透過プロキシモードでDr.Web for UNIX Mail Serversを使用する |
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Milter、SpamdまたはRspamdインターフェースによって、またはClamAVプロトコルによってDr.Web for UNIX Mail Serversとお使いのメールサーバーを統合できない場合は、Dr.Web Firewall for Linuxを使って保護できます。その場合は、Dr.Web for UNIX Mail Serversをインストールしたサーバーに届くすべてのデータがSpIDer Gateネットワーク接続モニター(透過プロキシモード)によってチェックされるように、Dr.Web Firewall for Linuxを設定する必要があります。 Dr.Web for UNIX Mail Serversを設定するには、設定ファイルの[MailD]セクションで次のパラメータの値を編集します。 •TemplateContactsとReportLanguagesのパラメータを使用して、脅威やスパムを含むメールメッセージを再圧縮する際のメール生成パラメータを指定します。 •TemplateContactsパラメータには、脅威やスパムが検出された場合のメッセージ送信先となるメールサーバー管理者のアドレスを指定します。 •RepackPasswordパラメータの値で、再圧縮(repack)時にメールメッセージに追加される、脅威を含む保護されたアーカイブ用のパスワードの生成方法を指定します。 透過プロキシモードを設定するには、設定ファイルの[LinuxFirewall]セクションにある値を次のように変更します。
Dr.Web Firewall for Linuxの設定を表示および変更するには、次の方法を使用します。 •コマンドラインベース管理ツールDr.Web Ctl(drweb-ctl cfshowおよびdrweb-ctl cfsetコマンドを使用します)。
•Dr.Web for UNIX Mail Serversの管理用Webインターフェース(デフォルトでは、Webブラウザからhttps://127.0.0.1:4443/にアクセスすると利用できます)。 SSL/TLSの安全な接続を使用するメール配信チャネルにDr.Web for UNIX Mail Serversを統合する 1.次のコマンドを実行して対応するパラメータの値を指定することで、SSL/TLS経由で送信されるトラフィックのスキャンを有効にします。
スキャンルールが自動的に更新されるように、drweb-ctlツールのcfsetコマンドまたは管理Webインターフェースを使用することを推奨します。スキャンルールはこのパラメータに依存します。 2.証明書をエクスポートします。この証明書はSSL/TLS接続のためにDr.Web for UNIX Mail Serversによって使用されます。
3.取得した証明書を、信頼できる証明書のシステムリストに追加し、それをメールクライアントおよびサーバー用の信頼できる証明書として指定します。詳細は、付録E. SSL証明書を生成するのセクションを参照してください。 設定ファイルの[LinuxFirewall]セクションで、次のパラメータの値を設定します。 1.メールメッセージスキャンの長さとリソース強度を制限するパラメータ(ScanTimeout、HeuristicAnalysis、PackerMaxLevel、ArchiveMaxLevel、MailMaxLevel、ContainerMaxLevel、MaxCompressionRatio)。詳細な調整が必要ない場合は、これらのパラメータの値を変更しないでください。 2.メールメッセージ内のリンクやファイルをスキャンするための設定を指定するBlock*パラメータ。 3.受信したメールメッセージをスキャンできない場合に、Dr.Web MailDが取るべきアクションを指定するBlockUnchecked。このパラメータがYesに設定されている場合、メッセージは拒否されます。 フィルタリングルールの詳細な設定については、LuaプロシージャまたはRuleSetルールを編集してください。 すべての設定を調整したら、Dr.Web for UNIX Mail Serversを次のコマンドで再起動します。
設定デーモンDr.Web ConfigDは、次のコマンドでも再起動できます。
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