Macに対する集中管理は Dr.Web Enterprise Security Suite サーバー管理者によって、または Dr.Web AV-Desk アンチウイルスサービスを介してITプロバイダによって提供されます。集中管理モードでの動作には個別にインストールするライセンスは必要ありません。
設定とコンポーネント
企業のセキュリティポリシーやプロバイダから購入したサービスのリストに準じて、Dr.Webの設定やコンポーネント動作が変更されたりブロックされたりすることがあります。以下の設定とコンポーネントはサーバーから管理することができます。
•ウイルスデータベースの更新 - 更新は集中管理サーバーから自動的にダウンロードされます。集中管理サーバーを使用できない場合、更新はDr.Webインターネットサーバーからダウンロードされます。
•ファイルシステムのリアルタイム保護
•Webトラフィックのスキャン
•Macのウイルススキャン - アンチウイルスネットワーク管理者は手動で、またはスケジュールに従ってMacのリモートスキャンを実行できます。
Macを接続する
Dr.WebがインストールされているすべてのMacは、それぞれ独立した端末になります。集中管理サーバーでの許可設定に応じて、次のいずれかのモードで端末をアンチウイルスネットワークに接続できます。
•自動で - 端末がすでにサーバー上に作成されていて、IDとパスワードが設定されている場合。
•新規端末として - Dr.Webは新しいIDとパスワードを作成します。この場合、サーバーでのアクセス設定に応じて、端末はサーバーでの承認が必要になるか、または自動的に承認されます。

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端末をサーバーに接続する方法の詳細については、Dr.Web Enterprise Security Suite管理者マニュアル および Dr.Web AV-Desk管理者マニュアル を参照してください。
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自動接続
Dr.Web AV-Desk アンチウイルスサービスのサブスクリプションを購入した場合は、サーバーへの接続用のパラメータを含む .run ファイルを使用して、Dr.Webをインストールできます。.run ファイルの取得については、ITプロバイダにお問い合わせください。
.runファイルを使用してDr.Webをインストールするには
1..runファイルを実行可能にします。
2..runファイルを実行します。
3.Dr.Webのインストール をクリックします。
4.使用許諾契約に同意します。インストールプロセスが開始されます。
5.管理者パスワードを入力し、Helperのインストール をクリックします。
6.「System Extension Blocked(システム拡張子がブロックされました)」 というメッセージが表示された場合は、システム拡張を有効にします。
7.Dr.Web が アプリケーション フォルダにコピーされ、自動的に起動します。
8.Dr.Webのフルディスクアクセスを有効にします。 |
.runファイルを実行可能にするには
1.ターミナル を開きます。
2..runファイルのあるディレクトリに移動します:
3.次のコマンドを実行します:
chmod 0755 <your-file-name>.run
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例:
cd Desktop
chmod 0755 drweb-12.5.0-av-macosx.run
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システム拡張を有効にするには
macOS 12.0以前のバージョン
1.アップルメニュー に移動します。
2.システム環境設定 をクリックします。
3.セキュリティとプライバシー をクリックします。
4.設定を使用できない場合は、それらのロックを解除してください。その場合は下部にある をクリックし、ユーザー名とパスワードを入力します。
5.Doctor Web Ltd.のシステムソフトウェアのブロックに関するメッセージの横にある 許可 をクリックします。

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macOS 11.0、12.0の場合は 詳細 をクリックしてDr.Webコンポーネントを選択します。
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macOS 13.0および14.0
1.アップルメニュー に移動します。
2.システム設定 をクリックします。
3.プライバシーとセキュリティ をクリックします。
4.このセクションで、「一部のシステムソフトウェアでは、使用する前に確認が求められます。」 まで下にスクロールし、詳細 をクリックします。
5.設定のロックを解除するために、ポップアップにユーザー名とパスワードを入力します。
6.Dr.Web コンポーネントの横にあるトグルをオンにして、ОК をクリックします。 |
macOS 15.0以降のバージョン
1.アップルメニュー に移動します。
2.システム設定 をクリックします。
3.一般 をクリックし、ログイン項目と機能拡張 を選択します。
4.機能拡張 サブセクションで エンドポイントセキュリティ機能拡張 まで下にスクロールし、その横にある をクリックします。
5.Dr.Web Spider のトグルをオンにして、ОК をクリックします。
6.機能拡張 サブセクションで ネットワーク機能拡張 まで下にスクロールし、その横にある をクリックします。
7.Dr.Web Firewall のトグルをオンにして、ОК をクリックします。 |
フルディスクアクセスを有効にするには
macOS 12.0以前のバージョン
1.アップルメニュー に移動します。
2.システム環境設定 をクリックします。
3.設定を使用できない場合は、それらのロックを解除してください。その場合は下部にある をクリックし、ユーザー名とパスワードを入力します。
4.セキュリティとプライバシー をクリックします。
5.プライバシー をクリックします。
6.フルディスクアクセス をクリックします。
7.許可するコンポーネントのリストにDr.Webコンポーネントを追加します。
8.再起動 をクリックして変更を適用します。 |
macOS 13.0以降のバージョン
1.Dr.Web メインウィンドウで を選択します。
2.設定 ウィンドウで 全般 セクションを選択します。
3.アクセスを許可 をクリックします。
4.開いたウィザードで システム設定を開く をクリックします。
5.Dr.Webアイコンが表示されるまで、ウィザードの指示に従ってクリックします。
6.ウィザードで指定されたシステム設定セクションに、Dr.Webアイコンをドラッグ&ドロップします。
7.ポップアップにユーザー名とパスワードを入力して確定します。
8.終了して再開 をクリックして変更を適用します。

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アクセスを許可 ボタンがグレー表示されている場合は、フルディスクアクセスがすでに許可されています。
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アンチウイルスネットワーク管理者またはITプロバイダから .cfg 形式の設定ファイルが提供されている場合は、ライセンスの有効化 セクションでDr.Webを接続できます。集中管理サーバーへの接続パラメータは自動的に設定されます。
.cfgファイルを使用して端末に接続するには
1.Dr.Web メインウィンドウで ライセンス を選択します。
2.有効化 をクリックします。
3.ライセンスの有効化 ウィンドウで アクティベーションファイル タブを開きます。
4..cfg ファイルを点線の長方形ボックスにドラッグするか、Mac上でファイルをクリックして選択します。
5.有効化が完了すると、サーバーへの接続パラメータが自動的に設定されます。 |
アンチウイルスネットワーク管理者から証明書または .pub 形式のパブリック暗号化キーが提供されている場合は、接続パラメータを手動で設定できます。
サーバー接続パラメータを手動で設定するには
1.メインウィンドウで をクリックします。
2.設定 ウィンドウで モード セクションを選択します。
3.設定を使用できない場合は、それらのロックを解除してください。その場合は下部にある をクリックし、ユーザー名とパスワードを入力します。
4.集中管理モードを有効にする チェックボックスにチェックを入れます。集中管理モードが有効になると、最後の(前回の)接続のパラメータが復元されます。
5.サーバー接続に必要なサーバーIPアドレスとポート番号を指定します。
6.証明書または .pub 形式のパブリック暗号化キーファイルを点線の長方形ボックスにドラッグするか、Mac上でファイルをダブルクリックして選択します。
7.認証 サブセクションを展開します。
8.新規端末として接続 オプションを無効にします。ワークステーション承認の追加パラメータを指定します。
•端末ID
•パスワード(サーバーで登録するためにコンピューターに対して割り当てられたもの)
•トラフィック圧縮モード
•トラフィック暗号化モード
入力された値はキーチェーンを使用して保存されます。サーバーに再接続する際にこれらを再度入力する必要はありません。
9.接続 をクリックします。 |
新しい端末を接続する
管理者がサーバー上に端末を作成していない場合は、新規端末として接続できます。アンチウイルスネットワーク管理者またはITサービスプロバイダに連絡して、集中管理サーバーに接続するための証明書またはパブリック暗号化キーと、パラメータを取得してください。
新しい端末を接続するには
1.メインウィンドウで をクリックします。
2.設定 ウィンドウで モード セクションを選択します。
3.設定を使用できない場合は、それらのロックを解除してください。その場合は下部にある をクリックし、ユーザー名とパスワードを入力します。
4.集中管理モードを有効にする チェックボックスにチェックを入れます。
5.サーバー接続に必要なサーバーIPアドレスとポート番号を指定します。
6.証明書または .pub 形式のパブリック暗号化キーファイルを点線の長方形ボックスにドラッグするか、Mac上でファイルをダブルクリックして選択します。
7.認証 サブセクションで 新規端末として接続 オプションが有効になっていることを確認してください。
8.接続 をクリックします。 |
スタンドアロンモード
集中管理モードを無効にして、Dr.Webをスタンドアロンモードに戻すことができます。
このモードに切り替えると、すべてのアプリケーション設定が前回の設定、またはデフォルトの設定に戻り、Dr.Webコンポーネントを再び使用できるようになります。
スタンドアロンモードでの動作には、有効な個別の ライセンスキーファイル が必要となります。集中管理サーバーから受け取ったライセンスは、このモードでは使用できません。必要に応じて、個別のライセンスを 有効化 することができます。
スタンドアロンモードに戻すには
1.メインウィンドウで をクリックします。
2.設定 ウィンドウで モード セクションを選択します。
3.設定を使用できない場合は、それらのロックを解除してください。その場合は下部にある をクリックし、ユーザー名とパスワードを入力します。
4.集中管理モードを有効にする チェックボックスのチェックを外します。
5.無効にする をクリックして操作を確定してください。 |
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