リポジトリの詳細な設定

リポジトリの詳細な設定 セクションでは製品ごとに個別にリビジョンを設定できます。

リポジトリの設定を編集するには

1.Control Centerのメインメニューで 管理 を選択します。

2.表示されたウィンドウのコントロールメニュー内で リポジトリの詳細な設定 を選択し、編集する製品を選択します。

3.選択した製品のリポジトリ設定に必要な変更を行います。詳細については、以下を参照してください。

4.ツールバーでは、リポジトリ製品全体を管理する以下のオプションを使用できます。

リポジトリから製品を削除 - リポジトリから製品を完全に削除します。これにより、製品の全てのリビジョンが削除され、GUSからの製品の更新は無効になります。このボタンは、リポジトリから製品がまだ削除されていない場合に使用できます。製品が削除されると、ボタンの名前は リポジトリの製品を復元 に変わります。

リポジトリから製品が削除された後には、リビジョンのリスト タブは空になり、このセクションの他のタブは通常の状態のままですが、リポジトリに製品がないためタブの設定は適用されません。

リポジトリの製品を復元 - リポジトリから製品を削除 ボタンで製品を削除していた場合に製品を復元します。これにより、GUSからの製品の更新が有効になります。GUSで利用できる最新のリビジョンがリポジトリにダウンロードされます。ダウンロードされるデータ量に注意してください。リポジトリ一般設定 セクションで更新のダウンロードについて設定できます。製品が復元されると、ボタンの名前は リポジトリから製品を削除 に変わります。

保存してディスクから読み込み - 全ての変更を保存します。これにより、現在のバージョンのリポジトリがディスクからリロードされます(リポジトリの状態も参照してください)。

リビジョンのリスト

リビジョンのリスト タブでは、該当する製品のサーバー上で利用可能な全てのリビジョンについての情報を確認できます。

リビジョンを個別に削除するには、削除するリビジョンにチェックを入れ、ツールバーの 選択したリビジョンを削除 をクリックします。

全てのリビジョンを削除することはできません。製品には少なくとも1つのリビジョンが含まれている必要があります。

製品全体を削除するには リポジトリから製品を削除 ボタンを使用します。

 

リビジョンを削除すると元に戻すことはできません。

リビジョンのリストには以下の項目が含まれています。

項目

説明

配信するリビジョン

このカラム内の自動マーカーは製品リビジョンの状態を表しています。マーカーには2種類あります。

- 配信するリビジョン。ワークステーション上の Agent およびアンチウイルスソフトウェアの更新に使用されるリビジョンです。

配信するリビジョンは次の方法で選択されます。

1. マーカーの付いた、現在のリビジョン カラム内のリビジョンが配信されます。マーカーを付けることのできるリビジョンは1つのみです。

2.現在のリビジョン カラム内で、いずれのリビジョンにもマーカーが付けられていない場合は、 マーカーの付いた、保存するリビジョン 内のリビジョンが配信されます。

3.現在のリビジョン および 保存するリビジョン いずれのカラム内にもマーカーの付けられたリビジョンが存在しない場合、最新のリビジョンが配信されます。

自動マーカーは常に配信するリビジョンを示しています。

- 凍結されたリビジョン。凍結されたリビジョンは端末には配信されず、新しいリビジョンはサーバーからダウンロードされません。凍結されたリビジョンに関するアクションについては更新の保留を参照してください。

リビジョンが凍結状態にある場合、配信するリビジョンは次のように選択されます。

1. マーカーが 現在のリビジョン でセットされている場合、端末には現在のリビジョンが配信されます。

2. マーカーが 現在のリビジョン でセットされていない場合、端末には凍結前(現在の1つ前)のリビジョンが配信されます。

現在のリビジョン

端末上のAgentおよびアンチウイルスソフトウェアの更新に使用するリビジョンに マーカーをセットします。

現在のリビジョンとして選択することができるのは1つのみです。

また、現在のリビジョンを示すマーカーはセットしないことも可能です。

ダウングレード製品のリビジョンも参照してください。

保存するリビジョン

リポジトリの自動クリーンアップが行われた際に保存するリビジョンに マーカーをセットします(同期も参照してください)。

マーカーは異なるリビジョンに対して同時にセットできます。

また、マーカーはセットしないことも可能です。

製品のリビジョンが安定している場合、そのリビジョンを保存するリビジョンとしてマークし、GUS からダウンロードされた新しいリビジョンが不安定だった場合に、以前のバージョンにロールバックできます。

制限されるリビジョン

自動的にセットされるマーカーは、このリビジョンからのコンポーネントが更新の制限付きで端末上にインストールされていることを示しています(更新の制限 セクションで データベースのみ更新全ての更新を拒否 が設定されている)。

リビジョンは、リポジトリが自動的にパージされる際に削除されず、失敗したコンポーネントを端末に再インストールする必要がある場合やこのリビジョンの追加コンポーネントをインストールする必要がある場合に使用されます。

リビジョン

製品のリビジョンを受け取った日時です。

リビジョンが凍結している場合は、ブロックのステータスも表示されます。

ダウングレード製品のリビジョン

端末にインストールされた製品を以前のバージョンにダウングレードできるかどうかは、次の条件によって決まります。

データベースは常に以前のバージョンにダウングレードできます。

エージェントをダウングレードするには、更新の制限 セクションでこのオプションを許可する必要があります。

端末にインストールされているリビジョンが最新の場合は、エージェントを以前のバージョンにダウングレードすることはできません。

現在のバージョンのWindows向けのAgentをダウングレード(端末で以前のバージョンのAgentをインストール)する場合、端末は5分間隔で強制的に再起動します。間隔を変更したり、再起動をキャンセルしたりはできません。端末のユーザーは、事前にポップアップメッセージで再起動について通知されます。

同期

同期 タブで、サーバーリポジトリをGUSから更新するためのパラメータを設定できます。

一時的に保存するリビジョンの数 フィールドで、ディスクに一時的に保存するリビジョンの数を指定します。リビジョンリスト タブの少なくとも1つのカラム内でマークされたリビジョンは指定された数に含まれません。新しいリビジョンを受け取った時点で、リビジョンの数が指定された上限に達していた場合は、最も古いリビジョンが削除されます。現在のリビジョン保存するリビジョン配信するリビジョン制限されるリビジョンとしてマークされたリビジョンは削除されず、一時的に保存するリビジョンの数の計算にも含まれません。

この設定は、リポジトリ一般設定セクションが編集されている場合、すべての製品に対し1つの値で上書きされます。

製品の更新を無効にする にチェックを入れるとGUSサーバーから製品の更新を受信することがなくなります。Agent は、サーバーの現在のリビジョンに更新されます(または配信するリビジョンを選択する方法に従って)。

一部の製品については、以下の設定も使用できます。

下に表示されるリストに追加されたファイルに対するGUSからの更新のみを受け取るには 次のファイルのみ更新 にチェックを入れます。

下に表示されるリストに追加されたファイルに対する GUS からの更新のみを無効にするには、次のファイルは更新しない にチェックを入れます。

ファイルは正規表現で指定できます。

両方にチェックが入っている場合、更新するファイルは次のように選択されます。

1.製品ファイルが全て含まれた一覧から、次のファイルのみ更新 リストで指定されたファイルのみが選択されます。

2.手順1で選択された結果から、次のファイルは更新しない リストで指定されたファイルが削除されます。

3.手順2の選択結果として残ったファイルが GUS から更新されます。

通知

通知 タブでは、リポジトリ更新に関する通知を設定できます。

下に表示されるリストに追加されたイベントに関する通知を無効にするには次のファイルに関する通知は行わない にチェックを入れます。

下に表示されるリストに追加されたイベントに関する通知を有効にするには、次のファイルに関する通知のみを行う にチェックを入れます。

ファイルは正規表現で指定できます。

これらのリストが設定されていない場合、通知設定 ページで有効になっている全ての通知が送信されます。

リポジトリ更新に関する通知の設定は リポジトリ セクションの通知設定ページで行います。

更新の保留

更新の保留 タブでは、端末での更新の配信を、指定した期間だけ保留にできます。保留にされたリビジョンは 凍結 と見なされます。

更新の保留は、アンチウイルスネットワーク内全ての端末における製品の最新バージョンの配信を一時的にキャンセルする場合(限られた数の端末上で事前にテストを行う場合など)に使用できます。

更新保留の機能を使用するには

1.更新を凍結させる製品に対し、以下の方法で更新の保留を設定します。

2.最新リビジョンの配信を無効にするには、リビジョンのリスト タブで、以前のリビジョンのうちいずれか1つを現在のリビジョンとして設定します。

3.最新リビジョンを受け取る端末のグループに対して 最新の更新を受け取るアンチウイルスネットワーク → ワークステーションでの更新の制限 セクション)にチェックを入れます。その他のワークステーションは、手順2で現在のリビジョンとして設定されたリビジョンを受け取ります。

4.次にGUSからダウンロードされたリビジョンのうち 次のファイルのみ更新を保留 オプションの条件を満たすものが、 更新を保留する期間を指定 リスト内で指定された期間の間、凍結および保留にされます。

更新の保留を設定するには

1.この製品に対する GUS Serverからの更新のダウンロードを一時的に無効にするには、更新を保留 にチェックを入れます。

2.更新を保留する期間 ドロップダウンリストから、更新のダウンロードを保留にする期間を選択します。期間は GUS Serverから更新を受け取った時点から開始されます。

3.必要に応じて 次のファイルのみ更新を保留 にチェックを入れ、下のリストで指定されたマスクに一致するファイルを含む更新の配信のみを保留にします。マスクは正規表現で指定します。

チェックが入っていない場合、GUSからの全ての更新が凍結されます。

凍結状態を解除するには

リビジョンリスト タブで すぐに実行 をクリックすると、製品の凍結状態が解除され、該当するリビジョンが、一般的手順に従って端末に配信されるリビジョンのリストに追加されます。

リビジョンリスト タブで 更新をキャンセル をクリックすると、製品の凍結状態が解除され、リビジョンは禁止されます。GUSからの更新は復元されます。凍結解除されたリビジョンは製品リビジョンのリストから削除されます。次のリビジョンを受け取った後に、凍結解除されたリビジョンはディスクから削除されます。

更新を保留する期間を指定 内で指定された期間が経過すると、リビジョンの凍結状態が解除され、一般的手順に従って、端末に配信されるリビジョンのリストに追加されます。

全ての製品に対する凍結されたリビジョンの管理は 更新の保留 ページ上で行うことができます。