ライセンスマネージャー

Dr.Web Enterprise Security Suiteのライセンスに関する詳細については、ライセンス セクションで確認できます。

ライセンスマネージャーインターフェース

Dr.Web Security Control Centerには ライセンスマネージャー コンポーネントが含まれています。このコンポーネントはアンチウイルスネットワークオブジェクトのライセンスを管理するためのものです。

ライセンスマネージャーを開くには、Dr.Web Security Control Centerのメインメニューで 管理 項目を選択します。開いたウィンドウの コントロールメニュー 内で ライセンスマネージャー を選択します。

キーの階層的リスト

ライセンスマネージャーのメインペインにはキーツリー(階層的リスト)が表示されます。ツリー上のノードはライセンスキーが割り当てられる端末、グループ、ポリシーのライセンスキーを表しています。

ツールバーには次の項目が含まれています。

オプション

説明

オブジェクトの選択状況とオプション

ライセンスキーを追加

ライセンスキーの新しいレコードを追加します。

このオプションは常に使用可能な状態です。

キーツリー内でオブジェクトが選択されているかどうかに応じて動作が異なります(新しいライセンスキーを追加参照)。

選択したオブジェクトの削除

ライセンスするオブジェクトとキーの間の関連を削除します。

このオプションは、ライセンスするオブジェクト(端末、グループ、ポリシー)またはライセンスキーファイルがツリー内で選択されている場合に使用できます。

端末およびグループにキーを配信する

ライセンスするオブジェクトに対して選択されたキーを置き換え、または追加します。

このオプションは、ツリー内でライセンスキーファイルが選択されている場合に使用できます。

キーをエクスポートする

ライセンスキーファイルのローカルコピーを保存します。

更新情報のチェックをしてライセンスキーを置き換える

GUSに置かれた全てのキーの更新情報をチェックします。更新がある場合、キーをダウンロードして、置き換えます(ライセンスの自動更新を参照)。

このオプションは常に使用可能な状態です。

アクションは、ツリー内の全てのライセンスキーで使用できます。

隣接Serverにキーを配信する

選択されたキーのライセンスを隣接Serverに提供します。

このオプションは、ツリー内でライセンスキーファイルが選択されている場合に使用できます。

ツリー表示設定で、階層ツリーの表示方法を変更できます。

ライセンスの数を表示 フラグを使用して、ライセンスキーファイルにより提供されるライセンス総数のキーツリー内の表示を有効/無効にします。

ツリーの構造を変更するには、次のオプションを使用します。

キー オプションは、アンチウイルスネットワークのライセンスキー全てを階層ツリーのルートノードとして表示します。これらのキーが割り当てられた全てのグループ、端末、ポリシーはライセンスキーの子エレメントとして表示されます。このツリー表示は基本的なビューで、ライセンスを付与するオブジェクトとライセンスキーを管理できます。

グループ オプションは、キーが階層ツリーのルートノードとして直接割り当てられたグループを表示します。これらのグループ内に含まれる端末とポリシー、およびこれらのグループに割り当てられたライセンスキーがグループの子エレメントとして表示されます。このツリー表示ではラインセンスに関する情報が分かりやすく表示されています。ツリーのオブジェクトを管理することはできません。

ツリーの表示を変更するには、次のオプションを使用します。

クライアントIDを表示 - 端末のユニークな識別子表示を有効/無効にします。

クライアント名を表示 - 端末名表示を有効/無効にします。

クライアントアドレスを表示 - 端末のIPアドレス表示を有効/無効にします。

説明の表示端末と端末グループの説明の表示 を有効または無効にします。

ライセンスの管理

ライセンスマネージャー経由で、ライセンスキーに関する以下の操作を行うことができます。

1.ライセンスに関する情報を見る

2.新しいライセンスキーを追加する

3.ライセンスキーを更新する

4.ライセンスキーを置き換える

5.オブジェクトのライセンスキーのリストを拡張する

6.ライセンスリストからライセンスキーまたはオブジェクトを削除する

7.隣接Serverにライセンスを提供する

8.隣接Serverに提供したライセンスを編集する

ライセンスに関する情報を見る

ライセンスキーに関するサマリーを表示するには、ライセンスマネージャーのメインペイン内で、情報を確認するキーレコードを選択します(キーレコード名をクリックします)。表示されるペインでは以下の情報を確認できます。

このライセンスキーファイルから提供済みおよび使用済みのライセンス数

ライセンス所有者

ライセンスを販売したディーラー

ライセンスのIDとシリアル番号

ライセンス失効日

Anti-spamコンポーネントのインストールがサポートされているかどうか

ライセンスキーのMD5ハッシュ

検出された脅威の識別情報を通知するための許可されるHash Bulletinのリスト。機能がライセンスされていない場合、このパラメータは存在しません。

Hash Bulletinがライセンスされていない場合でも、アンチウイルスによる保護レベルは低下しません。このライセンスでは、検出された脅威が既知の脅威のハッシュの特化されたBulletin内にあることを管理者に通知できます。

このライセンスによって使用が許可されているアンチウイルスコンポーネントのリスト。

新しいライセンスキーを追加する

新しいライセンスキーを追加するには

1.ライセンスマネージャーのメインウィンドウ内で、ツールバー上の ライセンスキーを追加 をクリックします。

2.開いたパネルで をクリックし、ライセンスキーファイルを選択します。

3.フラグを設定します。

ライセンスキーを置き換える アンチウイルスネットワークの最初のライセンスキーの場合。キーの追加は自動的に Everyone グループに割り当てられます。

ライセンスキーをEveryone グループに割り当てる アンチウイルスネットワークの最初のライセンスキーでない場合。Everyone グループの現在のライセンスキーは追加するライセンスキーに置き換えられます。

複数のキーが Everyone グループに割り当てられている場合、リスト上の最初のキーが置き換えられます。

Everyone グループの特定のライセンスキーと置き換える場合は ライセンスキーを更新 の手順を使用します。

4.保存 をクリックします。

5.ライセンスキーがキーツリーに追加されます。

手順3で該当するフラグを設定しなかった場合、追加したライセンスキーは、いずれのオブジェクトに対しても割り当てられません。次のライセンスキーを置き換える または オブジェクトのライセンスキーのリストを拡張する の手順を実行し、割り当てるオブジェクトを指定します。

ライセンスキーを更新する

ライセンスキーを更新すると、新しいライセンスキーは、更新前に割り当てられていたものと同じライセンスオブジェクトに割り当てられます。

有効期限の切れたキーを置き換える、または他のコンポーネントのセットを持つキーと置き換えるには、キーの更新手順を使用します。キーのツリー構造はそのままになります。

ライセンスキーを更新するには:

1.ライセンスマネージャーのメインウィンドウ内のキーツリーで、更新するキーを選択します。

2.開いたキーのプロパティパネルで をクリックし、ライセンスキーファイルを選択します。

3.保存 をクリックします。インストールするコンポーネントの設定ウィンドウ(ライセンスキーを変更する際の設定参照)が開きます。

4.保存 をクリックしてライセンスキーを更新します。

ライセンスキーを置き換える

ライセンスを置き換える際には、ライセンスするオブジェクトに対する現在のライセンスキーが全て削除され、新しいキーが追加されます。

現在のライセンスキーを置き換えるには

1.ライセンスマネージャーのメインペイン内のキーツリーで、ライセンスするオブジェクト(端末のグループ、端末またはポリシー)に対して割り当てるキーを選択します。

2. ツールバーの 端末およびグループにキーを配信する をクリックします。アンチウイルスネットワークの階層的リストが表示されたウィンドウが開きます。

3.リストからライセンスするオブジェクトを選択します。複数のオブジェクトを選択するには、ctrlshiftを使用します。

キーをポリシーに割り当てるには、ポリシー自体またはこのポリシーの現在のバージョンを選択する必要があります(キーは現在のバージョンの選択時にポリシーに自動的に割り当てられます。ポリシーの選択時も同様です)。

ライセンスキーは、現在のバージョン以外のポリシーの任意のバージョンに割り当てることもできます。このとき、キーはそのバージョンにのみ割り当てられ、ポリシー自体には割り当てられません。このようなキーは、ポリシーの現在のバージョンがこのキーが割り当てられているバージョンに置き換えられない限り、端末に適用されません。

ライセンスキーはポリシーとそのバージョンに直接割り当てる必要があります。

4.ライセンスキーを置き換える をクリックします。インストールするコンポーネントの設定ウィンドウ(ライセンスキーを変更する際の設定参照)が開きます。

5.保存 をクリックしてライセンスキーを置き換えます。

オブジェクトのライセンスキーのリストを拡張する

オブジェクトは割り当てられた現在のライセンスキーを全て保存し、新しいライセンスキーが割り当てられた場合は、そのリストに新しいキーを追加します。

オブジェクトのライセンスキーリストにライセンスキーを追加するには、以下を実行します

1.ライセンスマネージャー のメインペイン内のキーツリーで、オブジェクトのキーリストに追加するキー(端末のグループ、端末またはポリシー)を選択します。

2. ツールバーの 端末およびグループにキーを配信する をクリックします。アンチウイルスネットワークの階層的リストが表示されたウィンドウが開きます。

3.リストからライセンスするオブジェクトを選択します。複数のオブジェクトを選択するには、ctrlshiftを使用します。

キーをポリシーに割り当てるには、ポリシー自体またはこのポリシーの現在のバージョンを選択する必要があります(キーは現在のバージョンの選択時にポリシーに自動的に割り当てられます。ポリシーの選択時も同様です)。

ライセンスキーは、現在のバージョン以外のポリシーの任意のバージョンに割り当てることもできます。このとき、キーはそのバージョンにのみ割り当てられ、ポリシー自体には割り当てられません。このようなキーは、ポリシーの現在のバージョンがこのキーが割り当てられているバージョンに置き換えられない限り、端末に適用されません。

ライセンスキーはポリシーとそのバージョンに直接割り当てる必要があります。

4.ライセンスキーを追加 をクリックします。インストールするコンポーネントの設定ウィンドウ(ライセンスキーをキーリストに追加する際の設定参照)が開きます。

5.保存 をクリックしてライセンスキーを追加します。

ライセンスリストからライセンスキーまたはオブジェクトを削除する

Everyone グループに割り当てられた最新のライセンスキーレコードは削除することができません。

 

ライセンスキーの個人設定がない端末に割り当てられたポリシーの場合は、ライセンスキーを指定する必要があります。

ライセンスリストからライセンスキーまたはオブジェクトを削除するには

1.ライセンスマネージャーのメインペイン内のキーツリーで、削除するキー、または削除するキーが割り当てられているオブジェクト(端末、グループまたはポリシー)を選択します。ツールバーで 選択したオブジェクトの削除 をクリックします。その際:

グループまたは端末が選択された場合は、そのキーが割り当てられているオブジェクトのリストから削除されます。個人ライセンスキーが削除されたグループまたは端末は、ライセンスキーを継承します。

ポリシーが選択されている場合、ライセンスキーが割り当てられているオブジェクトのリストから現在のバージョンも削除されます。現在のバージョンのポリシーが選択された場合、ポリシー自体も削除されます。ただし、現在のバージョン以外のポリシーのバージョンを削除すると、ポリシー自体とその現在のバージョンは削除されません。

ライセンスキーが選択された場合、このキーレコードはアンチウイルスネットワークから削除されます。このライセンスキーが割り当てられた全てのグループと端末はライセンスキーを継承します。

2.インストールするコンポーネントの設定ウィンドウ(ライセンスキーを変更する際の設定参照)が開きます。

3.保存 をクリックすると、選択したオブジェクトが削除されます。

隣接Serverにライセンスを提供する

このServerの未使用で有効なライセンスキーの一部を隣接Serverに提供する場合、提供されたライセンスの数は、それらの配信が終わるまで提供元のServerからは確認できません。

隣接Serverにライセンスを提供するには

1.ライセンスマネージャーのメインウィンドウ内のキーツリーで、隣接Serverへ提供する未使用で有効なライセンスのキーを選択します。

2.ツールバーで 隣接Serverにキーを配信する をクリックします。隣接Serverの階層的ツリーを表示するウィンドウが開きます。

3.ライセンスの配信先となるServerをリストから選択します。

4.各Serverの横にある以下のパラメータを設定します。

ライセンスの数 – 選択したキーから隣接Serverへ提供する使用可能なライセンスの数です。

ライセンス失効日 - ライセンス提供の有効期限です。この期限を過ぎると、ライセンスは全て隣接Serverから回収され、選択したライセンスキー内の使用可能なライセンスのリストに再度追加されます。

5.次のいずれかのボタンをクリックします。

ライセンスキーを追加 - ライセンスを隣接Serverの使用可能なライセンスのリストに追加します。インストールするコンポーネントの設定ウィンドウ(ライセンスキーをキーリストに追加する際の設定参照)が開きます。

ライセンスキーを置き換える - 隣接Serverの選択されたライセンスを削除し、配信されたライセンスのみを割り当てます。インストールするコンポーネントの設定ウィンドウ(ライセンスキーを変更する際の設定参照)が開きます。

隣接Serverに提供したライセンスを編集する

隣接Serverに提供したライセンスを編集するには

1.ライセンスマネージャーのメインウィンドウ内のキーツリーで、ライセンスが配信された隣接Serverを選択します。

2.開いたプロパティパネル上で次のパラメータを設定します。

ライセンスの数 – このServerのキーから隣接Serverへ提供された使用可能なライセンスの数です。

ライセンス失効日 - ライセンス提供の有効期限です。この期限を過ぎると、ライセンスは全て隣接Serverから回収され、選択したライセンスキー内の使用可能なライセンスのリストに再度追加されます。

3.保存 をクリックして提供されたライセンスの情報を更新します。

インストールするコンポーネントのリストの変更

ライセンスキーを変更する際の設定

このセクションでは、以下の操作を行う際の、インストールするコンポーネントの設定方法について説明します。

ライセンスキーを更新する

ライセンスキーを置き換える

ライセンスキーを削除する

ライセンスを隣接Serverへ提供し、キーを置き換える

上の操作を行った際にインストールするコンポーネントの設定を行うには

1.インストールするコンポーネントの設定ウィンドウ内に以下のオブジェクトが表示されます。

端末、グループ、ポリシーおよびそのインストールするコンポーネントのリスト。

現在のキー カラム - オブジェクトのキーのリスト、およびそのオブジェクトに対して現在有効であるインストールするコンポーネントの設定。

キーの割り当て カラム - インストールするコンポーネントのキーと設定があります。これらは、選択されたオブジェクトに割り当てるキー内で指定されています。

現在のキーと割り当てるキーの間で設定の異なるコンポーネントのみを表示させるには、異なるもののみを表示 にチェックを入れます。

2.インストールするコンポーネントのリストを編集するには

a)キーの割り当て カラム内で、インストールするコンポーネント設定(算出された結果の設定)を編集することができます。

キーの割り当て カラム内のインストールするコンポーネント設定は、それらコンポーネントの使用が、現在の設定および新しいキーで許可されている(+)か許可されていない(-)かに基づいて 以下のように算出されます。

現在の設定

キーの割り当て設定

算出された結果の設定

+

+

+

+

+

+

インストールするコンポーネントの設定を変更する(インストールする権限を下げる)ことができるのは、キーの割り当て 内で算出された設定でそのコンポーネントの使用が許可されている場合のみになります。

b)設定を継承せずに、キーの割り当て カラム内のインストールするコンポーネント設定を個人設定として設定するオブジェクト(端末、グループおよびポリシー)にチェックを入れます。それ以外のオブジェクト(チェックが入っていないもの)については、キーの割り当て カラム内の元の設定が継承されます。

ライセンスキーをキーのリストに追加する際の設定

このセクションでは、以下の操作を行う際の、インストールするコンポーネントの設定方法について説明します。

オブジェクトのライセンスキーのリストを拡張する

ライセンスを隣接Serverへ提供し、キーを追加する

上の操作を行った際にインストールするコンポーネントの設定を行うには

1.インストールするコンポーネントの設定ウィンドウ内に以下のオブジェクトが表示されます。

端末、グループ、ポリシーおよびそのインストールするコンポーネントのリスト。

現在のキー カラム - オブジェクトのキーのリスト、およびそのオブジェクトに対して現在有効であるインストールするコンポーネントの設定。

キーの割り当て カラムにはインストールするコンポーネントのキーと設定があります。これらは、選択されたオブジェクトに追加するキー内で指定されています。

2.現在のキーとキーの割り当ての間で設定の異なるコンポーネントのみを表示させるには、異なるもののみを表示 にチェックを入れてください。キーの割り当て セクション内のリスト上に表示されるのは、キーの割り当て設定ではなく、算出された結果のインストールするコンポーネントの設定であるという点に注意してください。

3.インストールするコンポーネントのリストを編集するには

a)キーの割り当て カラム内で、インストールするコンポーネント設定(算出された結果の設定)を編集することができます。

キーの割り当て カラム内のインストールするコンポーネント設定は、それらコンポーネントの使用が、現在の設定および新しいキーで許可されている(+)か許可されていない(-)かに基づいて 以下のように算出されます。

現在の設定

キーの割り当て設定

算出された結果の設定

+

+

+

+

+

インストールするコンポーネントの設定を変更する(インストールする権限を下げる)ことができるのは、キーの割り当て 内で算出された設定でそのコンポーネントの使用が許可されている場合のみになります。

b)設定を継承せずに、キーの割り当て カラム内のインストールするコンポーネント設定を個人設定として設定するオブジェクト(端末、グループおよびポリシー)にチェックを入れます。それ以外のオブジェクト(チェックが入っていないもの)については、キーの割り当て カラム内の元の設定が継承されます。