9.1.2. Dr.Web Enterprise Server for UNIX®系OSのアップグレード |
サーバー ソフトウェアの上書きアップグレードは、全てのUNIX系OSで可能なわけではありません。アップグレードがサポートされていないUNIX系OSでは、古いバージョンの サーバー ソフトウェアを削除したのちバージョン 6.0.4 をインストールしてください。 設定ファイルの保存
データベースの保存 Dr.Web Enterprise Security Suite ソフトウェアをアップグレードする前に、データベースをバックアップすることを推奨します。 データベースをバックアップするには 1.サーバー を停止します。 2.DB をファイルにエクスポートします。 ◆FreeBSD: ◆Linux: ◆Solaris: 外部DBを使用する サーバー では、データベースと一緒に提供される標準ツールの使用を推奨します。
重要な注意事項
自動アップグレード Linux 向けの サーバー をバージョン 5.XX から 6.0.4 へアップグレードする場合、古いバージョンを削除した後に新しい サーバー をインストールする代わりに、以下のコマンドを使用することが出来ます。 ◆rpm: rpm -U <package_name> ◆dpkg: dpkg -i <package_name> 自動的に保存された ファイル は全て対応するディレクトリ内に保存され、手動による置き換えは必要ありません。 バージョン 5.0 または 6.0 サーバー の rpm ディストリビューションキット用パッケージをアップグレードする際、アップグレード前に webmin.conf Control Center 設定ファイルが変更されていた場合は、webmin.conf は古いバージョンから保存され、新しいファイルが webmin.conf.rpmnew という名前で作成されます。 設定ファイルの変更されたパラメータによって提供された機能を使用したい場合(Agent インストーラは http://<server_name>:9080/install ページでも入手可能です。インストールファイル を参照してください)、変更された全ての設定を古いファイルから新しいファイルにコピーし、新しいファイルwebmin.conf.rpmnewの名前を置換によってwebmin.confに変更してください。 手動アップグレード 1.Enterprise Server を停止してください。 2.ファイル(step 4 の サーバー アンインストール中に自動的にコピーされる ファイル 以外)を使用する予定がある場合はそれらを手動でバックアップしてください。例えば、レポートテンプレートをバックアップフォルダにコピーします。 3.レポジトリのコンテンツを削除します。 4.Enterprise Server ソフトウェアを削除します(Dr.Web Enterprise Server for UNIX®系OSのアンインストール 参照)。バックアップコピーを作成するように指示されます。バックアップを保存するフォルダを指定するか、デフォルトのフォルダを承認してください。 5.Enterprise Server バージョン 6.0.4 をインストールします(Dr.Web Enterprise Server for UNIX®系OSのインストール 参照)。 6.インストール後、作成したファイルを前回のインストールからのバックアップコピーと自動的に置き換えることができます。自動バックアップの場合、ファイルは以下の順番で置き換えられます。
手動バックアップの場合、インストール前にファイルをコピーしたフォルダと同じフォルダ内のファイルを置き換えてください。
7.データベースをアップグレードするために以下のコマンドを実行してください。 ◆Linux および Solaris: /etc/init.d/drwcsd upgradedb ◆FreeBSD: /usr/local/etc/rc.d/drwcsd.sh upgradedb 8.Enterprise Server を起動します。 9.レポジトリのアップグレードをセットアップし、実行して下さい。 10.サーバー を再起動します。 外部データベースを使用する場合 1.Enterprise Server を停止してください。 2.ファイル(step 4の サーバー アンインストール中に自動的にコピーされる ファイル 以外)を使用する予定がある場合はそれらを手動でバックアップしてください。例えば、レポートテンプレートをバックアップフォルダにコピーします。 3.レポジトリのコンテンツを削除します。 4.Enterprise Server ソフトウェアを削除します(Dr.Web Enterprise Server for UNIX®系OSのアンインストール 参照)。バックアップコピーを作成するように指示されます。バックアップを保存するフォルダを指定するか、デフォルトのフォルダを承認してください。 5.Enterprise Server バージョン 6.0.4 をインストールします(Dr.Web Enterprise Server for UNIX®系OSのインストール 参照)。 6.自動的に保存されたファイル(上記 参照) を以下の場所に移動してください。 ◆Linux: /var/opt/drwcs/etc(パブリックキー以外)。 パブリックキーは /opt/drwcs/Installer/ と /opt/drwcs/webmin/install に保存してください。 ◆FreeBSD: /var/drwcs/etc(パブリックキー以外)。 パブリックキーは /usr/local/drwcs/Installer/ と/usr/local /drwcs/webmin/install に保存してください。 ◆Solaris: /var/drwcs/etc(パブリックキー以外)。 パブリックキーは /opt/drwcs/Installer/ と /opt/drwcs/webmin/install に保存してください。 手動バックアップの場合、インストール前にファイルをコピーしたフォルダと同じフォルダ内のファイルを置き換えてください。
7.データベースをアップグレードするために以下のコマンドを実行してください。 •Linux および Solaris: /etc/init.d/drwcsd upgradedb •FreeBSD: /usr/local/etc/rc.d/drwcsd.sh upgradedb 8.Enterprise Server を起動します。 9.レポジトリのアップグレードをセットアップし、実行して下さい。 10.サーバー を再起動します。 Dr.Web Enterprise サーバーをバージョン 6.0.4 へアップグレードする際には以下の手順を実行することを推奨します。 1.アップグレード前に、Enterprise Agent と ネットワークインストーラ の通信プロトコルの使用を次の方法で無効にしてください。メインメニューで 管理 を選択し、Dr.Web Enterprise サーバの設定 をクリックします。モジュール タブに行き プロトコル"Dr.Web Enterprise エージェント"、及び プロトコル"Dr.Web Network Installer" フラグをクリアにします。保存 をクリックします。サーバー を再起動するよう要求するウィンドウが開きます。はい をクリックしてください。 2.上記 の方法で サーバー をバージョン 6.0.4 にアップグレードしてください(保存された サーバー 設定ファイルを使用して)。 3.サーバー をアップグレードした後、ワークステーションにインストールしたコンポーネントの設定を行います(アンチウイルスパッケージの構成 参照)。特に、アンチスパム ライセンスを持っていない場合は、SpIDer Gate 及び Office Control コンポーネントに対して インストールしない を設定してください。 4.Dr.Web ESS コンポーネントをアップグレードします。メインメニューで 管理 を選択し、コントロールメニューで レポジトリの状態 をクリックします。開いたウィンドウで 更新情報のチェック をクリックしてください。必要に応じて GUS 更新の為のプロキシサーバー設定を事前に行ってください。 5.必要に応じて、サーバー との通信に Agent が使用するポートを 管理 → Dr.Web Enterprise サーバの設定 → トランスポート タブを使用して設定してください。 6.step 1 で無効にした Enterprise Agent 及び ネットワークインストーラ の通信プロトコルの使用を有効にします。 7.ワークステーションのソフトウェアをアップグレードします。 アップグレードされたアンチウイルスプログラムが操作可能な状態になります。
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