メールアーカイブのパスワードを復元する

Webインターフェースでは、メールユーザーが受信した脅威を含んだ、保護されたアーカイブのパスワードをすぐに復元できます。このようなアーカイブは、アクションPassがメールメッセージに適用された場合に、スキャンされたメールメッセージの悪意のある部分や望ましくない部分を保存するために、Dr.Web for UNIX Mail Serversによって使用されます。設定パラメータRepackPasswordの値に応じて、アーカイブは以下のようになります。

パスワードで保護されていません(None)。

パラメータに示されているのと同じパスワードで保護されています(Plain)。

秘密のワードと一意のメールメッセージ識別子に基づいて各アーカイブ用に生成された一意のパスワードで保護されています(HMAC)。

ユーザーが一意のメールメッセージ識別子を共有し、管理者がパスワード生成に使用される秘密のワードを知っている場合、パスワード復元のためのインターフェースでは、メールシステムの管理者はHMAC方式で保護されたアーカイブのパスワードを(ユーザーのリクエストにより)復元できます(デフォルトでは、モードHMACが設定されている場合、秘密のワードはパラメータRepackPasswordの値からの現在有効な秘密のワードとなります)。

パスワード生成方式が変更された場合、パスワード復号が正常に実行されるためには、脅威を含んだ保護されたアーカイブのメールメッセージの解凍とパスワード生成の実行時に使用されていた秘密のワードが必要となります。

ユーザーのメールメッセージに一意の識別子がない場合、アーカイブのパスワード生成がPlain方式を使用して実行されたことを意味し、パスワード復元インターフェースではパスワードを復元できません。

パスワードを復元する

脅威のある保護されたアーカイブのパスワードの復元は、Webインターフェースのメインメニューで脅威を含んだ添付アーカイブのパスワード項目を選択すると表示されるパネルを介して実行されます。起動したパネルは、Webインターフェースの右下隅に表示されます。パスワード復元パネルの外観は以下のようになります。

図12. メールアーカイブのパスワード復元パネル

HMAC方式で生成されたアーカイブのパスワードを復元するには、以下のように指示します。

パスワードで保護されたアーカイブを含むメールメッセージの受信者によって提供されたメッセージID

メール処理時にDr.Web MailDの設定で使用された秘密のフレーズ(デフォルトでは、パスワード生成のHMAC方式がDr.Web MailDの設定で指示されている場合、このフィールドには現在有効な秘密のワードを入力します)。

アーカイブのパスワードを復元するには、パスワードを取得をクリックします。生成されたパスワードは、アーカイブのパスワードフィールドに表示されます。

パネルを閉じるには、パネルの右上隅にあるをクリックします。