隔離の管理

このセクションの内容:

概要

隔離された脅威にアクションを適用する

隔離されたオブジェクトの詳細を見る

概要

Dr.Web for Linuxによって隔離されたオブジェクトのリストは専用のページに表示されます。ページを開くには、ナビゲーションペイン をクリックします。

図 17. 隔離管理ページ

隔離されたファイルが存在する場合、すべての脅威について以下の情報がリストに表示されます。

悪意のあるオブジェクトの名前

隔離内のオブジェクトに対して適用する アクション

脅威 の名前(Doctor Webの分類による)

隔離された脅威にアクションを適用する

隔離内にあるオブジェクトにアクションを適用するには、該当する脅威に関する情報が含まれた行内の任意の場所で右クリックし、表示されたショートカットメニューから必要なアクションを選択します。複数のオブジェクトに対して1つのアクションを適用する場合、該当する行を選択し、任意のエリアで右クリックします。複数の行を選択するには、CTRL キーまたは SHIFT キーを押したまま選択します。

CTRL キーを押すと、複数の行を一度に選択できます。

SHIFT キーを押すと、連続する複数の行を選択できます。

メニューには以下のアクションが含まれています。

復元- 選択されたオブジェクトを元の場所に復元します。

次の場所に復元 - 選択されたオブジェクトをファイルシステム内の指定された場所に復元します(復元先の場所を選択するウィンドウが表示されます)。

削除 - 選択されたオブジェクトを永久に削除します。

再スキャン - 選択されたオブジェクトを再スキャンし、可能であれば修復します。

選択されたアクションがオブジェクトに対して問題なく適用されると、該当する行が表内から自動的に削除されます。アクションの適用に失敗した場合、該当する行はアクティブな状態のままで赤くなり、アクション フィールドにエラーの詳細が表示されます。

隔離されたオブジェクトに対してアクションを適用する際、アプリケーションの権限 を昇格する必要が生じる場合があります。いずれかのユーザーによって隔離に移されたオブジェクトに対してアクションを適用する場合などです。

隔離されたオブジェクトの詳細を見る

隔離されたオブジェクトに関する詳細を見るには、該当する行で右クリックし、表示されたメニューで 詳細 を選択します。オブジェクトの情報が含まれたウィンドウが開きます。複数のオブジェクトに関する詳細を見る場合は、コンテキストメニューを開く前にそれらのオブジェクトを選択してください。

図 18. 隔離されたオブジェクトの詳細

このウィンドウには以下の情報が表示されます。

脅威 の名前(Doctor Webの分類による)

オブジェクトが隔離に移された日時

オブジェクトが移された隔離の 種類

最後に適用されたアクションとその結果

隔離されたファイルシステムオブジェクトに関する詳細:名前、所有者、最終変更日、ファイルシステム内のオブジェクトのパス

脅威名をクリックすると、その説明がシステムにインストールされているブラウザで開きます(Doctor Web公式サイトのページが開きます。インターネット接続が必要です)。

表示された情報をテキストファイルに保存する場合は エクスポート をクリックします(ボタンをクリックすると、ファイル参照ウィンドウが開きます)。脅威とオブジェクトの説明ウィンドウを閉じるには 閉じる をクリックします。