ユーザーフック |
ユーザーフックはluaスクリプトとして組み込まれ、管理者の操作を自動化することでDr.Web Serverの特定のタスクをより早く実行できるようになります。
ユーザーフックの実行を設定するには 1.Control Centerのメインメニューで 管理 を選択します。 2.開いたウィンドウのコントロールメニュー内で ユーザーフック を選択します。ユーザーフックの設定を行うためのウィンドウが開きます。 フックツリー フックの階層的リストはツリー状になっています。ツリーのノードはフックのグループおよびそれらに含まれるユーザーフックです。 フックツリーには以下のグループがプリインストールされています。 •Examples of the hooks - 使用可能なすべてのユーザーフックのテンプレートが含まれています。これらのテンプレートのベースで、独自のユーザーフックを作成できます。フックテンプレートを編集または実行することはできません。 •IBM Syslog - IBM Tivoliシステムとの統合に使用するユーザーフックのテンプレートが含まれています。有効なフックに対応するイベントは、Syslog形式で記述されます。 全てのイベントは、次のパスの1つのファイルに書き込まれます。 ▫Windows OS: ▫FreeBSD: ▫Linux: •IBM W7Log - IBM Tivoliシステムとの統合に使用するユーザーフックのテンプレートが含まれています。有効なフックに対応するイベントは、IBM W7Log XML形式で記述されます。 イベントごとに、次のパスに個別のファイルが作成されます。 ▫Windows OS: ▫FreeBSD: ▫Linux: ツリーエレメントのアイコンはエレメントの種類や状態によって異なります(下の表参照)。
フックツリーの管理 フックツリー内のオブジェクトを管理するには、ツールバーの以下の項目を使用します。
フックグループの管理 新しいグループを作成するには 1.ツールバーで、 2.表示されたウィンドウで以下のパラメータを設定しください。 •このグループ内に含まれるフックを有効にするには、フックの実行を有効にする にチェックを入れます。「フックの有効化」を参照してください。 •グループ名 フィールドで、作成するグループに任意の名前を指定します。 3.保存 をクリックします。 グループの順番を変更するには 1.フックツリー内でフックグループをドラッグ&ドロップし、必要な順番に並び替えます。 2.グループの順番を変えると、フックが実行される順番が自動的に変更されます(フックツリーの一番上にあるグループのフックが最初に実行されます)。 1.フックツリー内で、移動するフックを選択します。 2.開いたプロパティウィンドウの 親グループ ドロップダウンリストから、フックの移動先になるグループを選択します。 3.保存 をクリックします。 フックの管理 新しいフックを作成 1.ツールバーで、 2.表示されたウィンドウで以下のパラメータを設定しください。 •作成するフックを有効にするには、フックの実行を有効にする にチェックを入れます。「フックの有効化」を参照してください。 •親グループ ドロップダウンリストから、作成するフックを置くグループを選択します。後で、他のグループにフックを移動させることができます(上参照)。 •フック ドロップダウンリストからフックの種類を選択します。フックの種類によって、フックを呼び出すアクションが決定されます。 •フックテキスト フィールドで、フックが呼び出された際に実行されるluaスクリプトを入力します。 3.保存 をクリックします。 フックを編集するには 1.フックツリー内で、編集するフックを選択します。 2.ウィンドウ右側に、この手順のプロパティペインが自動的に開きます。フックの作成時に指定した全てのパラメータを編集できますが、Hook パラメータは除きます。このパラメータはフックを呼び出すアクションを決定し、フックが作成された後には編集することができません。 3.保存 をクリックします。 フックおよびフックグループの有効化は、該当するイベントに応じてフックが実行されるかどうかを決定します。 フックまたはフックグループを有効にするには 1.フックツリー内で、有効化するフックまたはフックグループを選択します。 2.以下のアクションのうちいずれか1つを実行します。 •ツールバーで •ウィンドウ右側にある、選択したオブジェクトのプロパティペインで フックの実行を有効にする にチェックを入れます(チェックが入っていない場合)。保存 をクリックします。 フックの有効化の特徴 該当するイベントに応じてフックを実行するには、以下の条件を満たしている必要があります。 a)フック自体が有効化されている。 b)フックを含んでいるグループが有効化されている。
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