ファイルのパーミッションと権限

ファイルシステムのオブジェクトをスキャンし、脅威を駆除するために、Dr.Web for Linux(を動作させるユーザー)は以下のパーミッションを必要とします。

アクション

必要な権限

検出されたすべての脅威を一覧にする

制限されていません。特別なパーミッションは必要ありません。

コンテナ(アーカイブ、メールファイルなど)のコンテンツを出力する

(破損した、または悪意のあるエレメントのみを表示する)

制限されていません。特別なパーミッションは必要ありません。

隔離へ移動する

制限されていません。その読み込みまたは書き込み権限に関係なく、ユーザーは感染したすべてのファイルを隔離できます。

脅威を削除する

ユーザーは削除するファイルに対する書き込み権限を持っている必要があります。

コンテナ(アーカイブ、メール添付ファイルなど)内のファイルで脅威が検出された場合は、削除アクションの代わりにコンテナの隔離への移動が実行されます。

修復する

制限されていません。アクセス権限と修復されたファイルの所有者は修復後も変わりません。

検出された脅威を削除することによって修復が可能である場合、ファイルを削除できます。

隔離からファイルを復元する

ユーザーはファイルの読み込み権限と復元先ディレクトリへの書き込み権限を持っている必要があります。

隔離からファイルを削除する

ユーザーは隔離されたファイルへの書き込み権限を持っている必要があります。

Dr.Web for Linuxの権限を一時的に昇格させるには、グラフィカルモードで実行し、Dr.Web for Linuxウィンドウ内の 該当するボタン を使用します(操作を正しく完了させるために権限の昇格が必要な場合のみ使用することができるようになります)。Dr.Web for Linuxを グラフィカルモード で起動、またはコマンドライン管理 ツール をスーパーユーザー権限で起動させるには、ユーザーの変更を可能にする su コマンドか、別のユーザーとしてコマンドを実行することを可能にする sudo を使用できます。

Scannerは4 GBを超えるサイズのファイルをスキャンすることができません(そのようなファイルをスキャンしようとすると ファイルサイズが大きすぎることを示すエラーメッセージ “File is too large” が表示されます)。