UNIX系OS向けDr.Web Serverをインストールする

インストールはスーパーユーザーアカウント（root）でコンソールで行ってください。

1.Dr.Web Serverのインストールを開始するには次のコマンドを使用します。

インストールパッケージを起動するには、コマンドラインスイッチを使用できます。コマンドライン起動のパラメータは、付録ドキュメントのH6. UNIX系OS向けDr.Web Serverインストーラ」ページに記載されています。

デフォルトでは、管理者名は admin です。

2.使用許諾契約書のウィンドウが開きます。インストールを続行するには、使用許諾契約に同意してください。

3.バックアップフォルダのリクエストに応じて必要なフォルダへのパスを指定するか、デフォルトのバックアップフォルダ（/var/tmp/drwcs）を確定します。

4.システム内で別のディストリビューションキットが見つかった場合、Dr.Web Serverパッケージのインストール前にそのディストリビューションキットを削除する旨が表示されます。余分なディストリビューションキットを削除しない限りインストールを進めることはできません。

5.プログラムコンポーネントがコンピューターにインストールされます。インストールの過程で、管理者としていくつかの動作の確認を求められることがあります。

6.インストール中に、メインの管理者用にランダムなパスワードが生成されます。インストールが完了した後に、このパスワードはコンソールに表示されるDr.Web Serverのインストール結果に記載されます。

生成された管理者パスワードはDr.Web Serverデータベースに保存されます。必要に応じて、外部データベースを使用している場合はデータベース管理ツールを使って、組み込みデータベースを使用している場合はdrwidbsh3ユーティリティを使ってパスワードを変更できます（詳細については、アプリケーションドキュメントのDr.Web Enterprise Security Suite 管理者のパスワードの復元を参照してください）。

Dr.Web Server for FreeBSD OSのインストールの過程でrcスクリプト、/usr/local/etc/rc.d/drwcsdが作成されます。

以下のコマンドを使用します。

•/usr/local/etc/rc.d/drwcsd stop - 手動でDr.Web Serverを停止します。

•/usr/local/etc/rc.d/drwcsd start - 手動でDr.Web Serverを起動します。

Dr.Web Serverインストール中には、ライセンスキーの指定が行われない点に注意してください。ライセンスキーの追加はDr.Web Serverのインストール後に、ライセンスマネージャーを使用して行う必要があります。

Dr.Web ServerをESEモードでインストールするためのバージョン1.6のAstra Linuxの設定

ESE（Enclosed Software Environment）モードで動作するバージョン1.6のAstra Linux OSにServerをインストールすると、Dr.Web Serverのパブリック暗号化キーが信頼できるキーのリストにないため、インストーラを起動できないことがあります。この場合は、ESEモードを事前に設定してからインストーラを再起動する必要があります。

1.パッケージがまだインストールされていない場合は、OSインストールディスクからastra-digsig-oldkeysパッケージをインストールします。

2.Dr.Web Serverのパブリック暗号化キーを/etc/digsig/keys/legacy/keysディレクトリに置きます（ディレクトリがない場合は作成する必要があります）。