メールスキャンを設定 |
デフォルトでは、SpIDer Mail は既知の修復可能な(と思われる)ウイルスに感染したメッセージの修復を試み、アドウェア、ダイアラー、修復不可能または疑わしいメッセージを 隔離 に移し、危険度の低いその他の脅威を無視します。それ以外のメッセージはそのままの状態で SpIDer Mail によって配信されます(スキップ)。デフォルトのメールスキャン設定は多くの場合に最適なものとなっています。必要のない限り変更しないようにしてください。 このセクションでは以下の設定を行うことができます。 •暗号化されたプロトコル経由でやり取りされたメールをスキャン メールスキャンを設定 デフォルトの SpIDer Mail 設定は最近のユーザーに最適な内容になっており、最大限の保護が提供され、必要なユーザー操作は最小限に抑えられます。ただし、デフォルトではSpIDer Mailによってメールプログラムの一部の機能がブロックされることがあります(たとえば、複数のアドレスにメッセージを送信すると大量配信とみなされ、受信メールのスパムはスキャンされません)。自動削除された場合は、感染したメッセージのテキストの安全な部分からの有用な情報も利用できなくなります。 メールスキャン設定の編集を開始するには 1.Dr.Web メニュー を開き、 を選択します。 2.開いたウィンドウで、 タイルをクリックします。 3.Dr.Webが 管理者モード で動作していることを確認してください(プログラムウィンドウ下部にあるロックが開いています )。管理者モードではない場合は、ロックをクリックします 。 4. タイルをクリックします。コンポーネントの設定ウィンドウが開きます。 図45. メールスキャンの設定 このグループでは、Dr.Webが脅威を検出した場合にメッセージに対して適用するアクションを設定できます。 図 46. メッセージに対するアクションを設定する
セキュリティーのレベルをデフォルトの設定よりも高くしたい場合、 リンクをクリックし、 に対して を選択してください。隔離に移したファイルは、後でDr.Web Scannerによってスキャンすることをお勧めします。
メッセージスキャンのパラメータにアクセスするには、 リンクをクリックします。 メールに対する追加動作 このグループでは、SpIDer Mail がメールを処理する際に適用される追加のアクションを設定することができます。
スキャンの最適化 このグループでは、あまりにも複雑なためスキャンに時間がかかり過ぎるメッセージを SpIDer Mail が未検査メッセージとして判定するための条件を設定することができます。 オプションを有効にし、スキャンにかかる最大時間を設定してください。その上限(デフォルトでは250秒)を超えると SpIDer Mail はスキャンを中止します。 メールに添付されたアーカイブファイルを SpIDer Mail によってスキャンしたい場合は オプションを有効にします。 必要に応じて、以下のオプションを有効にしてアーカイブのスキャンパラメータを設定してください。 • – 解凍時のファイルサイズ上限です(デフォルトでは30,720 KB)。解凍するファイルのサイズが上限を超えた場合、SpIDer Mail はアーカイブを展開せず、スキャンも行いません。 • – ネスティングレベルが指定された値(デフォルト値は64)よりも大きい場合、SpIDer Mail はこの上限レベルまで解凍とスキャンを続行します。
追加設定 以下の設定では、追加のメールスキャンパラメータを設定できます。 •ヒューリスティック解析を使用する - このモードでは、特別な手法 を使用して、未知のウイルスに感染している可能性の高いオブジェクトを検出します。ヒューリスティック解析を無効にするには チェックボックスのチェックを外してください。 •インストールパッケージのスキャン - インストールパッケージをスキャンします。このオプションはデフォルトで無効になっています。 通知設定 指定されたアクションが実行された後、SpIDer Mail は通知領域内に通知を表示します。必要に応じて、デスクトップ およびメールの通知を 設定 することができます。 POP3S、SMTPS、IMAPS経由で送受信されたメッセージのスキャン SpIDer Mail によって、暗号化プロトコル経由で送受信されるデータをスキャンする場合は、ネットワーク ウィンドウ内で オプションを有効にします。 |