アンチウイルスネットワーク

Dr.Web Security Control Centerのメインメニューで アンチウイルスネットワーク を選択します。

コントロールメニュー

表示されたウィンドウ内の情報を参照または編集するには、ウィンドウの左側にあるコントロールメニューを使用します。

コントロールメニューには以下の項目が含まれています。

1.全般

チャート

セキュリティID

保護コンポーネント

隔離

ユーザーセッション

動作していない端末

ハードウェアとソフトウェア

プロパティ

メンバーシップグループのルール(ユーザーグループが選択されている場合)

Dr.Webプロキシサーバー(プロキシサーバーまたはそのグループが選択されている場合)

2.統計

3.設定

Dr.Web Proxy Server(プロキシサーバーまたは Proxiesグループとそのサブグループを選択した場合)

パーミッション

Task Scheduler

コンポーネントのインストール

接続設定

更新の制限

Dr.Web Agent for UNIX - UNIX系OS環境の端末上で検出された脅威に関する統計の送信間隔を設定できます。

選択された端末のOS、またはグループが選択されている場合はOSのリストに応じたアンチウイルスコンポーネントのリストです。

Control Centerで設定されたアンチウイルスコンポーネントの設定に関する詳しい説明は、管理者マニュアルの該当するOSの端末を管理する方法に関する記載を参照してください。

アンチウイルスネットワークの階層的リスト

ウィンドウの中央部分にはアンチウイルスネットワークの階層的リストがあります。リスト(カタログ)は、アンチウイルスネットワーク要素のツリー構造を表します。この構造内のノードは、グループとそれらのグループ内のワークステーションです。

階層的リストエレメントで以下の操作を実行できます。

グループまたは端末の名前を左クリックして、該当するエレメントのコントロールメニューを開き(ウィンドウの左側)、プロパティペイン(ウィンドウの右側)にエレメントの概要情報を表示する。

グループのアイコンを左クリックしてグループの中身を開く、または隠す。

端末のアイコンを左クリックし、その端末のプロパティセクションを開く。

階層的リストのエレメントを複数選択するには、CTRLキーまたはSHIFTキーを押しながら選択します。

表示されるアイコンはエレメントのタイプやステータスによって異なります(下の表を参照)。

階層的リスト内のエレメントのアイコン

アイコン

説明

グループ、基本的なアイコン

常に階層的リスト上に表示されるグループです。

以下のいずれかにあてはまる場合、グループは表示されません。

グループの可視性の設定 → 空の場合は非表示 オプションが設定されており、現在、端末を含んでいないグループ

グループの可視性の設定 → 非表示 オプションが適用されており、現在、 ツリー表示設定 セクションで 非表示グループの表示 にチェックが入っていないグループ

ワークステーション、基本的なアイコン

アンチウイルスソフトウェアがインストールされている、アクセス可能なワークステーションです。

アンチウイルスソフトウェアがインストールされている、アクセス可能なワークステーションです。端末の状態の重要度はです。必要な管理者のアクションを決定するには、ステータス セクションで、端末の状況を確認してください。

このアイコンを表示するには、ツールバーで ツリー表示設定 → 端末の状態の重要度を表示を選択してください。

アンチウイルスソフトウェアがインストールされている、アクセス可能なワークステーションです。端末の状態の重要度は最高またはです。必要な管理者のアクションを決定するには、ステータス セクションで、端末の状況を確認してください。

このアイコンを表示するには、ツールバーで ツリー表示設定 → 端末の状態の重要度を表示を選択してください。

アクセス不可能な端末です。

端末のアンチウイルスソフトウェアはアンインストールされています。

Agentのリモートネットワークインストール中の端末の状態です。端末はAgent のインストールされた時点から初めてServerに接続するまで、この状態になります。

プロキシサーバーがサーバーに接続されていません。

プロキシサーバーはサーバーに接続されていますが、指定された設定を使用していません。

プロキシサーバーはサーバーに接続され、指定された設定を使用しています。

追加のアイコン

個人設定がセットされている端末およびグループ(または個人設定がセットされている端末が含まれたグループ)のアイコンの上に表示されます。

このアイコンを表示するには、ツールバーで ツリー表示設定 → 個人設定アイコンの表示を選択してください。

例えば、アンチウイルスソフトウェアがインストールされているオンライン端末に個人設定がセットされている場合、そのアイコンは次のようになります:

端末を自動的に追加するルールが設定されているグループの基本アイコンの横に表示されるメンバーシップルールのアイコンです。

このアイコンを表示するには、ツールバーで ツリー表示設定 → メンバーシップルールアイコンの表示を選択してください。

例えば、常に階層的リストに表示されるグループにメンバーシップルールが設定されている場合、そのアイコンは次のようになります:

アンチウイルスネットワークカタログエレメントの管理は階層的リストのツールバーを介して行います。

ツールバー

階層的リストのツールバーには以下のエレメントが含まれています。

全般 - 階層的リストの全般的パラメータを管理します。ドロップダウンリストから該当するアイテムを選択します。

編集 - Dr.Web Security Control Centerの右側のペインに端末またはグループの設定を開きます。

選択したオブジェクトの削除 - 階層的リストからアイテムを削除します。リストからアイテムを選択し、選択したオブジェクトの削除 をクリックします。

メンバーシップルールの削除 - 端末をグループに自動的に含めるルールを削除します。

このグループをプライマリとして設定 - 選択したグループを、そのグループに含まれる全ての端末に対するプライマリとして設定します。

端末のプライマリグループの設定 - 選択した端末に対するプライマリグループを割り当てます。端末ではなく、1つのグループが階層的リストから選択された場合、指定されたプライマリグループは、そのグループに含まれる全ての端末に対して割り当てられます。

端末の結合 - 階層的リスト内で、複数の端末を1つのアカウントで結合します。1台の端末が複数のアカウントで登録されている場合に使用できます。

個人設定の削除 - 選択したオブジェクトの個別の設定を削除し、その親グループの設定を使用します。グループ内の全ての端末の設定も削除されます。

端末にメッセージを送信 - 端末のユーザーに通知を送信します。

パスワードをリセット - 選択された端末のアンチウイルスコンポーネント設定にアクセスするためのユーザーパスワードを削除します。このオプションはWindows OS端末でのみ使用可能です。

端末の再起動 - リモートで端末の再起動を開始します。

Dr.Web Agentのアンインストール - 選択した端末またはグループからAgentおよびアンチウイルスソフトウェアを削除します。

Dr.Web Agentのインストール - 選択した端末へのAgentインストール用にNetwork scannerを開きます。このオプションは、新たに承認された端末またはAgentが削除済みの端末が選択された場合にのみ有効になります。

削除された端末を復元 - 以前削除された端末を復元します。このオプションは、ステータス グループの 削除済み サブグループからの端末が選択されている場合にのみ有効です。

インストールファイルを送信 - 一覧から選択された端末のインストールファイルをこのセクションのパラメータで指定されたメールアドレス宛てに送信します。

選択した隣接ServerのDr.Web Security Control Centerを別ウィンドウで開く。このオプションは、アンチウイルスネットワークツリーで隣接Serverを選択すると有効になります。

ネットワークオブジェクトを追加 - アンチウイルスネットワークの新しい要素を追加します。ドロップダウンメニューから該当するアイテムをクリックします。

端末の作成 - 新しい端末を追加します(インストールマニュアル新規ユーザーアカウントの作成を参照)。

グループの作成 - 新しいグループを追加します。

隣接Serverの作成 - 隣接Dr.Web Server接続の接続を追加します。

ポリシーを作成 - 端末の設定をするための新しいポリシーを追加します。

プロキシサーバーの作成 - プロキシサーバーを接続するための新しいアカウントを追加します(インストールマニュアルプロキシサーバーアカウントの作成を参照)。

データのエクスポート

データをCSVで保存 - アンチウイルスネットワークの選択された端末に関する全般的なデータをCSVファイルに保存します。

データをHTMLで保存 - アンチウイルスネットワークの選択された端末に関する全般的なデータをHTMLファイルに保存します。

データをXMLで保存 - アンチウイルスネットワークの選択された端末に関する全般的なデータをXMLファイルに保存します。

データをPDFで保存 - アンチウイルスネットワークの選択された端末に関する全般的なデータをPDFファイルに保存します。

データのエクスポート セクションの上のオプションでは、選択された端末と選択されたグループに含まれる端末に関する情報のみをエクスポートします。

設定をエクスポート - アンチウイルスネットワークの選択されたオブジェクトの設定をファイルに保存します。このオプションでは、保存する設定セクションを選択するよう指示されます。

設定をインポート - アンチウイルスネットワークの選択されたオブジェクトの設定をファイルから読み込みます。このオプションでは、設定を読み込むファイルと読み込んだ設定セクションを選択するよう指示されます。

統計のエクスポート - アンチウイルスネットワークの選択したオブジェクトに関するアンチウイルスコンポーネントの統計情報をファイルに保存します。このオプションでは、保存する統計セクションとエクスポート形式を選択するように求められます。

設定を伝搬 - アンチウイルスネットワークの選択されたオブジェクトの設定を別のオブジェクトに伝搬します。このオプションでは、設定を伝搬させるオブジェクトと伝搬させた設定セクションを選択するよう指示されます。

グループの可視性の設定 - リスト内のグループの表示方法を変更します。ドロップダウンリストで、次のいずれかを選択します(グループのアイコンが変わります。上の表を参照)。

非表示 - このグループは階層的リストに表示されません。

空の場合は非表示 - グループが空の場合(ワークステーションを含んでいない)は表示されません。

表示 - グループは常に階層的リストに表示されます。

コンポーネントの管理 - 端末のコンポーネントを管理します。ドロップダウンメニューから必要な動作を選択します。

エラーが発生したコンポーネントをリカバリ - エラーが発生しているコンポーネントの状態を強制的に回復します。回復には、現在端末にインストールされている製品のリビジョンが使用されます。

実行中のコンポーネントの中断 - 端末上で動作している全てのアンチウイルスコンポーネントを停止させます。

スキャン - ドロップダウンメニューで選択されたモードで端末をスキャンします。

Dr.Web Agent Scanner。クイックスキャン。このモードでは、次のオブジェクトがスキャンされます。

メインメモリ(RAM)

全てのディスクのブートセクター

自動起動オブジェクト

ブートセクターのルートディレクトリ

Windows OSインストールディスクのルートディレクトリ

Windows OSのシステムディレクトリ

My documentsフォルダ

システムの一時ディレクトリ

ユーザーの一時ディレクトリ

Dr.Web Agent Scanner。フルスキャン。このモードではすべてのハードディスクおよびリムーバブルディスク(ブートセクターを含む)がフルスキャンされます。

Dr.Web Agent Scanner。カスタムスキャン。このモードではスキャンするファイルとフォルダを選択できます。

未承認端末 - 新規端末リストの管理 - 登録が未承認の端末を管理します(詳細については、新しい端末の承認ポリシーセクションを参照)。このオプションは、ステータスグループのNewbies(新規端末)サブグループの端末が選択されている場合にのみ有効です。登録が承認されると、端末は自動的にプリインストールされたNewbies(新規端末)グループから削除されます。端末の登録を管理するには、ドロップダウンリストから、次のいずれかのオプションを選択します。

選択された端末を承認し、プライマリグループを設定 - 端末のServerへのアクセスを承認し、リストからプライマリグループを設定します。

接続時に実行するよう指定されたアクションをキャンセル - 端末が承認されなかった場合に、その端末のServerへの接続時に実行されるよう指定されていたアクションをキャンセルします。

選択した端末の拒否 - 端末のServerへのアクセスを禁止します。

ツリー表示設定 - アンチウイルスネットワークの表示を調整できます。パラメータを有効にするには、ドロップダウンメニューで該当する項目にチェックを入れます。

グループ:

全てのグループメンバーシップ - 1台の端末が同時に複数のグループのメンバーである場合、リストにその端末は重複して表示されます(白色のフォルダアイコンのグループのみ。上の図を参照)。チェックが入っている場合、端末は全てのメンバーグループに表示されます。チェックが外れている場合、端末はリストに1回のみ表示されます。

非表示グループの表示 - アンチウイルスネットワーク内に含まれる全てのグループを表示します。チェックを外した場合、空のグループ(端末を含まない)は全て隠されます。空のグループが多数ある場合など、余分なデータを削除する場合に便利です。

サーバークライアント(端末、プロキシサーバー、隣接サーバー)の場合:

クライアントIDを表示 - クライアントの一意のIDを表示します。

クライアント名を表示 - クライアント名を表示します(名前がある場合)。

同時に端末のIDと名前の両方を非表示にすることはできません。クライアントIDを表示クライアント名を表示パラメータのいずれかが常に選択されています。

クライアントアドレスを表示 - クライアントのIPアドレスを表示します。

端末のServerの表示 - 端末が接続されているDr.Web Serverの名前またはアドレスを表示します。Dr.Web Serverクラスタ内の端末が対象です。

端末の状態の重要度を表示 - アクティブな端末のステータスの重要度を表示します。このとき、端末のステータスに応じた色分けが使用されます(上の図を参照)。 アイコンを含む端末ステータスの場合、このオプションが無効になっていると、共通アイコン が表示されます。

全てのエレメント:

個人設定アイコンの表示 - グループのアイコンとサーバークライアント(端末、プロキシサーバー、隣接サーバー)のアイコン上に、個人設定の有無を表すマークを表示します。

説明の表示 - グループとサーバークライアント(端末、プロキシサーバー、隣接サーバー)の説明を表示します(説明はエレメントのプロパティで設定されています)。

クライアントの数を表示 - サーバークライアント(端末、プロキシサーバー、隣接サーバー)の数を表示します。これらのクライアントが含まれているアンチウイルスネットワークの全てのグループのサーバークライアントの数です。

メンバーシップルールアイコンの表示 - メンバーシップルールによって自動的にグループに追加された端末のアイコン上にマークを表示します。自動的に追加された端末を含むグループのアイコン上にもマークを表示します。

クライアントのソート設定 - アンチウイルスツリー内のサーバークライアント(端末、プロキシサーバー、隣接サーバー)のソートとソート順に使用されるパラメータを変更します。

ソートに使用するパラメータを選択するには、以下のいずれかにチェックを入れます(選択できるパラメータは1つのみです)。

ID - クライアントの一意のIDでソートします。

名前 - クライアントの名前でソートします。

アドレス - クライアントのネットワークアドレスでソートします。ネットワークアドレスが設定されていないクライアントはソートされずにランダムな順番で表示されます。

作成日 - Server上にクライアントアカウントが作成された日付でソートします。

最終接続日 - クライアントのServerへの最終接続日でソートします。

ソートの順番を選択するには、以下のいずれかにチェックを入れます。

昇順

降順

ツリー表示設定 クライアントのソート設定 セクションは相互に関係しています。

クライアントのソート設定 セクションでソートのパラメータを選択すると、このパラメータの表示は自動的に ツリー表示設定 セクションで有効になります(無効だった場合)。

ツリー表示設定 セクションの設定で、 クライアントのソート設定 セクションで選択されたソートのパラメータの表示を無効にすると、このパラメータによるソートは自動的に端末の名前によるソートに切り替わります。端末の名前の表示が無効になった場合は、ソートは端末のIDによるものに切り替わります(名前とIDを同時に無効にはできません)。

プロパティペイン

プロパティペインにはワークステーションのプロパティおよび設定が表示されます。

プロパティペインを表示するには

1.階層的リストから端末の名前またはグループを選択します。

2.Dr.Web Security Control Centerの右のペインに、選択されたワークステーションまたはグループのプロパティを表示するペインが開きます。表示されるこれらの設定の詳細説明は、グループの編集端末のプロパティ に記載されています。