このモードでの動作には、Postfixのバージョン2.3.3以降が必要になります。

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Dr.Web for UNIX mail serversとPostfixはデフォルトでafter-queueモードで連携するように設定されています。milterプロトコルを使用するには、Postfix設定ファイルを再度編集する必要があります。content_filterパラメータをsmtpd_miltersパラメータに変更し、master.cfファイルに加えられた全ての変更を削除してください。必要な制限はPostfix設定ファイル内で直接指定することが出来ます。
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Postfixがそれを経由してdrweb-milterモジュールと連携するトランスポートアドレスはTCPソケット、またはUNIXソケットとして指定することが出来ます。
アドレスはPostfix設定ファイルmain.cfのsmtpd_miltersパラメータ内で指定します。接続をTCPソケット経由で確立する場合、パラメータ値はinet:host@port(例:smtpd_milters=inet:127.0.0.1:3001)の書式で設定し、UNIXソケット経由の場合はunix:pathname(pathnameはUNIXソケットへの絶対パスです)の書式で設定します。
UNIXソケットを使用する場合、Postfixがソケットファイルへの書き込み権限を持っている必要があります。
Postfixとdrweb-milterモジュール間のトランスポート接続アドレスも、Dr.Web MailD設定ファイル[Milter]セクションのAddressパラメータ内で指定する必要があります。このパラメータの書式と値はmain.cfファイルのsmtpd_miltersパラメータのものと同一にしてください。
トランスポートアドレスの他に、以下のパラメータをmain.cf設定ファイル内で指定してください。
• | milter_content_timeout = 300s - Postfixのこのタイムアウトは非常に重要で、Dr.Web MailDがBeforeQueueFiltersモードでメッセージを検査する際にかかる時間の上限を定義します。このパラメータの値はDr.Web MailD設定ファイル[Milter]セクションのProcessingTimeoutパラメータの値よりも大きくしておくことを推奨します。 |
• | milter_default_action = tempfail - このパラメータは、drweb-milterモジュールとの連携中にエラーが生じた場合にPostfixがとるアクションを定義します。 |
• | milter_protocol = 6 - milterプロトコルの、必要とされるバージョン |
• | milter_mail_macros = _ - このパラメータによって、Dr.Web MailDが送信者のIPアドレスおよびホスト名を取り出すことが出来ます。 |
• | milter_end_of_data_macros = i auth_type - このパラメータによって、メッセージに関する情報をdrweb-milterログに追加する認証に関する情報、およびメッセージIDを取り出すことが出来ます。 |
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