインストールパッケージのリンクをユーザーに送信します。

インストールファイルおよび設定ファイルは、インストールファイルの送信機能(管理者マニュアルインストールファイルの送信)を使用して、メールで簡単に送ることができます。

3.Dr.Web Agent をワークステーションにインストールします。

ワークステーションでのDr.Web Agentのローカルインストールについては、該当するOSの ユーザーマニュアル を参照してください。

Dr.Web Agentのインストールはコンピューターの管理権限を持つユーザーが行ってください。

 

ワークステーション上にアンチウイルスソフトウェアがすでにインストールされていた場合、パーソナルインストールパッケージはインストールを開始する前にその削除を試みます。削除に失敗した場合、ユーザーが手動でアンチウイルスソフトウェアを削除する必要があります。

4.macOS搭載の端末では、ローカルでDr.Web Serverへの 接続パラメータを設定 します。

サポートされるその他のOS搭載の端末では、パーソナルインストールパッケージでDr.Web Agentをインストールした後に追加の設定を行う必要はありません。Dr.Web Serverへの接続パラメータと認証パラメータは、パーソナルインストールパッケージに含まれています。Dr.Web Agentのインストール完了後、端末は自動的にDr.Web Serverに接続されます。

新規ユーザーアカウントの作成

端末アカウントの作成にはDr.Web Security Control Centerを使用します。

端末アカウントの作成時には、Control Center の次のセクション内で指定されるDr.Web Serverの名前に注意してください。

1.管理 → Webサーバーの設定Dr.Web Serverアドレス フィールド。Dr.Web Agentのインストールパッケージのリンクを生成するときに、このパラメータの値が使用されます。

このパラメータの値が指定されなかった場合、Dr.Web Agentのパーソナルインストールパッケージをダウンロードするためのリンクを生成するDr.Web Server名には、Control Centerが開かれているコンピューターのDNS名(可能な場合)またはIPアドレスが使用されます。

2.管理 → Dr.Web Serverの設定 ネットワーク タブ → ダウンロード タブ →Dr.Web Serverアドレス フィールド。このパラメータ値は、Dr.Web Agentインストールパッケージ内で指定され、インストール中にDr.Web Agentが接続するDr.Web Serverを定義します。

このパラメータの値が指定されなかった場合、Dr.Web Agentのインストールパッケージを作成する際に、Control Centerが接続されているDr.Web Serverの名前が使用されます。この場合、Control Centerはアカウントを作成するドメインのIPアドレスを使用してDr.Web Serverに接続する必要があります(Dr.Web Serverのアドレスには、ループバックアドレスの 127.0.0.1 は指定できません)。

Dr.Web Security Control Centerで新規端末アカウントを作成する

1.Control Centerのメインメニューで アンチウイルスネットワーク を選択します。

2.ツールバーで、 ネットワークオブジェクトを追加 → 端末の作成 オプションをクリックします。Control Centerウィンドウの右側に、新しい端末アカウントを作成するためのペインが開きます。

3.ナンバー 入力フィールドで、作成するアカウントの数を指定します。

4.ID フィールドに、作成される端末の一意のIDが自動的に作成されます。必要な場合は、IDを編集できます。

5.名前 フィールドに、アンチウイルスネットワークの階層的リストに表示される端末名を指定します。端末がDr.Web Serverに接続された後、この名前はローカルで指定した端末名に自動的に変更されます。

6.パスワードパスワードの確認 フィールドでは、端末がDr.Web Serverにアクセスする際に使用するパスワードを指定できます。パスワードを指定しない場合、パスワードが自動的に生成されます。

複数のアカウントを作成する場合、ID名前パスワードパスワードの確認)フィールドは自動的に設定され、端末の作成段階では変更することができません。

7.説明 フィールドで、カスタマーに関する追加情報を指定します。このパラメータは任意です。

8.グループ セクションで、作成される端末が含まれるグループを指定します。

メンバーシップ リスト内で、端末を含めるユーザーグループのリストを作成できます。

デフォルトでは、新しく作成された端末は Everyone グループに含まれます。カスタムグループが利用可能な場合は、作成する端末をカスタムグループに含めることができます。端末を含めることのできるグループの数に制限はありません。これを行うには、編集 をクリックし、メンバーシップ リスト内のユーザーグループ名の横にチェックを入れて、適用 をクリックします。

Everyone グループおよびプライマリグループから端末を削除することはできません。

作成する端末のプライマリグループを設定するには、メンバーシップ リストの該当するグループのアイコンをクリックします。グループアイコンに 1 が表示されます。

ポリシー リストでは、作成する端末が設定を継承するポリシーを設定できます。

このリストは、全般 タブの 管理 → Dr.Web Serverの設定 セクションで ポリシーを使用 にチェックが入っている場合に利用可能になります。

デフォルトでは、ポリシーは設定されません。ポリシーを指定するには、 をクリックし、該当するポリシーの横にチェックを入れて、適用 をクリックします。端末は、このポリシーの現在のバージョンから設定を継承します。端末には1つのポリシーのみを割り当てることができます。

プロファイル リストでは、端末に適用されるApplication Controlプロファイルを設定できます。

デフォルトでは、プロファイルは端末の親グループから継承されます。端末のプロファイルを選択するには、編集 をクリックし、該当するプロファイルの横にチェックを入れて、適用 をクリックします。端末には複数のプロファイルを適用することができます。

9.Dr.Web Proxy Server セクションでは、端末と接続するDr.Web Proxy Serverを設定できます。

作成する端末にDr.Web Proxy Serverをインストールする場合は、リンクされたDr.Web Proxy Serverを作成 にチェックを入れ、Dr.Web Proxy Serverのパラメータを指定します。このパラメータは、Dr.Web Proxy Serverを作成 するときのパラメータと同じです。

端末アカウントを作成する際には、Control CenterでDr.Web Proxy Serverアカウントが作成されます。設定が端末に送信されると、その端末にDr.Web Proxy Serverがバックグラウンドモードでインストールされます。Dr.Web Agentは、インストールされたDr.Web Proxy Serverを介してのみDr.Web Serverに接続されます。Dr.Web Proxy Serverの使用はユーザーに対して透過的になります。

10.必要に応じて、セキュリティ セクションのパラメータを指定します。このセクションのパラメータに関する詳細については、管理者マニュアルセキュリティ を参照してください。

11.必要に応じて、位置情報 セクションのパラメータを指定します。

12.右上の 保存 をクリックします。開かれるペインには、端末を正常に作成できたという通知と端末のID、次のリンクが含まれています。

インストールファイル - 端末用のDr.Web Agentパーソナルインストールパッケージをダウンロードするためのリンクが含まれています。

設定ファイル - Android、macOS、Linux端末用のDr.Web Serverに接続する設定が含まれたファイルをダウンロードするリンク。

新しい端末の作成後から、その端末のOSが指定されるまでの間、インストールパッケージのダウンロードセクション内にはDr.Web Enterprise Security SuiteがサポートするOS毎のリンクが表示されます(インストールパッケージがDr.Web Server上に未ダウンロードのOSは表示されません)。

 

Dr.Web Agentパーソナルインストールパッケージをダウンロードするためのリンクは以下の方法でも入手可能です。

端末作成後にそのプロパティ内で

階層的リストで選択された端末の 選択したオブジェクト セクション内で

 

Windows以外のOS向けパーソナルインストールパッケージを入手するには、Dr.Web Serverのインストール後に、対応するDr.Webエンタープライズ製品をGUSサーバーからリポジトリにダウンロードする必要があります。

Dr.Web Server上のリポジトリの管理については、管理者マニュアルDr.Web Serverリポジトリの管理 を参照してください。

パスワード 項目には、端末がDr.Web Serverにアクセスするためのパスワードが含まれています。パスワードを表示するには、 をクリックします。

Proxy Serverのパスワード 項目には、接続されたProxy Serverを使用して端末を作成した場合に、Proxy ServerからDr.Web Serverにアクセスするためのパスワードが含まれています(手順9を参照)。

インストール ボタンは、Dr.Web Security Control CenterからDr.Web Agentソフトウェアをリモートインストール するために使用します。

13.ワークステーションへのDr.Web Anti-virusのインストールについては、該当するOSの ユーザーマニュアル を参照してください。

macOS搭載端末でのDr.Web Serverとの接続パラメータ設定

1.Dr.Web Anti-virusアプリケーションメニューで、環境設定 をクリックし、モード を選択します。

2.集中管理モードを使用する チェックボックスにチェックを入れます。

3.IPアドレスやDr.Web Server上での認証パラメータなどDr.Web Serverとの接続に必要な設定は、パーソナルインストールパッケージにある install.cfg 設定ファイルから自動的に取得されます。

このファイルを使用するには:

a)ライセンスマネージャーで 他の種類の有効化 をクリックします。

b)開いたウィンドウ内に設定ファイルをドラッグするか、点線枠内をクリックしてファイルを選択します。

ファイルがマウントされると、接続設定のフィールドが自動的に埋まります。