自律コピーを起動する

Dr.Web for Linuxは、特別なモードである、自律コピーとしての実行をサポートしています。

Dr.Web for Linuxグラフィカル管理インターフェースが自律コピーとして 実行 されている場合は、一連のサービスコンポーネント(Dr.Web for Linuxのバックグラウンド動作設定デーモン drweb-configd、Scanner、スキャンエンジン)と連携して動作し、ソフトウェアの実行中のインスタンスをサポートするために実行されます。

自律コピーとして動作するDr.Web for Linuxグラフィカル管理インターフェースの特徴:

Dr.Web for Linuxグラフィカルユーザーインターフェイスを自律コピーとして実行するには、有効なキーファイル が必要です。 集中管理 モードでの操作はサポートされていません(集中管理サーバーからエクスポートされた キーファイル をインストールすることができます)。この場合、Dr.Web for Linuxが集中管理サーバーに接続されている場合であっても、自律コピーモードで検出された脅威について集中管理サーバーには 通知されません

グラフィカル管理インターフェースの自律コピーとしての動作をサポートする全ての追加コンポーネントは、現在のユーザー下で起動され、そのセッション用に個別に生成された設定ファイルで動作します。

使用されるすべての一時ファイルとUNIXソケットは、自律的コピーの起動時に作成される固有の名前を持つディレクトリ内にのみ作成されます。一時ファイルのために、システムディレクトリ内に固有の一時ディレクトリが作成されます(このディレクトリへのパスは TMPDIR 環境変数内で取得できます)。

グラフィカル管理インターフェースの自律コピーではSpIDer GuardとSpIDer Gateを 起動 することはできません。Scannerでサポートされている ファイルスキャン隔離管理 の機能のみ利用することができます。

必要なすべてのパス(ウイルスデータベース、スキャンエンジン、サービスコンポーネントの実行ファイルへのパス)はデフォルトで指定されているか、特別な環境変数から取得できます。

同時に実行することのできるグラフィカル管理インターフェースの自律コピーの数に制限はありません。

グラフィカル管理インターフェースの自律コピーがシャットダウンされると、一連のサービスコンポーネントも終了します。