Descriptionインストラクション
descriptionインストラクションは Dr.Web Control Center で表示されるプロダクト名を設定します。このインストラクションを使用出来ない場合、プロダクトの各フォルダ名がプロダクト名として使われます。
例:
description '"Dr.Web® Enterprise Agent"
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sync-withインストラクション
sync-withインストラクションは、更新のためにHTTPサーバー及びHTTPプロキシサーバーのリストを設定します。nameパラメータはドメイン名またはIPアドレスを設定します。:port構文は空の場合があります。その場合、デフォルトでは80がHTTPサーバーの、また3128がプロキシサーバーのポート番号と見なされます。
その結果リストにあるサーバーはポールされ、更新が成功するとポーリングは中断されます。

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現在のバージョンでは、HTTPのベーシック認証、プロキシHTTP認証、RADIUSの認証のみサポートされています。
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継続的HTTPリダイレクト(コード301)は、サーバーが再起動されるまでメモリにキャッシュされます。
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例:
sync-with{
http{ esuite.msk3.drweb.com /update }
http{ esuite.msk4.drweb.com /update }
http{ esuite.msk.drweb.com /update }
http{ esuite.us.drweb.com /update }
http{ esuite.jp.drweb.com /update }
}
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プロキシサーバーを使用する場合
sync-with{
http-proxy{ 10.3.0.74 auth user:pass http{ esuite.msk7.drweb.com /update } }
http-proxy{ 10.3.0.74 auth user:pass http{ esuite.jp.drweb.com /update } }
http-proxy{ 10.3.0.74 auth user:pass http{ esuite.msk5.drweb.com /update } }
http-proxy{ 10.3.0.74 auth user:pass http{ esuite.msk6.drweb.com /update } }
http-proxy{ 10.3.0.74 auth user:pass http{ esuite.msk.drweb.com /update } }
http-proxy{ 10.3.0.74 auth user:pass http{ esuite.us1.drweb.com /update } }
http-proxy{ 10.3.0.74 auth user:pass http{ esuite.msk3.drweb.com /update } }
http-proxy{ 10.3.0.74 auth user:pass http{ esuite.msk4.drweb.com /update } }
http-proxy{ 10.3.0.74 auth user:pass http{ esuite.us.drweb.com /update } }
http-proxy{ 10.3.0.74 auth user:pass http{ esuite.fr1.drweb.com /update } }
}
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◆10.3.0.74 - プロキシサーバーのIP アドレス ◆user - プロキシサーバーにアクセスするユーザーの名前(プロキシが認証を必要としない場合は空の場合があります)。 ◆pass - プロキシサーバーにアクセスするパスワード(プロキシが認証を必要としない場合は空の場合があります)。 sync-onlyインストラクション
sync-onlyインストラクションは、同期するファイル名のセットを明確に指定します (このセクションに記載された単純形、及び 端末のアンチウイルススキャン に記載された完全形qr{}での正規表現によって指定)。インストラクションが空の場合、デフォルトではフォルダの中身全てが同期されます(ピリオドで始まる名前のファイルを除く)。
例:
sync-only{^common/drw.*vdb$}
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ウイルスデータベースのみを更新するよう命令します。
sync-ignoreインストラクション
sync-ignoreインストラクションは同期しないファイルのセットを明確に指定します。

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いくつかのファイル(オリジナルセットに含まれていない)がローカルでプロダクトに追加されていてsync-onlyインストラクションが使用されていない場合、追加されたファイルはsync-ignoreのリストに含まれている必要があります。それ以外の場合は、同期中に削除されてしまいます。
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sync-delay インストラクション
sync-delayインストラクションは、変更された場合にプロダクトの新しいリビジョンへのトランザクションを無効にするファイルのリストを設定します。リポジトリは古いバージョンを配信し続け、同期されません(プロダクトの状態は 「凍結」)。このリビジョンを配信してもいいとユーザーが判断した場合、.idステータスファイルを編集して サーバー を再起動してください(付録 F3. .idファイル 参照)。
例:
◆新しいリビジョンの自動配信が無効です:
sync-delay{ .* } ; no automatic distribution,
I will test everything myself
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◆exeファイルが更新されるリビジョンの自動配信が無効です:
sync-delay{ .*\.exe$ .*\.dll$ }
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state-onlyとstate-ignore インストラクション
state-only及びstate-ignoreインストラクションは、配信するファイルのリストを設定(制限)します。
例:
Enterprise Agent:
◆ドイツ語、ポーランド語、スペイン語のインターフェース言語は受け取りません(その他の言語は受け取ります)。 ◆Windows 98、Windows Me 用のコンポーネントは受け取りません。
sync-ignore{
; As soon as the listed files are in the
; repository, they are to be propagated.
; Therefore, they should be deleted or
; listed in state-ignore{ } or full
; synchronization in this
; configuration should be made
;^common/ru-.*\.dwl$ we need it
^common/de-.*\.dwl$
^common/pl-.*\.dwl$
^common/es-.*\.dwl$
^win/de-.*
^win/pl-.*
^win-9x\.*
}
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notifyグループのインストラクション
notifyグループのインストラクションによって、別々のプロダクトに対して通知システムをセットアップすることが出来ます(通知システムの設定については アラートの設定 を参照してください)。
リポジトリは以下のタイプの通知を作成します。
◆update— プロダクトの更新が成功した時 ◆delay— トランザクションが凍結した時 ◆flushfail— フラッシュエラーが起こった時 ◆loadfail— ロードエラーが起こった時 デフォルトでは全てのタイプが作成されます。
notify-offインストラクションによって、任意のプロダクトへの特定のタイプの通知を無効にすることが出来ます。
notify-ignore及びnotify-onlyインストラクションによって、変更されるとupdateタイプの通知が送られるファイルのリストを明確に制限、または指定することが出来ます。

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sync-only、sync-ignore、sync-delayインストラクションのうち少なくとも2つがファイル内にある場合、以下のルールが使用されます。
◆sync-only が最初に適用されます。このインストラクションで指定されないファイル(もしあれば)は、処理されません。 ◆sync-ignore はその他残りのファイルに適用されます。 ◆sync-delay は残ったファイルにのみ適用されます(最初の2つが適用された後に)。 |
state-only及びstate-ignoreに対しても同じルールが適用されます。
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