バージョン 6 からバージョン 10 への Server アップグレード、およびバージョン 10 内での Server アップグレードは、インストーラを使用して自動的に実行されます。

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バージョン 10 内での Server のアップグレードは Control Center 経由でも行うことができます。手順については 管理者マニュアル Dr.Web Serverのアップグレードとバックアップからの復元 を参照してください。
バージョン 10 内での全ての Server のアップグレードがディストリビューションキットを持っているわけではありません。Control Center 経由でのみインストール可能な場合もあります。
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設定ファイルの保存
バージョン6の Server が削除された後、以下のファイルが自動的に保存されます:
ファイル
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説明
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デフォルトフォルダ
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agent.key (名前は異なる場合があります)
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Agent ライセンスキーファイル
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etc
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certificate.pem
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SSL証明書
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drwcsd.conf(名前は異なる場合があります)
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Server 設定ファイル
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drwcsd.pri
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暗号化プライベートキー
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enterprise.key(名前は異なる場合があります)
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Server ライセンスキーファイル
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private-key.pem
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RSAプライベートキー
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auth-ads.xml
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Active Directoryを使用した管理者の外部認証のための設定ファイル
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auth-ldap.xml
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LDAPを使用した管理者の外部認証のための設定ファイル
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auth-radius.xml
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RADIUSを使用した管理者の外部認証のための設定ファイル
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dbinternal.dbs
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組み込みデータベース
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var
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drwcsd.pub
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暗号化パブリックキー
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•インストーラ •webmin\install |
バージョン 10 の Server が削除された後、以下のファイルが、保存されます:
ファイル
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説明
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デフォルトフォルダ
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agent.key (名前は異なる場合があります)
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Agent ライセンスキーファイル
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etc
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enterprise.key(名前は異なる場合があります)
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Serverライセンスキーファイル―このファイルは、前回のバージョンからのアップデート後に存在していた場合に保存されます。新しい Server 10 のインストール時にはこのファイルはありません。
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frontdoor.conf
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Server リモート診断ユーティリティの設定ファイル
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auth-ads.xml
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Active Directoryを使用した管理者の外部認証のための設定ファイル
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auth-ldap.xml
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LDAPを使用した管理者の外部認証のための設定ファイル
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auth-radius.xml
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RADIUSを使用した管理者の外部認証のための設定ファイル
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download.conf
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Agent インストールパッケージを作成するためのネットワーク設定
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drwcsd.conf(名前は異なる場合があります)
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Server 設定ファイル
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drwcsd.conf.distr
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デフォルトパラメータを持った Server 設定ファイルのテンプレート
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drwcsd.pri
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暗号化プライベートキー
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openssl.cnf
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HTTPS用の Server 証明書
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webmin.conf
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Dr.Web Security Control Center 設定ファイル
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dbexport.gz
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データベースのエクスポート
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<backup> フォルダ
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drwcsd.pub
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暗号化パブリックキー
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•インストーラ •webmin\install |

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以前のバージョンの Server の設定ファイルを使用する場合、次のことに注意してください。
1.Server ライセンスキーファイルはサポートされていません(キーファイル 参照)。 2.組み込みデータベースのアップグレードおよび Server 設定ファイルの変換はインストーラを使用して行われます。Server 10 へのアップグレード時に、これらのファイルをバックアップコピーと置き換えることはできません。 |
必要に応じて、保存したいその他の重要なファイルを Server インストールフォルダ以外の別のフォルダにコピーしてください。たとえば、 \var\templates フォルダにあるレポートテンプレートをコピーします。
データベースの保存

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Dr.Web Server バージョン 10 以降のMS SQL CEデータベースはサポートしなくなりました。インストーラを用いた Server の自動アップグレード時には、MS SQL CEデータベースは自動的に IntDB組み込みデータベースに変換されます
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Dr.Web Enterprise Security Suiteソフトウェアをアップグレードする前に、データベースをバックアップすることを推奨します。
データベースをバックアップするには
1.Server を停止します。 2.DB をファイルにエクスポートします。
"C:\Program Files\DrWeb Server\bin\drwcsd.exe" -home="C:\Program Files\DrWeb Server" -var-root="C:\Program Files\DrWeb Server\var" -verbosity=all exportdb <backup_folder>\esbase.es
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外部DBを使用する Server では、データベースと一緒に提供される標準ツールの使用を推奨します。

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Dr.Web Enterprise Security SuiteDB のエクスポートが成功したことを確認してください。DBのバックアップコピーがない場合、緊急時に Server を復元できません。
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Dr.Web Server のアップグレード
Dr.Web Server をアップグレードするには
1.ディストリビューションファイルを実行します。

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デフォルトでは、インストーラはOSの言語を使用します。必要に応じ、インストーラウィンドウ内の右上部にある該当するオプションを選択することで、手順のどの時点でもインストール言語を変更することができます。
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2.インストールされている前回のバージョンの Dr.Web Server についての通知と新しいバージョンのアップグレード手順の概要が表示されるウィンドウが開きます。アップグレード手順を設定するには アップグレード をクリックしてください。 3.製品に関する情報と使用許諾契約書へのリンクが記載されたウィンドウが開きます。インストールを続けるには使用許諾契約書をお読みになり、 使用許諾契約の条項に同意します を選択して 次へ をクリックしてください。 4.インストールウィザードの続く手順では、前回のインストール時の設定ファイル(上記 参照)に基づき、Dr.Web Server のインストール と同様のプロセスで Server のアップグレードが実行されます(上記 参照)。インストールウィザードは前回インストールされた Server インストールフォルダ、設定ファイル、内部DBの場所を自動的に検出します。必要に応じ、インストーラによって自動的に検出されたファイルの場所を変更することができます。

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外部 Server データベースを使用する場合は、アップグレードの間に 外部データベースを使用 も選択してください。
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ODBC接続経由でOracleまたはPostgreSQL DBを外部データベースとして使用する場合、Server のアップグレード中にインストーラの設定内でPostgreSQL DBMS用の組み込みクライアントのインストールを無効にしてください(Database support セクション内)。
この操作を行わない場合、ライブラリの競合により、ODBC経由でOracle DBと連携することができません。
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5.以前のバージョンの Server を削除し、Server バージョン 10 のインストールプロセスを開始するには、インストール をクリックしてください。
Dr.Web Server をバージョン 10 へアップグレードした後は、Dr.Web Security Control Center が正常に動作していることを以下の手順で確認してください:
1.Dr.Web Security Control Center への接続に使用しているWebブラウザのキャッシュをクリアします。 2.Dr.Web Security Control Centerプラグイン を アップグレード してください。
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