NSSボリュームとの統合

Dr.Web for UNIX File ServersをNovell Storage Servicesボリュームと統合するには、設定ファイルの[NSS]セクションにある次のパラメータに値を指定します。

ProtectedVolumesパラメータで、NSSマウントポイントにあり、保護の対象となるファイルシステムボリュームの名前を指定します。パラメータが空の場合、NSSマウントポイントのすべてのボリュームが保護されます。

必要に応じて、ExcludedPathおよびIncludedPathパラメータを使用して、保護されたボリュームにあるオブジェクトへのパスを除外したり、SpIDer Guard for NSSによるチェックに含めたりできます。ディレクトリへのパスまたはファイルへのパスを指定できます。ディレクトリを指定した場合、そのディレクトリのコンテンツはすべてスキップまたはスキャンされます。

IncludedPathパラメータはExcludedPathパラメータよりも優先されます。つまり、同じオブジェクト(ファイルまたはディレクトリ)が両方のパラメータ値に含まれている場合、このオブジェクトはチェックされます。

IncludedPathExcludedPathのパラメータを使用すると、ファイルマスク(ワイルドカード)を使用できます。これらのパラメータで指定したパスの大文字と小文字の区別は、NSS設定によって定義されます。

Startパラメータの値をYesに設定して、SpIDer Guard for NSSを有効にします。

すべての設定を調整したら、Dr.Web for UNIX File Serversを次のコマンドで再起動します。

# drweb-ctl reload

設定デーモンDr.Web ConfigDは、次のコマンドでも再起動できます。

# service drweb-configd restart