Dr.Web Scanning serverのインストール

Dr.Web Scanning serverは、Linux系OSおよびFreeBSDにのみインストールできます。

Dr.Web Scanning serverと、Dr.Web Agentがインストールされている仮想マシン(Dr.Web Scanning serverが連携する)は、同じハイパーバイザー内に配置する必要があります。

1.Dr.Web Scanning serverとして指定する予定の端末で、インストールページ から Dr.Web Scanning serverのインストールパッケージをダウンロードします。

2.Dr.Web Scanning serverがDr.Web Serverに接続するために使用する証明書をダウンロードします。これを行うには、Control Centerメニューの  管理  セクションで、 暗号化キー を選択します。  証明書  の横にあるチェックボックスにチェックを入れ、 エクスポート をクリックします。Dr.Web Scanning serverとして指定する予定の端末に証明書をアップロードします。

証明書はインストールページからダウンロードすることもできます。Dr.Web Scanning serverのインストールパッケージと同じディレクトリにあります。

3.インストールパッケージファイルがダウンロードされたディレクトリに移動し、実行を許可します。

# chmod +x <filename>.run

4.インストール手順を実行します。

# ./<filename>.run

5.使用許諾契約に同意してください。

6.インストール後、次のコマンドを実行して、Dr.Web Scanning serverとして指定する予定の端末をDr.Web Serverに接続します。

# drweb-ctl esconnect <Dr.Web Server address> --Certificate <path to the certificate file>

このコマンドを実行した後、Dr.Web Serverの設定に応じて、接続が自動的に承認されるか、またはアンチウイルスネットワーク管理者によって承認される必要があります。

次の方法でDr.Web Serverに接続することもできます:Dr.Web Scanning serverとして指定する予定の端末の アカウントを作成 します。アカウントが作成されると、接続用のログイン(端末ID)とパスワードが提供されます。次のコマンドを実行して接続します。

# drweb-ctl esconnect <Dr.Web Server address> --login <station ID> --password <password> --Certificate <path to the certificate file>

Dr.Web ServerのアドレスとしてFQDN形式 のDr.Web Server名を使用することをお勧めします。

7. 接続に成功すると、アンチウイルスネットワークツリー内で端末に マークが付きます。このマークは、Dr.Web Scanning serverがアクティブで動作の準備ができていることを示しています。

Dr.Web Scanning serverの機能を実行する端末にDr.Web Agentをインストールする必要はありません。

8. 次のコマンドを実行して、Dr.Web Scanning serverがポート7090とポート18008でリッスンしていることを確認します。

# netstat -l

出力には次の行が含まれている必要があります。

tcp 0 0 0.0.0.0:7090 0.0.0.0:* LISTEN
udp 0 0 0.0.0.0:18008 0.0.0.0:*

 

Dr.Web Scanning serverの設定と、Dr.Web Scanning serverへの端末の接続に関する詳細については、Dr.Web Enterprise Security Suite 管理者マニュアル端末をDr.Web Scanning serverに接続する を参照してください。