パケットフィルター

ネットワーク ウィンドウでは、特定のインターフェースを介して送信されたパケットをフィルタリングするための一連のルールを作成できます。

ネットワーク ウィンドウを開くには

1.Dr.Web メニュー Dr.Web icon を開き、Security Center を選択します。

2.開いているウィンドウで、ファイルとネットワーク セクションを選択します。

3.Dr.Webが 管理者モード で動作していることを確認してください(プログラムウィンドウ下部にあるロックが開いています )。管理者モードではない場合は、ロックをクリックします 

4.Firewall タイルをクリックします。コンポーネントの設定ウィンドウが開きます。

5.アドバンス設定 グループを展開します。

6.アプリケーションルール セクションで、変更 をクリックします。ネットワークインターフェースの一覧が表示されたウィンドウが開きます。これらのネットワークインターフェースには、ルールが設定されています。

図50. ネットワークインターフェースのルールセット

7.必須インターフェースには、適切なルールセットを選択します。適切なルールセットが存在しない場合は、ルールを作成できます。

Firewall のデフォルトのフィルタリングルールセットは次のとおりです:

デフォルトルール - このルールセットは、新しい ネットワークインターフェース に対してデフォルトで使用されます。

全て許可 - 全てのパケットを通過させます。

全てブロック - 全てのパケットをブロックします。

フィルタリングモード間の切り替えを簡単にするために、フィルタリングルールのを作成することができます。

使用可能な全てのインターフェースをリストに加えるには Add をクリックし、全て表示 を選択します。開いたウィンドウ内で、常にリスト上に表示させるインターフェースを指定することができます。アクティブなインターフェースは自動的にリスト上に表示されます。

Delete をクリックすると、非アクティブなインターフェースを削除できます。

インターフェースパラメータにアクセスするには、インターフェースの名前をクリックします。

パケットフィルターの設定

既存のルールセットを設定して新しいルールセットを追加するには、ルールセット ボタンをクリックして パケットフィルターの設定 ウィンドウに移動します。

図51. パケットフィルターの設定

このページでは、以下の操作を行うことができます。

新しいルールを追加、既存のルールを変更、削除するなど、フィルタリングのルールセットを設定する。

高度なフィルタリング設定を行う。

ルールセットを設定する

次のいずれかを実行してください:

ネットワークインターフェースの新しいルールセットを追加するには、Add をクリックしてください。

既存のルールセットを編集するには、該当するルールセットをリスト上で選択し Copy をクリックしてください。

既存のルールセットのコピーを追加するには、該当するルールセットを選択し Copy をクリックしてください。コピーされたルールは、選択されたルールセットの後ろに追加されます。

既存のルールセットを削除するには、該当するルールセットを選択し Delete をクリックしてください。

追加設定

パケットフィルターの設定 ウィンドウでは、次のオプションを選択できます。

オプション

説明

動的パケットフィルタリングを有効にする

既存のTCP接続の状態に応じてパケットをフィルタリングするにはこのチェックボックスにチェックを入れてください。TCPプロトコルの分類によるアクティブな接続に適合しないパケットは Firewall によってブロックされます。このオプションによってDoS攻撃(サービスの拒否)、リソースのスキャン、データの挿入、その他悪意のある操作からコンピューターを保護することができます。

複雑なデータ伝達アルゴリズムを持つプロトコル(FTP、SIPなど)を使用する際にも、このチェックボックスにチェックを入れることを推奨します。

TCP接続の状態に関係なくパケットをフィルタリングする場合は、チェックを外してください。

フラグメント化されたIPパケットを処理する

大容量のデータのやり取りを処理するには、このチェックボックスにチェックを入れてください。パケットの最大サイズ(MTU - Maximum Transmission Unit)はネットワークによって変動します。そのため、大きいIPパケットは通信の際にいくつかのパケットに分けられることがあります。このオプションを有効にすると、細分化(フラグメント化)されたパケットのうちの最初のパケットに適用されたルールが、残りの全てのパケットにも適用されます。

細分化されたパケットをそれぞれ個別に処理する場合は、チェックを外してください。

変更を保存するには OK をクリックします。変更を保存せずにウィンドウを閉じるには キャンセル をクリックします。