動作モード

Dr.Web for UNIX mail serversを使用し、Dr.Web Enterprise Security Suiteによって管理されたアンチウイルスネットワークに接続することが出来ます。そのような集中管理モードで動作するために、追加のソフトウェアをインストールしたりDr.Web for UNIX mail serversをアンインストールする必要はありません。

そのために、Agentは以下の2つのモードのいずれかで動作することが出来ます。

Standaloneモード。保護するコンピューターがアンチウイルスネットワークに含まれていない、又はリモート操作されていない場合。このモードでは、設定ファイルおよびキーファイルはローカルドライブ上にあり、Agentは保護するコンピューターから管理されます。
Enterpriseモード(集中管理モード)。保護するコンピューターが集中管理サーバから管理されている場合。このモードでは、Dr.Web for UNIX mail serversのいくつかの機能や設定がセキュリティポリシーに従って変更、またはブロックされることがあります。ライセンスキーファイルは集中管理サーバから受け取るので、ローカルコンピューター上のキーファイルは使用されません。

Enterpriseモード(集中管理モード)を使用する場合

1.集中管理サーバへの接続に必要となる情報(公開鍵や接続先の情報など)をウイルス対策の管理者に確認します。
2.Agentの設定ファイル(デフォルト:%etc_dir/agent.conf[EnterpriseMode]セクションで以下のパラメータを設定してください。
管理者に確認した公開鍵ファイルの場所をPublicKeyFileパラメータで指定してください(通常、%var_dir/drwcsd.pub)。このファイルは、Dr.Web Enterprise Security Suiteへのアクセスで利用する暗号鍵を含んでいます。ウイルス対策の管理者の方は、Dr.Web Enterprise Security Suiteサーバの対応するディレクトリで公開鍵ファイルの存在を確認することができます。
 Dr.Web Enterprise Security SuiteのIPアドレスまたはホスト名にServerHostパラメータを指定してください。
 Dr.Web Enterprise Security Suiteのポート番号(通常2193)にServerPortパラメータを指定してください。
3.集中管理サーバに接続する為に、UserEnterpriseModeパラメータにYesを指定してください。

集中管理モードでは、Dr.Web for UNIX mail serversのいくつかの機能や設定がセキュリティポリシーに従って変更、またはブロックされることがあります。ライセンスキーファイルは集中管理サーバから受け取るので、ローカルコンピューター上のキーファイルは使用されません。

 

warning

Dr.Web for UNIX mail servers が集中管理モードをフルサポートする為に、Monitorの動作もEnterpriseモードに設定する必要があります。詳細については Dr.Web UNIX Monitorの Operation Modeをご覧ください。

 

Standaloneモードを使用する場合

1.Agentの設定ファイル(デフォルト: %etc_dir/agent.conf[StandaloneMode]セクションですべてのパラメータが適切に指定されていることを確認します。
2.Agent設定ファイルの[EnterpriseMode]セクションでUseEnterpriseModeパラメータにNoを指定してください。

このモードに変更するとDr.Web for UNIX mail serversの全ての設定はロック解除され、前回の、またはデフォルトの値に復元されます。再度Dr.Web for UNIX mail serversの全ての機能にアクセスし、設定を行うことが出来ます。

 

warning

Dr.Web for UNIX mail serversがStandaloneモードで正常に動作するためには有効なライセンスキーファイルが必要です。このモードでは、集中管   理サーバから受け取ったキーファイルは使用できません。