Dr.Web Server for Windows OSアップグレード

次のアップグレード方法があります:

バージョン11以降のDr.Web Serverのアップグレードは、インストーラによって自動的に実行されます。

バージョン12以降のDr.Web Serverのアップグレードは、Control Centerから行うこともできます。手順については、管理者マニュアル の Dr.Web Serverのアップグレードとバックアップからの復元 セクションを参照してください。

バージョン6または10からアップグレードする必要がある場合は、まずバージョン11へアップグレードし、そこからバージョン13へアップグレードします。

Dr.Web Serverをアップグレードする前に、Dr.Web Agentのアップグレード セクションをお読みください。

バージョン13内でのすべてのDr.Web Serverのアップグレードがディストリビューションキットを持っているわけではありません。Control Center経由でのみインストール可能な場合もあります。

設定ファイルの保存

インストーラを使用してDr.Web Serverをバージョン13にアップグレードする場合、設定ファイルはアップグレード中に Dr.Web Serverの重要なデータをバックアップ オプションで指定したバックアップフォルダ(デフォルトでは <installation_drive>:\DrWeb Backup)に保存されます。

以下の設定ファイルが保存されます。

ファイル

説明

agent.key(名前は異なる場合があります)

Dr.Web Agentライセンスキーファイル

auth-ads.conf

Active Directoryを使用した管理者の外部認証用の設定ファイル

auth-radius.conf

RADIUSを使用した管理者の外部認証用設定ファイル

auth-ldap.conf

LDAPを使用した管理者の外部認証用設定ファイル

auth-ldap-rfc4515.conf

LDAPを使用した管理者の簡易外部認証用設定ファイル

auth-ldap-rfc4515-check-group.conf

Active Directoryグループメンバーシップを検証する、LDAPを使用した管理者の簡易外部認証用テンプレート設定ファイル

auth-ldap-rfc4515-check-group-novar.conf

変数を使用してActive Directoryグループメンバーシップを検証する、LDAPを使用した管理者の簡易外部認証用テンプレート設定ファイル

auth-ldap-rfc4515-simple-login.conf

LDAPを使用した管理者の簡易外部認証用テンプレート設定ファイル

auth-pam.conf

PAMを使用した管理者の外部認証用設定ファイル

enterprise.key(名前は異なる場合があります)

Dr.Web Serverライセンスキーファイル - このファイルは、以前のバージョンからのアップグレード時に存在していた場合に保存されます。新しいDr.Web Server 13をインストールする場合、このファイルはありません

drwcsd-certificate.pem

Dr.Web Server証明書

download.conf

Dr.Web Agentインストールパッケージを作成するためのネットワーク設定

drwcsd.conf(名前は異なる場合があります)

Dr.Web Server設定ファイル

drwcsd.conf.distr

デフォルトパラメータを含むテンプレートDr.Web Server設定ファイル

drwcsd.pri

プライベート暗号化キー

dbexport.gz

データベースのエクスポート

drwcsd.pub(名前は異なる場合があります)

パブリック暗号化キー

frontdoor.conf

Dr.Web Serverリモート診断ユーティリティの設定ファイル

openssl.cnf

HTTPS用のDr.Web Server証明書

webmin.conf

Dr.Web Security Control Center設定ファイル

yalocator.apikey

Yandex.Locator拡張機能のAPIキー

必要に応じて、他の重要なファイルをDr.Web Serverインストールフォルダ以外のフォルダに保存します(\var\templates フォルダに保存されているレポートテンプレートなど)。

データベースの保存

アップグレードを実行する前に、Microsoft SQL DBMSで大文字と小文字を区別する(_CS)およびアクセントを区別する(_AS)照合接尾辞が指定されていることを確認してください。そうでない場合、自動アップグレードはできなくなります。

 

アップグレードする前に、使用するDBMSがDr.Web Serverバージョン13でサポートされていることも確認してください。サポートされていない場合は、自動アップグレードはできません。サポートされるDBMSのリストは、付録付録A. DBMSの設定とDBMSドライバのパラメータ を参照してください。

Dr.Web Enterprise Security Suiteソフトウェアをアップグレードする前に、データベースをバックアップすることを推奨します。

データベースをバックアップするには

1.Dr.Web Serverを停止します。

2.データベースをファイルにエクスポートします。

バージョン13より前のDr.Web Serverの場合

"C:\Program Files\DrWeb Server\bin\drwcsd.exe" -home="C:\Program Files\DrWeb Server" -var-root="C:\Program Files\DrWeb Server\var" -verbosity=all exportdb <backup_folder>\esbase.es

バージョン13以降のDr.Web Serverの場合

"C:\Program Files\DrWeb Server\bin\drwcsd.exe" -home="C:\Program Files\DrWeb Server" -var-root="C:\Program Files\DrWeb Server\var" -verbosity=all modexecdb database-export <backup_folder>\esbase.es

外部データベースを使用するDr.Web Serverでは、データベースと一緒に提供される標準ツールを使用してください。

Dr.Web Enterprise Security Suiteデータベースのエクスポートが正常に完了したことを確認してください。データベースのバックアップコピーが使用できない場合、非常時にDr.Web Serverを復元できません。

Dr.Web Serverのアップグレード

Dr.Web Serverをアップグレードするには、ディストリビューションファイルを実行します。

デフォルトでは、インストーラはOSの言語を使用します。必要に応じ、インストーラウィンドウの右上部にある該当するオプションを選択することで、手順のどの時点でもインストール言語を変更できます。

 

外部Dr.Web Serverデータベースを使用する場合は、アップグレード中に 外部データベースを使用 も選択します。

ODBC接続経由でOracle DBを外部データベースとして使用する場合、Dr.Web Serverをインストールまたはアップグレードする際に、Dr.Web Serverインストーラ設定内でビルトインOracle DBMSクライアントのインストールを無効にしてください(データベースのサポート → Oracleデータベースドライバ セクション)。

この操作を行わない場合、ライブラリの競合により、ODBC経由でOracle DBと連携できませ ん。

 

1.バージョン11、12からのアップグレードとバージョン13内でのアップグレードではウィンドウが開き、インストールされている前回のバージョンのDr.Web Serverについての通知と新しいバージョンへのアップグレード手順の簡単な説明が表示されます。アップグレード手順を開始するには、アップグレード をクリックします。

2.次のウィンドウでは、以前のバージョンのDr.Web Serverをアンインストールする前の、重要なデータのバックアップ設定を行うことができます。Dr.Web Serverの重要なデータをバックアップ にチェックを入れることを推奨します。必要に応じて、バックアップフォルダをデフォルトの設定(<installation_drive>:\DrWeb Backup)から変更できます。以前のバージョンのDr.Web Serverのアンインストールを開始するには、アンインストール をクリックします。

3.以前のバージョンがアンインストールされた後、Dr.Web Serverの新しいバージョンのインストールが開始されます。製品に関する情報と使用許諾契約のテキストへのリンクを含むウィンドウが開きます。使用許諾契約を読み、インストールを続けるには 使用許諾契約に同意します を選択し、次へ をクリックします。

4.次のステップでは、既存のデータベース を使用するDr.Web Serverを構成します(前回のインストールの設定ファイル を使用したDr.Web Serverのインストール プロセスと同様)。インストールウィザードは、前回のインストール時のDr.Web Serverインストールフォルダと設定ファイル、組み込みデータベースの場所を自動的に検出します。必要に応じて、インストーラが自動検出したファイルの場所をユーザーが変更できます。

5.Dr.Web Serverバージョン13のインストールを開始するには、インストール をクリックします。

アンチウイルスネットワークのDr.Web Serverアップグレード完了後は、以下の操作が必要となります。

1.接続されているDr.Web Serverの暗号化と圧縮を設定します(管理者マニュアル複数のDr.Web Server間の接続設定 を参照)。

2.Dr.Web Security Control Centerへの接続に使用しているWebブラウザのキャッシュをクリアします。