Dr.Web Agentを別のDr.Web Serverに接続する

Dr.Web Agentが接続されているDr.Web Serverのアドレスが変更された場合や、以前のサーバー証明書を使用せずにDr.Web Serverを再インストールした場合、Dr.Web Agentを別のDr.Web Serverに接続する必要がある場合があります。

Dr.Web Agentを別のDr.Web Serverに接続するには、次の方法があります。

1.Control Center経由

端末が以前のDr.Web Serverに接続されている場合、端末上で直接操作することなくリモートでの管理が可能です。この場合、新しいDr.Web Serverと古いDr.Web Serverの両方のControl Centerへのアクセスが必要です。

2.端末上で直接

端末上で直接操作を実行する場合、端末での管理者権限が必要です。また、Dr.Web AgentのUIから設定を編集する場合は、Dr.Web Agentプロパティを編集する権限(Dr.Web Server上で設定)が必要です。これらの権限がない場合、インストールされているDr.Web AgentをControl Center経由で削除し、新しいDr.Web Server設定で新たにDr.Web Agentをインストールした後でのみ、端末上で直接別のDr.Web Serverにローカル接続できるようになります。

端末管理者はコマンドラインから一部の接続設定を変更することができます。

Windows OS:
"%ProgramFiles%\DrWeb\es-service.exe" --esserver=<server_address> --addcert=<certificate_path>

UNIX系OS:
drweb-ctl esdisconnect && drweb-ctl esconnect <server_address> --Certificate <certificate_path>

<server_address> - Dr.Web Serverアドレスが変更された場合

<certificate_path> - 以前のDr.Web Server証明書を使用せずにDr.Web Serverが再インストールされた場合

Dr.Web Server証明書は、Control Centerの 管理 > 暗号化キー で入手できます。

Control Center経由でDr.Web Agentを別のDr.Web Serverに再接続する

1.新しいDr.Web Serverで、正しくない認証パラメータを持つ端末が新規端末として新しい認証パラメータを要求できるようにします。これを実行するには、Control Centerで、メインメニューの 管理 → コントロールメニューの Dr.Web Server設定全般 タブの順に選択します。

a)未承認の端末を新規端末にリセット にチェックを入れます(チェックが入っていない場合)。

b)新規端末登録モード ドロップダウンリストで 常にアクセスを拒否する が選択されている場合、手動でアクセスを承認する または 自動的にアクセスを許可する に変更します。

c)これらの設定を適用するには 保存 をクリックし、Dr.Web Serverを再起動します。

手順1の設定変更が企業のポリシーによって許可されていない場合、Control Centerであらかじめ作成されているアカウントに基づいて、端末認証のパラメータを端末上で直接設定する必要があります。

2.Dr.Web Agentが接続されている古いDr.Web Serverで、新しいDr.Web Serverのパラメータを設定します。これを設定するには、Control Centerのメインメニューで、アンチウイルスネットワーク を選択 → ネットワークの階層リストで使用する端末(またはすべての端末を再接続するグループ)を選択 → コントロールメニューで、接続設定 を選択します。

a)新しいDr.Web Server証明書が、以前のDr.Web Server証明書と異なる場合は、証明書 フィールドに新しいDr.Web Server証明書へのパスを設定します。

b)サーバー フィールドで新しいDr.Web Serverのアドレスを指定します。

Dr.Web Serverのアドレスとして、FQDN形式 のDr.Web Server名を使用することをお勧めします。

c)保存 をクリックします。

端末上で直接Dr.Web Agentを別のDr.Web Serverに再接続する

1.Dr.Web Agent設定で新しいDr.Web Serverのパラメータを設定します。これを設定するには、Dr.Web Agentアイコンのコンテキストメニューで、Security Center を選択 → アドバンス設定にアクセスするために(まだ開いていない場合)ロック をクリック → 設定にアクセスするための ボタンをクリック → サーバー メニュー → 接続パラメータ セクション → 設定を変更 ボタンをクリックします。

a)新しいDr.Web Server証明書が、以前のDr.Web Server証明書と異なる場合、証明書のリスト ボタンを使用して新しいDr.Web Server証明書へのパスを設定します。

b)追加 ボタンで、新しいDr.Web Serverのパラメータを設定します。

2.端末を新規端末として設定します(Dr.Web Serverの認証パラメータをリセットします)。これを実行するには、手順1の接続設定セクションで、端末接続パラメータ ボタン → パラメータをリセットして新規端末として接続 ボタン → パラメータをリセット ボタンの順にクリックします。

すでに新しいDr.Web Serverを接続するためのIDとパスワードがわかっている場合は、端末IDパスワード フィールドに入力します。この場合、端末を新規端末にする必要はありません。